働くママ&パパのがやがやトーク
→ 教えて!保育園の「午睡」のこと
HP掲載 2007 5/13
●保育園に午睡が… ない! ●
子どもはすでに小学生(2年、4年)なんですが、友人の保育園のことで皆さんの意見をお聞きしたく書きます。
友人の保育園(某地方の民設公営だったかな?)では、年中クラスの4月から午睡がないそうです。友人の子は4月から疲れがかなり出ているらしく、顔に湿疹がでたり、熱を出したり、お迎えの車で寝てしまい、そのまま起きなかったりしているそうです。
早生まれの子はまだ4歳になったばかり。友人の子も1月生まれなので、まだ4歳3ヵ月です。その話を聞いたときはとても信じられないと感じたのですが、皆さんはどう思いますか?
ちなみにうちの子たちの保育園は、年長の2、3月で午睡なしを週1回から慣らしていって、最終的に午睡なしにしていきました。でも、やはり眠くなってしまう子はいて、うちの下の子は3月31日間際まで結構午睡をしていました。学童だって、夏休みは1時間くらい午睡(ゴロゴロしてるだけですが)があるのに。保育園って「午睡をしなければならない」とかいう設置規定はないんでしょうか?
●保育指針を見てみると●
認可保育園は厚労省が定めた「保育指針」というものにそって運営されることになっています。
この保育指針の「第8章 四歳児の保育の内容」「3 ねらい」には、「(4) 午睡など適切な休息をとらせ、心身の疲れを癒し、集団生活による緊張を緩和する。」と定められています。(ちなみに6歳の保育の内容にも同様に書かれています。)
「午睡など適切な休息をとらせ」とあるので、適切な休息を取らせれば午睡ではなくともよいとも解釈できるかもしれませんが、体調や機嫌が悪くなっているようなら、適切な休息を取っていないということでしょうから改善してもらうように園に頼んでみたらどうかと思います。ちなみに私の住む自治体では、4歳児で午睡なしという保育園はありません。
●民営化の動きの中でも「午睡」が話題に ●
うちの保育園でも、昨年の民営化騒動のときに、何回か話題になりました。区立保育園では、そのような話は伺ったことがありませんが、認可保育園の中には、4歳児クラス(幼稚園でいけば年中さんってところですかね)から午睡をなくして、その時間を利用して鼓笛隊やリトミックなどの幼児教育ものの指導をしているところもあったようでした。
「それってどうなんだろう?」という話になり、保育士・障害児教育など乳幼児の発達段階に詳しい父母に意見を求めたところ、「発達段階により個人差がとても大きいので、一概には言えない」としたところで、全体としては、「基本的には、幼児にとって午睡は必要。まして、保育園のように朝早くから夜遅くまで集団生活をする前提なら、疲れを取るために必要。小学校への移行を考えても5歳児クラスからで十分。年度の後半ごろから子どもの様子を見ながら…」という結論に達しました。ご参考になりますでしょうか?
●研究データによると●
これはおそらく『年長』を対象としたデータということを断っておきますが、大学の研究者たちが、未就学児の生活リズムを調査したところ、どうも保育園児より、幼稚園児のリズムのほうがいいという結果が出たそうです。
で、どうしてそうなのかをさらに突き詰めて調査したところ、いきついた結論が午睡の存在だったというのです。午睡をする → 夜寝ない → 朝起きられない →朝食抜きになる → 午前中身体がシャキっとしない → 夜型幼児誕生!という図式になるのだとか。
従来から、保育園の午睡は『子どものため』というよりも、『職員の休息、事務処理時間のため』に存在するとも言われています。ですから研究者たちは、午睡が必要な子はし、必要のない子は、身体を休める程度に静かに過ごす時間にすべきと主張しています。
ひょっとしてそのお友だちの園では、そうした『先端』の研究結果を、やや先進的すぎる形で取り入れているのかもしれませんね。研究者は全廃ではなく、あくまで『子どもの状況に応じての選択制』を主張していることを強調しておきます。
●「育児と眠り」というテーマ ●
「育児と眠り」というテーマには苦労してきました。
『午睡が夜の睡眠に響く』ということについては、幼稚園児を持つ友人との話の中で、私も感じていました。2歳くらいまでは、幼稚園未就園児より保育園児のほうが生活リズムが規則正しいのではないかと思いますが、4〜5歳では幼稚園児のほうが早寝・早起きのような気がします。(個人差や家庭にもよると思いますが)
ただ、友人の幼稚園児の場合は、夜8時前には眠ってしまうとのこと。保育園児の場合は、どうしても夕飯が遅くなりますし9時までに布団に入れることで精一杯、という家庭も多いのでは? 年長児では「寝なくて平気」な子もいるでしょうけど、やはり眠い子には選択肢は必要ですよね。ただでもあわただしい帰宅後の時間に子どもが眠くてキゲン悪くなるのも、正直困るかと思います。
●「午睡なし」へは無理のない移行を ●
卒園した保育所では、年長の3月から週に1度ほど午睡をしない日を設けていましたが、卒園直前まで、ほぼ毎日午睡をしていました。そして、小学校に入学したとたん午睡がなくなり、授業の後は学童で、クタクタになって帰ってきます。そのため夕食を作っている途中に食卓で眠ってしまったり、食事中に居眠りを始めたり。さすがに学校ともなると、授業の復習やら、翌日の教科書の準備やら、本人がやることがあるので、本当に困ります。
もうちょっと、子どものことを考えて、無理なく午睡のない生活に慣れさせるようにしてほしかったと思います。
●いろいろあるんですね ●
保育園は午睡があって当たり前、と思っていましたが、いろんなお話を聞き、なるほどなーと考えさせられました。我が家の場合、3歳くらいから休みの日は午睡なしで過ごし、夜早く寝てくれるので親も助かっています。ただ、夕方から機嫌も悪くなるのでその時間しっかり相手してやるようにして夕食も眠くなる前に、と17時過ぎにとってます。
保育園で午睡なしになると、毎日の寝かせつけから開放されるだろう、という魅力があるのですが、一方で全般的に人手不足の園生活、ちょっと疲れた子どもたちをまとめてみていられるか心配です。
そして平日のわずかな家族の時間なのに、疲れて夕食時に子どもが不機嫌なのでは、子どもが本当に家には帰って寝るだけ(サラリーマンみたいだ)になってしまいそうで、やはり多少生活リズムが狂っても夕食を楽しく過ごせるように、そのためには午睡してもらわねば、とも考えてます。
うちの4歳は午睡時間目一杯寝るタイプですが(まわりが大騒ぎしても寝てるらしい)、軽めの午睡にしてもらうといいのかなー。しかし今の先生不足体制ではやはり無理だろうなー。(P.S.親も午睡したいですね。)
●子どもから先生にお願いしていました ●
保育園の時、年長で午睡がなくなっても、本人が睡眠を必要だと思ったら(眠かったら)、先生に言うようにと伝え、ほぼ毎日のように午睡をしていました。それにつられて、一緒に寝る子もいたようです(保護者会での話)。
子どもは千差万別です。親が配慮することも大事ですよね。
●園長の立場から ●
本園では、年中児の4月から午睡をしていません。しかし、午後には休息の時間(みんぼ〜やんぼ〜)があります。やはり個人差がおおきいので、完全に寝てしまう子からゴロゴロしながら遊び回っている子もいます。ただし、夏期は、年長児も含めて午睡があります。
実は、当市の保育園はほとんどがうちと一緒です。子どもの生活リズムを調べている先生が、この状態を見て「珍しい市ですね」と言っていたので、やはり全国的には午睡をする園が多いようです。
でも、その先生が言うには、3時までの1時間未満の午睡は「寝る時間にほとんど影響しない」って言っていたと思います。本園でも、“みんぼ〜やんぼ〜”の時間に、職員が交代で休憩を取ります。残った先生は、絵本を読んだり、昔話をしたり…。
ちなみに職員には、昼食時に45分の休憩を与えると就業規則に書いてありますが、子どもたちと一緒に食べる給食はとても休憩とはいえません。その分、この休憩時間はしっかりとらせたいのですが、実際は、ひとり10分ぐらいでそそくさとコーヒーを飲んでおやつをボリボリ食べています。おやつ係の私としては、せめての償いとして? 全職員の好きなおやつを把握して安いお店で買ってくるのが仕事です。(笑)
●私自身つらかった「午睡」の記憶●
午睡には自らがとても辛い体験をしました。完全に寝てしまう子からゴロゴロしながら遊び回っている子もいるという『みんぼ〜やんぼ〜』のシステムは、「目からうろこ」です! しかも市のほとんどがそうとは…。
4才、5才になると個人差って大きいですよね。各家庭の生活リズムもそれぞれですし。みんぼ〜やんぼ〜方式だとそれぞれに対応できると思うのですが、やはり職員の負担は大きいのでしょうね。
今から30数年前のことなので、遠い過去の話ですが、某地方の公立保育園でのことです。私は5才クラスになった頃から午睡ができなくなってしまい、布団の中で2時間をじっと過ごすのは、本当に苦痛でした。4、5才児が一緒にホールで寝て、一日おきに各担任の先生(担任は各クラス一人でした。)がみているのですが、4才クラスの先生が担当の日は、とても恐怖でした。「午睡をしない子は、規則を守れない悪い子」と言っていらして、薄目を開けて時計を見た時に、その先生にみつかると「たぬき寝入りをする悪い子」と引きずり出されて、ぶたれていました。自分でも悪いことをしていると思っていましたから、親にも言えませんでした。担任の先生は見逃してくれていました。
最終的には担任の先生と母が相談したらしく、その結果、毎晩8時に寝ていた習慣を10時過ぎまで起こしておくということで解決したのだと記憶してます。田舎で祖父母との同居でしたので、9時過ぎには他の家族は寝てしまい、母と二人で一生懸命起きていました。朝起きるのも辛かったので、午睡はしっかりできるようになり、ぶたれずにすむようになったのは、ありがたかったです。
辛い思いをしたのは午睡に関してだけではなかったので、子どもの保育園選びは慎重に行いました。7園を見学し、午睡に関しては、寝ない子に対し、どう対応するか聞きました。ほとんどの園が、どうしても寝ない子はいるのでゴロゴロさせたり、別室で保育士が相手をするという回答でした。でも、1園だけありましたよ。午睡をしないと親が呼び出されて園長から説教されるという私立園が。見学時は、「家庭での生活を聞き対応する」という回答でしたが、実際預けている保護者の方に話を聞いたところ「夜早く寝かさないように」ときつく言われたとのことでした。さすがに子どもをぶつことはないようでしたが。
子どもの個人差に合わせる保育は、職員にとっては負担でしょうが、みんぼ〜やんぼ〜方式だと、親も子も助かるでしょうね。
●集団生活では対応に限界もありますよね ●
娘(4歳)が通っている私立認可園では、3歳児(年少)クラスで午睡がなくなりました。5月頃から子どもの様子を見ながら、眠たそうな子は寝かしてくれて、遊びたい子は午睡しなくても良いという感じで、午睡を少しずつ減らしていました。(応対する先生は大変だったのですね!)
子どもの調子が良かったので、3歳で午睡しなくなることについて違和感はありません。でも夏(梅雨明け〜9月頃)になると、年長クラスまでみんな午睡しています。(午睡しないで友達とゴロゴロしながらキャーキャーはしゃいで終わった日も あったようですが、おとがめはなかったと思います。)
4歳児(年中)クラスでは午睡をしていないようですが、夕方のお迎え時に机に突っ伏して寝ている子がいます。こんな子には、午睡は必要でしょう。でも、早生まれでも体力余っているうちの娘は、3歳前半から午睡なしで夜9時まで元気です。
午睡の必要性は子どもによって違いますよね。それぞれの子に合わせた対応ができればベストですが、集団生活にそこまで求めるのは難しいだろうと諦めています。
保育園だけではなくて休日自宅で子どもが午睡してくれると、親が本を読んだりできるからありがたいのですが… 娘は寝ません。(;_;)
●「午睡」には苦労しました●
「午睡の苦労」は、本当に私も子どもも辛かった-。長女は3歳ぐらいから午睡の入眠がうまくいかなくなりました(公立園)。先生は家庭に原因があるとして、テレビを見せすぎでは? 生活リズムが子どもらしくない、大人中心に生活しているのでは? 愛情が足りない、情緒に問題あり? などと、親子ともに追い詰められていった経験があります。
この先生は、さすがにぶつことはしませんでしたが、寝てない子を見つけるとベランダに出して部屋のカギをかける、またタオルで目隠しするなどのことをしていました。先生は自分の方針に絶対の自信をもっていて、いろんな保育論を引用していました。で「このままでは、就学後に大変な苦労をすることになる…」などなど、将来のことまでを持ち出してきて。今ならもっと違った対応ができたのでしょうが、当時は必死に指摘されたことを改善しようと振り回されました。しかし…
結果的には子どもが寝たふりを身につけ、寝ないで過ごす時間に手足の爪をかじっているので、保育園の間に爪切りを全くしませんでした。哀しい適応ですね。先生にそのことを相談しましたが、「いやだな、ちゃんと寝ていますよ。おうちでかじっているんじゃないんですか」と相手にされませんでした。形だけでも午睡の体裁があれば良かったのか、何のための午睡なのか? と思いました。親としては、本当に子どもに申し訳ない対応しかできなかったです。
私自身、幼児期には午睡の習慣がなかったと親に聞きました。幼稚園だったこともあり、全く忘れていました。本当に人それぞれなんですよね。ちなみに下の子も同じタイプでした。こちらは、みんなが起きるころ寝てしまい、別な苦労をしました。子どもによって午睡させてほしいという悩みと、午睡があるためにいろいろ苦労するという悩みに、それぞれに対応してもらえる保育園の存在を知ってほっとしました。
●みなさんお返事ありがとう!●
午睡についてたくさんのご意見ありがとうございます。うちの子は毎日ぐっすり午睡をし、その午睡が夜の就寝に響くこともなかったので、私も(午睡が)あって当たり前と思っていました。ですので、いろいろな考えがあることに感心しました。
4歳の子を持つ友人は保育士さんに相談してみることにしたようですが、結果はどうなったのかまだ聞いていません。何よりも子どものことを一番に考えていただけるといいですよね。個人差が大きいので。
|