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一方の責任だという雰囲気があるとき もし、子育てのうち「そばにいる・世話をする」のは妻の責任だと夫が思っていたとします。もちろん彼は無責任な人なのではなくて、「お金を稼ぐ」責任は自分にあると思っています。一方妻は、自分も働きたいと思ったとします。 まぁ昨今の情勢からいって、妻が働くこと自体には「理解」を示すことが多いでしょう。仮に「難色」を示したとしても、勤労は義務であり権利でありますから無理に止めさせるわけにはいきません。いきませんがしかし、「子供のそばにいる・世話をする」責任が果たせる程度に仕事をセーブするよう求めるというのはよくある話です。また、妻が両立に苦しんでいるのを見ても「好きでやってることだから」と他人事のようだったり、逆に、「大変なら仕事辞めたら?」とやさしく声をかけてくれるかも。 この場合はまず、負担が偏るのは当然でしょう。夫も「仕事にさしつかえない範囲」かつ「自分の気が向く範囲」で手伝ってはくれるかもしれないし、その「範囲」がたまたまかなり広くて量的には半分近くなることもありうるけど、肝心なときの穴埋め(急な病気で休むなど)は妻がかぶることになります。 さて、こういう場合に妻の取りうる戦略としてどういうのがあるでしょう? まずは、妻のタイプによっておおざっぱに分けて考えた方がわかりやすいでしょう。 (1)で難しい点: (2)で難しい点: (1)(2)で共通する点はといえば、理性的な話し合いだの工夫だのいったものを夫が意識的にか無意識的にか避けて、のらくらしていれば現状維持派(=夫)が常に「勝つ」ということ。これは重要な点です。ここから出発して妻が「勝って」夫が「負ける」ってことは通常ありえないわけ。 けれど、そもそも妻が「勝って」夫を「負かそう」としているわけじゃないのだ。二人ともが心地よい暮らし方を探して動いていこうとしているだけ。だからここはやっぱり、「両方が得する風景」をリアルに描いて見せる(誘う)のが戦略的にはきっと正しいのでしょう。歩いていってみると結局、「あ、この方がけっこう気持ちいい」と合意がとれることはけっこうありそう。 |