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給料に差があるとき 給料に差があるときは、どちらかが休まなければならないとき、どちらかが早く帰らなければならないとき、給料の低い方の人が引き受けがちです。例えば、どちらが育休を取るかというとき、短期的・金銭的に考えればそりゃ低い方の人が休んだ方が得だもんね。 ただ、いつもそうしていれば当然、差はさらに開いていきます。任せてもらえる仕事の質(つまりはやりがい)ももちろん違ってきます。いつでも家庭との両立を考えなければいけない方の人は、そのうち一人前とはみなされなくなって、正社員でいられなくなるかも。つまりは違う働き方、違う収入というパートナーシップになるわけです。それらも含めて考えてどういう道を取るのかよく話し合った方がいいでしょう。 私たち夫婦は、同じ年齢、同じ学歴、会社は違うけれどメーカー勤務なので、就職してすぐのころはほとんど同じ年収でした。それが、私の方だけ産休・育休・育児短時間勤務をとったことにより、フルタイムに復職したあともはっきり(1割くらい?)の差がついてしまいました。 二人目のときは夫の側が育休を取ることに決めました。短期的にはやや損だったかもしれませんが、私たち夫婦にとって居心地のよいバランスを保つには「これしかない」選択でした。「私も、オリない」ことを内外に明確に示したことで、長い目で見ると金銭的にも得になると思っています。 ただし、上記は、少なくとも形式的にはほぼ同等の仕事状況を、継続して辿ってきた場合のことをいっているわけです。もっと大差があるとき、そんな能天気なことをいっていられるのか? いったん退職して求職中の場合、あるいはパートの場合これから仕事を探そうというとき、あるいはパートなどで極端に差が開いている場合はどうでしょうか。この場合、現実に、生活費の多くは片方が担っているわけですから、そこがぐらつくのは困るでしょう。 この状況からバランスを少しずつ動かしていくことを考えるには、
いったんフルタイム常勤をオリてしまったあと、上記の1. のようなことを検討するのはかなりしんどいことです。育児負担などを負ったままでその方向に進もうとすればなおさらです。もちろん、そのコースを辿ってきた人はたくさんいます。 ほんとうは、まず 3. を検討すべきだというのが私の個人的な見解です。これが成功すれば、金銭的・時間的余裕をある程度キープしつつ、給料の少ない側の仕事を模索していくことができます。 しかし、このアプローチで成功した話はなかなか聞きません。時間の長さで勝負しない価値の出し方を考えていけば方法がある…場合が多いと思うのですが。困難はおそらく、仕事のやりかたを変えるモティベーションが本人には(その時点で)感じられないことが多いということ、それと、仕事のみをしている間には実際、視点を変え新たな働き方を発見することが難しいということがあるのでしょう。 この点については、また別項で検討します。 |