!!最初に注意!!
このページは、脇田能宏が子どもと自分達の予防接種をどうするかを決めたときに調べたこと、考えたことを雑感としてまとめたものです。このページは医学の専門家によってかかれたものではありません。もしこのページを読んでいるあなたが、自分や誰かの予防接種をどうするかについて悩んでいるのだとしたら、このページを判断のよりどころにはしないで下さい。信頼できる主治医や相談できる専門家の意見、出自が明確な書物の情報などを元に、あなた自身で判断をしてください。
ちなみに、世の中に出回っている「予防接種」関連の本は、接種推進派と接種慎重派で随分と異なったことが書かれています。どちらの立場の人たちの中にも、根拠薄弱で粗雑な主張を放言する人がいますし、正確な議論を試みている人もいます。最初に出会った主張に振りまわされないで、冷静な判断をするようにしてくださいね。家族の健康にかかわることですから。
おたふくかぜ (2001.1.1)
語句の説明
参考とした資料
我が家の場合、二人目のなおきの出産の翌日、一人目のひろき(3歳)が「ほっぺがいたぁい(@;-;@)」とベソをかいて起きてきました。ひろき自身は、朝食に出されたヨーグルトを一口食べると「なおったぁ(@^-^@)」と証言し、以後一度も痛がらないという、なんとも軽症な罹患で済みました。が…、その2週間後、妻に来ました。(^-^;
妻のほうはひどいもんでした。顔の腫れ方もひどかったし、とにかく物が食べられない。おかゆですら「ツバが出るから」食べられないのです。おたふくは耳下腺というツバを出すところが腫れますから、ツバが出ると痛むのです。「今梅干しなめたら地獄だね」と力ないジョークが飛び交っていました。
「親は『かかった』っていってたのにぃ」とブツブツ言っていたさきこですが、実はおたふくかぜは「何度もかかる」ことがあるそうです。(^-^; 但し、純正のおたふくかぜ(ムンプス)は一度だけ、それで終生免疫がつきます。ところが、「おたふく症状(@^-^@)」を起こす急性耳下腺炎はパラインフルエンザウイルスなどの別の病原体でも起きる(IDWR1999年第15週)ものだから、親の「あんたはやった」という証言があてにならないわけです。クラスでの流行具合などでムンプス(純正おたふく)とわかった場合以外は、本物かどうかわからないということですね。
そうそう、成人男子の場合はおたふくから睾丸炎・副睾丸炎になる可能性があるようです。まことしやかに「おとなのおたふくはヤバイ」とささやかれているのはこれですね。ただ、両睾丸が完全に機能廃止する例はごく稀だそうです。(予防接種の手引き 6.ワクチン別の注意/おたふくかぜ)
ところで、出産早々おたふくにかかった早紀子ですが、あろうことかそのまま母乳をなおきにやっていました。(^-^) 特におたふくは新生児に禁忌がないそうなので。ところが…、なおきは発症しませんでした。「こんなことってあるのかのなぁ」「じつはこのプニプニとしたほっぺたは…」などと話をしていましたが…。もしかしたら不顕性感染かもしれません。おたふくは1/3程度不顕性感染となるそうです。(予防接種の手引き 6.ワクチン別の注意/おたふくかぜ)
さて、おたふくのワクチンですが、MMRの髄膜炎騒動で派手に花火をぶち上げました。MMRは他の予防接種に比べて、2桁多い健康被害を出しました。(予防接種健康被害救済給付認定状況厚生省『予防接種と子どもの健康』攻略本) MMRの副反応の殆どは、おたふくのワクチンによる無菌性髄膜炎によるものです。
髄膜炎の発生率は自然感染と同等以下だという主張はあります。しかし、当初厚生省は10万〜20万人に1人という、何の根拠も無い数字を出していました。実際には統一株(MMRに使われていた)では1000人に1人という髄膜炎の発生率でした。(予防接種の手引き 6.ワクチン別の注意/おたふくかぜ) こんなに安全性確認が粗雑なワクチンは信頼できません。潜んでいる重大な問題を見落としている可能性が高いからです。さすがに子どもに無条件で打つ気にはなれません。
「大人になるまでにかかってなければ予防接種を考える」というのが、今のところの私たちの考えです。ちなみにおたふくかぜ(ムンプス)の免疫を持っているかどうかは、血液検査で確認することができます。
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