第2回「男のフェティバル」の経緯について
男のフェスティバル実行委員会
(事務局・メンズセンター内)
男のフェスティバル実行委員会は、メンズセンター(Men's Center Japan)のスタッフにより運営しています。
私たちが、関西を拠点に、メンズリブ研究会の活動を始めて6年がたちました。当初は、何らかの市民運動にかかわり、すでに「自分らしさ」を発揮できるライフ・スタイルを模索していた男たちが中心でしたが、企業社会や家庭で、旧来の「男」を生きてきた男たちが、「男だって自由に生きたい」「自分らしくありたい」との思いを会合で語るようになってきました。
メンズリブ研究会での実績をベースに、「自分探し」をはじめた男たちとの語らいの場、情報発信の場を持ちたくて、1995年秋、大阪市中央区にメンズセンター(Men's
Center Japan)を開設し、また、時代の変化のなかで戸惑う男たちをサポートするシステムとして「男・悩みのホットライン」という電話相談をはじめました。
この6年の間にメンズリブ東京、メンズリブ・フォーラム岡山、メンズリブ奈良などのグループが誕生し、また、自治体の男性問題講座の修了生たちが自主グループをはじめるなど、男性を取り巻く環境もずいぶん変化してきています。全国各地のこうした動きをふまえて、全国の男たちが出会い、交流し、語り合う場を1996年秋に京都で設けました。これが「第1回男のフェスティバル(全国男性会議)」です。
第1回男のフェスティバルでは、「演説はやめよう」「私が何を感じ、何を思っているのかを素直に語ろう」「自説の強制はしない」「聞き上手になろう」などのキャッチフレーズを基に、男たちの自分探しをめざす各地の取り組みが披露されました。
そして今年。更なる交流の場を求めて「第2回男のフェスティバル(全国男性会議)」を開きます。今回も私たちメンズセンター・スタッフが実行委員会を積みかさねて準備をしてきました。当日は運営スタッフとしてフェスティバルを支えます。
前回と異なるのは、(財)大阪府男女協働社会づくり財団との共催事業であることです。(財)大阪府男女協働社会づくり財団は、ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)を運営している財団です。いわば、今回のフェスティバルは、自治体との協働(財団の名前にあわせました)運営です。ドーンセンターのスタッフも「第2回男のフェスティバル」の当日の運営にかかわっていただいています。
自治体と市民団体が手をたずさえて開く「第2回男のフェスティバル」にご期待ください。
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