だんご三兄弟 夫婦で育児by わきたさきこ home 掲示板 メール  
さまざまな場面

保育園に預ける

我が家の場合、子供が生まれる時点で、共働きを続けることは決めていたから、保育園に預けることは迷いようがありませんでした。でも、子供を預けるということがどういうことなのか、事前にはなかなか実感として持てないから、そこがネックになって仕事を辞めようかどうしようか悩んでいる人も多いことでしょう。

私も実はよくわかってなくて、「私が囲い込んで育てて、煮詰まったり縛り付けたりするよりはよかろう」という程度の消極的な確信があった程度。

預けてみたら、まずそのいきとどいたケアに感心しました。0歳児クラスは子供9人に対して、担任保母3人、パート保母1人、看護婦1人。もちろん調理などは別の人がやってるわけだから、家で親が専業で見ているよりずっと手厚いのだ(専業といっても家事・雑事があり、だらけたりもするわけだから)。おいしくて安全でバラエティーに富んで、一人一人の食べやすさにも配慮した離乳食。沐浴、着替え。遊びの環境づくり。外遊び。

預け始めてすぐに、先生方がひとりひとりに目と手と気持ちをかけてくださっていることと、なにより私自身にとって、一人で子育てをしなくていいし、気分転換の時間があるので、預ける前より子供がかわいく思えることは実感できました。ただ、4月に満4ヵ月で預け始めた我が子が実際なにを思っているのかは、わからなかったのですが。

夏の盛りを過ぎてハイハイができるようになると、本人の意思というものもかなりはっきりしてきました。それに、親の生活が軌道にのってきたことにもよるのか、秋頃になると、子供が親のことも、先生のことも、友達のこともほんとうに大好きで、いろいろな人と関わる中で成長しているということがごくあたりまえに腑に落ちるようになってきた。子供が保育園にいる間というのは、別にただ親を待っているわけではなくて、そこで生活して成長する時間なのです。

保育園+家の生活で、子供にとって必要なものが自然に揃うという環境は、実はたいへんありがたいことなのかもしれません。

ちなみに、我が家だけでは欠けがちなもので、保育園にはあるもの:
タテ・ヨコ・ナナメ豊富な人間関係、大型おもちゃ、ビデオを見ない時間、外遊び、季節行事、畑仕事、手作りおやつ、親のいない時間など

 

資料

保育園での子供の育ちのイメージがつかめる本
「保育園児はどう育つか」小出まみ著 ひとなる書房(1300円)

保育園の基礎知識
「はじめての保育園」保育園を考える親の会編 主婦と生活社(1400円)

卒園児からみた保育園
「ほ育園のお手伝い」

家と園をつなぐ連絡帳
ひよこぐみのひろき

Topic

育休父さんの観察日記(10月分)- 「登園で泣くとき」


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卒園児からみた保育園

小学校4年生の子が、自分の古巣で「お手伝い」をした感想文です。子どもの視点が、あたたかく確かで、その子が受けてきた保育の質の高さが伝わってくる気がします。この作文を紹介してくださった園長先生と、ご本人親子の承諾をいただき、掲載させていただきます。

「ほ育園のお手伝い」

ぼくは、夏休みにほ育園のお手伝いをしました。 その中で、一番おもしろかったのは、赤ちゃんのいる赤組さんのお手伝いです。

夏休みの自由ほ育の時に、赤組さんのマキちゃんの世話をしました。 最初にマキちゃんを見た時、ぼくは、男の子かと思ってしまいました。 でも、赤組の先生に「マキちゃんは、女の子だよ」と聞いてびっくりしました。

赤組の子は、最初、ぼくをじーっと見て、はずかしかったです。 でも、すぐになれてしまいました。

砂場へ行く時、まだ歩けない子を、うば車に乗せて、おしてあげました。 ぼくが、砂山を作ると、ちょっと目をはなしたすきに、 にこにこしながら、こわしにきます。 きっとこわすつもりがなくても、遊ぼうとしてさわると、こわれるんだと思いまし た。

食べる時は、生まれて間もない子は、細かくしないと食べれません。 少し大きい子は、大きい子と同じ位の物を食べますが、 きらいな物があると、先生がむこうを見ている間に、ぽいっと下へ捨てちゃう子もい ます。

ねかす時は、タカシくんは「コンコンクシャン」の歌を歌うとよくねます。 ほかにもせなかをトントンすると、ねる子、おでこをさするとねる子もいます。 でも、ナオキくんやシンゴくんは、ほっといてもぱたっとねてしまいます。 ハルキくんは、みんなよりおそくねても、早く起きます。

おむかえの時、ぼくがまどから見て教えてあげると、ユイカちゃんは「ママ、ママ」 と言います。 おむかえにくると、はっとする子、ぼーっとしている子もいます。 お母さんがきて、かばんをとりにロッカーまで行ったのに、 そこにおもちゃがあると、また遊びだしてしまう子もいます。

ゆうぎ室の前のたなにある動物のもけいを、みんなで見ている時、 ユウスケくんが後ろの方で見ていたので、ぼくは、だき上げてあげました。 すると、すぐ近くで、すごくくさいにおいがして、 ユウスケくんをおろすと、ユウスケくんのズボンから、やわらかいウンチがはみだし ていました。 それがなんと・・・ぼくのズボンにもついていたのです。 すぐに先生が新しいズボンを出してくれたので助かりました。
(いつも先生に助かる助かると言われているけど、あの時は、こっちが助かりまし た)

ぼくがブロックでおもちゃを作ると、たいていの子は、それで遊ぶけれど、 マサシくんは、ぼくが作っている物と同じ物を作ろうとしたり、 それをかいぞうしたりして遊びます。

ダイゴくんは、よくけんかをするけれど、ちゃんと意味があります。 先生にトイレに行くように言われても遊んでいて、 みんなより後にトイレに行っている間にダイゴの作ったおもちゃを、 おむつの子やトイレから帰ってきた子がとったり、こわしたりしたので、 ダイゴくんがおこってけんかになったこともありました。

マキちゃんはとても頭がいいと思います。 先生にトイレに行くように言われたら作っていたおもちゃを先生にあずけて行きま す。 ほかにもマキちゃんに「パパどこにおる?」ときくと「カイシャ」と言うし 「ママどこにおる?」と聞くと「カイシャ」。 「じゃマキちゃんはどこにおる?」と聞くと「ホイクエン」とちゃんと答えます。

ぼくは、自分が赤組の時、どんな赤ちゃんだったかと思い、母ちゃんにきいてみまし た。

母ちゃんは 「牧野先生が『たかちゃんは、せまい所が大好きで“たかちゃんどこ?”ってきくと “とと(ここ)”って指しゃぶりしながらベットの下から出てきた』と言っていた よ」 と教えてくれました。

学校にいる時も、ほうかになると、つい気になって、けやき門から ほ育園を見ています。 そして、赤組さんの子が外で遊んでいると手をふります。 すると、赤組さんの子も「たかちゃーん」と言って手をふってくれます。

赤組さんの子どもは、みんなにてるけど、すこしずついろんな所がちがっています。 そのちがう所が、みんなかわいいし、それがいいんだと思います。 来年の夏休みも、ぼくは赤組さんに行って赤組さんの子の世話をしたいと思います。

(名前は仮名)

園と家庭をつなぐ連絡帳

一日の仕事を終えてお迎えをしたあと、「今日のひろきはどんなだったのかな?」と連絡帳をのぞくのはとても楽しい瞬間でした。以下は、ひろきの連絡帳からの抜粋。斜字体部分は編集コメントです。

ひよこぐみ(〇歳児クラス)のひろき

4/26 今日は離乳食のあと、ベッドの上で腹ばいになり、顔をあげ、隣のベッドにいたひかりちゃんが「アーアー」と話しかけているのを、とってもにこやかな顔で聞いていたようです。嬉しそうに手足もバタバタさせていました。

6/10 遊ぼうと思っているとエプロンで顔を隠してチュッチュッと吸い始め眠る態勢(?)を作ってしまおうとするひろくんです。また目を覚ましたら遊ぼうと意気込んでいる保母達です。

6/16 ひろくんの離乳食が終わり、まだ食べていたひかりちゃんをみて、「ウン、ウン」とおねだりをしていました。その後、保母が食事をしていると、うつ伏せで手をつっぱり満点の笑顔で見つめられてしまいました。「つっちゃかつっちゃか」を保母がするととてもよろこんでくれました。
#子どもが今、「何にウケるか」というのは園と家庭とそれぞれよく観察しておいて知らせあうと楽しい。

7/1 保母の顔色を見て、困った顔をしたり泣いたりとその表情があまりにもかわいくて、ついいじわるをしてしまったりします。

8/9 本当に毎日以前に増して成長が見られますね…。今日もいつの間にか、違う場所にいてひろくんスマイルをしていたので、びっくりするやら嬉しいやらでみんなで笑ってしまいました。汗ばんで、床にぴったりとしてしまいながらも必死でハイハイをしていました。

8/31 今日は午前中眠そうにしていたので、ゴロンとしてみたのですがひかりちゃんと顔を見合わせ「キャッキャッ」としておりなかなか眠れず、ひかりちゃんが眠ってしまうとひろくんもつられてスーッと眠っていました。食後ちたか君とつるんでいろいろ室内を探索していました。

9/8 後追いをして、保母が移動するとチョコチョコと這い這いでついてきます。今日もひかりちゃんと頭をスリスリしてみたり、二人で遊んでいるという雰囲気でした。

10/20 室内でカタカタをして御機嫌だったのですが、横から入ってきたお友達にとられてしまい、必死にすがりついて泣いていました。そのあと、ずっと目で追って、カタカタがあくのをまっていたひろき君でした。

10/24 大きなお兄さんお姉さん達がたくさんくるとウェーンと泣いてしまうことが多かったひろきくんですが、今日は、積極的に、自分からすすんでそばに行き、あやしてもらって御機嫌でした。

11/11 ひかりちゃんとひろき君と2人でバギーに乗っていたのですが、ひかりちゃんと2人でバシバシ身体をたたきあって笑っていました。

12/28 今日は、大好きな、うす緑色の車から、自分で出ようと何回もチャレンジしました。一回目は、転んでしまい、ウエーン。2回目は、お姉さん達におさえてもらって、成功。3回目は、何とか自分で成功!

1/6 園庭で遊びました。スベリ台の階段を登りました。登りきるとまた新しい世界が見れた様に大はしゃぎで遠くの保母に一生懸命手を振ってみたり、空を眺め上機嫌でした。今日は保母につきあい遊んでくれた後、泣かずに眠れました。

1/10 (年が明けてから甘えが多くよくぐずることについて)そうですね…。いろいろ考えるより、ひろ君の気持ちをできる限り受け止めたいと思っています。
#この数日後に落ち着きました。

1/30 とっても機嫌の良かったひろき君、バギーに乗って公園まで行きました。芝生の上を歩いている時、通りがかりの夫婦が手を振ってくれて、ひろき君は、少し考えてから、その夫婦の後ろ姿にずーっと見えなくなるまで手をふりつづけていたり、歩きながら、左右に身体が揺れるリズムに合わせて、「フゥーンフゥーン」と歌を歌っていましたよ。
#幸せそう!

2/15 最近、指さしている行動をよく目にするようになりました。公園まで散歩に行くと、大きなトラックや、車がたくさん通るので、通るたびに、指をさして「アッ」「アッ」と言っていて、保母の手を持っていき、「一緒に指さして」というようにもしていました。
#初めての名詞「ブーブ」と「ワンワン」を言ったのはこの4日後でした。

3/1 食事中、ひと通り食べ終わり、お腹が落ち着いてくると周りが見えてくる様で、今日は、けいすけ君やしおりちゃんがスプーンでテーブルをたたいていると、ひろき君も、嬉しそうに…手に丁度持っていたコップでみんなの真似ができて、とっても嬉しそうでした。
#友達といっしょにいて楽しい、友達といっしょに楽しいことをしてもっと楽しいという様子がよく連絡帳に出てくるようになりました。

3/8 公園までお散歩に行ってきました。保母が追いかけてくるのを待っているかの様に、立ち止まっては、木とか壁にかくれているつもりで「ワエー」と首をかしげていました。その顔が何とも言えずかわいかったです。石を口に入れていたヒロくんは先生に口から出させられると、右手に持っていたのを「パクッ」また出されると左手にも持っていてなめていました。ヒロくんの方が「ウワテ」でした。