平成15年7月9日(水) 平成15年(2003年) 第3回 川崎市議会定例会会議録 (第9日) 午前10時1分開議 〔局長「ただいまの出席議員副議長とも59名」と報告〕 ○副議長 佐藤 忠 昨日に引き続き、ただいまから会議を開きます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○副議長 佐藤 忠 それでは、日程第1の一般質問を行います。 ○副議長 佐藤 忠 4番、飯田満議員。 ○4番 飯田 満 民主・市民連合の飯田でございます。きょうは第3回定例議会の会期 末であります。きょうの一般質問では、我が団のクリーンアップが登場いたしますので、 どうか理事者の皆さん、よろしくお願いを申し上げます。そのクリーンアップに先立ちま して、切り込み隊長こと私、飯田が質問に立たせていただきます。 <中略> 次に、教育長に伺います。ことし平成15年度からは、新城幼稚園、生田幼稚園の2園の みを残し、小学校付属幼稚園、すなわち公立幼稚園がその役割を終えて、私立幼稚園が川 崎市の幼稚園教育を担う重要な役割になってくると私は認識しているわけでありますが、 教育長の御認識を伺いたいと思います。 ○副議長 佐藤 忠 教育長。 ○教育長 河野和子 私立幼稚園についての御質問でございますが、今年度、研究実践園 が2園となりましたことから、私立幼稚園が川崎市の幼稚園教育を担うものとして、役割 がますます大きくなることにつきましては、十分に認識しているところでございます。以 上でございます。 ○副議長 佐藤 忠 飯田議員。 ○4番 飯田 満 教育長、私の認識と教育長の認識は同じであると、こう理解してよろ しいですか―今うなずいていただきましたので、教育長と私の認識は同じであると決定 をいたしました。実はここに、あした発行予定の「川幼会報」という新聞がありまして、 阿部市長はこの中で、幼児期は生涯にわたる人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期、 と執筆をされているわけであります。まさに私もそのとおりだと思うんですね。人生の基 礎とも言える学びは幼稚園の時期であって、その教育の場だと私も考えております。そう いう意味では阿部市長とも一緒であります。 そして、その幼稚園の教育を我が子に受けさせたいと親御さんが願うにも、残念ながら 入園の高い倍率によって断念せざるを得ない、また家庭における財政事情も大変厳しくて、 入園したが退園せざるを得ないというのも事実であります。平成15年度私立幼稚園、市内 86園に就園している園児の数は2万2,263人、ちなみに保育園は4月の時点で1万991人で ありますから、倍以上になるわけであります。つまり、幼保の在籍比率を見ても、66%が 私立幼稚園児なわけであります。 そこで、川崎市の私立幼稚園に入園している園児の保護者に対する補助金でありますが、 両隣の横浜市、東京都大田区などと比較をしてみますと、所得割によるA、B、C、Dの Dランクは全体の41.6%の園児が該当するわけであります。川崎市の自治体単独の補助金 はゼロ、横浜市が4万7,000円、大田区は12万円、この大田区は入園する際にも、入園料と して補助金が一律8万5,000円保護者に助成をされるわけであります。つまり、国の補助金 が出ているAからDランクまでは、川崎市はいずれかのランクもゼロ円ということであり ます。 川崎市の補助金であるEランクでありますけれども、該当園児は全体の約半分、50.6%、 川崎市の補助金は近隣都市と比べても最低、全国政令指定都市、広島、福岡、札幌、北九 州に次ぐ低さで、年齢差に応じてでありますけれども、3万3,500円から3万5,000円、横 浜市は4万7,000円、大田区は10万6,800円、両隣と比較をすれば歴然の差なわけでありま す。事実、東京から川崎市内に引っ越しをしてきた方は、なぜこんなに教育費が高いのに 補助金が少ないのと仰天をして、またほかの市へ、また都へ引っ越していってしまうんで すね。そして、この比較を知った市内の幼稚園に我が子を就園させている保護者は、横浜 などにまた引っ越していってしまうらしいのであります。これが実態であります。川崎市 から貴重な子どもさんが減っていってしまう、このまま放置していいのかなと私は思いま す。公立幼稚園が役割を終えた今だからこそ、対策を検討すべきだと思うんですね。 今、教育長が私の認識と同じだと認めた私立幼稚園が川崎市の幼稚園教育を担う重要な 役割、市長の言う、幼児期は生涯にわたる人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期と、 幼稚園の果たすべき役割と存在意義を認めるならば、私立幼稚園に就園する保護者への負 担軽減を最大限に考えるべきだと思いますし、将来の本市の宝であります子どもたち、ま た園児の教育の場に補助金をつけることを検討するべきだと考えますが、教育長、見解を 伺いたいと思います。 ○副議長 佐藤 忠 教育長。 ○教育長 河野和子 私立幼稚園保育料の保護者への負担軽減についての御質問でござい ますが、私立幼稚園保育料等補助事業は、私立幼稚園児の保護者に保育料等の一部を補助 するもので、国からの補助を受けて実施しておりまして、あわせて国の補助対象とならな い世帯に対しましては、川崎市が単独事業として保護者への補助を実施しております。 また、本市の私立幼稚園保育料の補助単価につきましては、国が示す就園園児1人当た りの補助単価にあわせて毎年増額されているところでございます。 私立幼稚園保育料の保護者負担のあり方につきましては、厳しい財政状況や受益に係る 公平性の観点等を総合的に勘案しながら、今後も前向きに検討してまいりたいと考えてお ります。いずれにいたしましても、少子高齢社会において子育てを社会的に支援していく ことは重要なことと考えておりますので、環境づくりに一層努めてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○副議長 佐藤 忠 飯田議員。 ○4番 飯田 満 今の教育長の答弁の中で、国からの補助金を受けて実施しておると御 答弁をいただきました。これは国の就園奨励費であって、国が3分の1、自治体が3分の 2でありますよね。あたかも川崎市が単独事業で国の補助金をつけましたよなんて言って いるように聞こえるわけでありますけれども、そこは全国の地方自治体、どこも同じなの であります。私が教育長にお尋ねしたのは、それとは別の単独補助金事業でありまして、 その部分の答弁は前向きに検討してまいりたいと。私も永田町にいたせいか、よく聞いて いた言葉でありますけれども、その意味もよく知っています。明るい希望を持って保護者 負担軽減の実施を待ちたいと思いますし、市長、また財政局長にも強く要望をしておきた いというふうに思います。 <中略> 時間になりましたので、最後に市長、私の成長ぶりを30分間見ていただいたと思います。 そして、今質問したこと、聞いていただいたと思いますけれども、本市に事例のない提案 について、私への採点と評価を市長から最後に一言いただいて、私、飯田満、32歳、高卒 ルーキーの質問をこれにて終わらせていただきます。 ○副議長 佐藤 忠 市長。 ○市長 阿部孝夫 点数をつけさせていただくと、99点でございます。1点は、公園の遊 具についてでございますけれども、子どもがどういう遊び方をするのか、どういう年代の 子どもたちが遊ぶかによって遊具の種類も違ってくると思うんです。小さい子どもはでき るだけ自然の中で転んだりけがをしたり、そういう訓練をしながら強くたくましくという のが自然環境保全との関係での子育てということもございますので、そういったことをも う少し総合的に考えていただければと思う次第でございます。以上でございます。 ○副議長 佐藤 忠 飯田議員。 ○4番 飯田 満 ありがとうございました。終わります。 ○副議長 佐藤 忠 34番、西村英二議員。 ○34番 西村英二 通告しております4点について、一問一答方式で順次質問をさせてい ただきたいと思います。 初めに、学校週5日制について教育長に伺います。学校週5日制と新学習指導要領が実 施されて1年余が経過しました。子どもたちの生活が大きく変わりました。小学校3年生 以上から6時間授業がふえ、学校が終わるのが3時半になりました。中学校はさらに遅く なっています。ゆとりがなくなっています。まず、どのような行事がなくなったのか、お 伺いしたいと思います。 次に、小学校では国語や算数、中学校では国語、数学、英語などの時間が減っています が、基礎的な学力向上のための主な取り組みをお伺いいたします。 先生方の勤務時間が特にことしから長くなり、さらに、遅くまで仕事をせざるを得ない 状態が生まれております。12月議会でも取り上げさせていただきましたけれども、評価が 絶対評価と観点別評価の組み合わせになり、通知表の作業が何倍にもふえ、大変な先生方 の負担になっております。今年度、小学校で何校が自主的な通知表を作成しているのか、 お伺いしたいと思います。 ○副議長 佐藤 忠 教育長。 ○教育長 河野和子 学校週5日制と新学習指導要領の実施後の経過についての御質問で ございます。初めに学校行事でございますが、平成14年度から15年度にかけて、各学校で の学校行事につきましては、大きく削減したものはないと伺っております。各学校におき ましては、行事の精選を工夫し、重点化に努め、学校生活に秩序と変化を与え、学校生活 が楽しく充実したものとなるような行事を取り上げてまいりました。特色ある学校づくり を進める中で、学校行事の教育的な意義を再確認し、各教科、領域、総合的な学習の時間 との関連を図り、さまざまな人々との触れ合い、自然体験、社会体験が充実するように努 めているところでございます。 次に、基礎的な学力向上のための取り組みでございますが、少人数授業等を支援するた め、小学校には一、二名、中学校には二、三名を加配しております。小学校では算数、国 語、中学校では数学、英語を中心に、少人数による指導、チームティーチングなど、個に 応じたきめ細かな指導に取り組んでいるところでございます。 また、学力向上フロンティアスクールとして、小学校3校、中学校3校にお願いいたし まして、発展的な学習、補充的な学習など、個に応じた指導、理解や習熟の程度に応じた 指導など、児童生徒一人一人の実態に即したきめ細かな指導の充実を図るため、実践研究 に当たっていただいております。各学校におきましては、研究推進校の研究成果や教育研 究会等が作成した学習指導事例集などを参考にしながら、児童生徒の実態に応じた確かな 学力の向上に取り組んでいるところでございます。 次に、通知表の作成についてでございますが、小学校では昨年度5校が自校で通知表を 作成しておりましたが、今年度は14校となっております。以上でございます。 ○副議長 佐藤 忠 西村議員。 ○34番 西村英二 学校週5日制についてですが、子どもたちの学力低下の問題がさまざ まな角度から論議されています。ぜひ基礎学力の向上をしっかりと視野に入れた取り組み をお願いしておきます。この問題は引き続き今後も取り上げさせていただきます。 通知表の件ですが、昨年の5校から今年度14校にふえているとの御答弁でした。校長会 作成の通知表は、例えばここに小学校6年生の通知表がございますけれども、8教科の観 点別評価33項目、3段階の評価をそれぞれ行い、その上に学習の取り組みの様子を書き、 さらに総合的な学習の時間についても、その様子と評価を書く。さらに総括的に学校生活 の学習と生活を書く。3段階にわたって作業がふえておりまして、今までの通知表と比べ まして―中学校もありますけれども、中学校のことはきょうは時間がありませんので触 れませんが、先生方はこの観点別評価をつけるために本当に御苦労されておりまして、今 ちょうど通知表をつけている真っ最中でございますが、この通知表をつけている現場の声 は、評価のために授業をしている、そんな感じがするんだと、そういう声も聞かれている わけでございます。 教育長は、教育課程の編成権が各学校にあることを議会で何度となく明言されておりま す。この校長会作成の通知表について、改めて見直しを行っていただきたいというふうに 思いますし、今教育長が答弁されましたように、自主的に作成している通知表をもっと市 内114校に奨励すべきではないでしょうか、見解を伺います。 ○副議長 佐藤 忠 教育長。 ○教育長 河野和子 通知表についての御質問でございますが、各学校では学習指導要領 の趣旨に基づき、みずから考える力を育成し、基礎、基本の確実な定着を図るため、指導 に生かす評価の充実に努めているところでございます。通知表につきましても、子ども一 人一人の教育活動の取り組みや成長の様子を記し、一人一人のよさや可能性を伸ばし、よ りよい成長を図るよう工夫改善が行われているところでございます。通知表によって、保 護者が子どもの学校生活の様子や学習目標への実現状況などが具体的にわかり、また、子 どもにとりましては学習や生活の励みとなりますよう、今後とも校長会を初め各学校にお きまして、望ましい通知表のあり方についての研究をお願いしてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○副議長 佐藤 忠 西村議員。 ○34番 西村英二 通知表についてですけれども、それぞれの学校での自主的な取り組み が広がっているのは本当にいいことだなと思います。できるだけ簡素化できるように、そ して創意工夫された通知表になるように、取り組みを強化していただきたいと思います。 そのことは要望しておきます。 それでは2番目に、子母口小学校の過密解消について教育長に伺います。子母口小学校 は現在37学級、1,231人で、市内で3番目のマンモス校であります。新年度にプレハブ校舎 が、ただでさえ狭い校庭にできました。今後の児童の増加に対応できるのか、お伺いいた します。 また、児童1人当たりの校庭の面積をお伺いいたします。この狭い校庭で、体育の授業 や運動会、校庭での遊びに大きな影響が出ていると思いますが、お伺いいたします。 ○副議長 佐藤 忠 教育長。 ○教育長 河野和子 子母口小学校についての御質問でございますが、初めに、校舎の対 応についてでございますが、鉄骨造普通教室の3教室分を、平成15年3月に普通教室8教 室と図書室等を有する鉄骨造2階建て校舎に建てかえ、児童数及び学級数の増加に対応し たところでございます。今後も学校と協議をしながら、教育環境の整備に努めてまいりま す。 また、校庭につきましては、建てかえに際しまして、体育倉庫や飼育小屋の移設などで 従来の校庭の広さを確保したところでございます。今後も体育の授業や校庭での遊びにつ きましては、その使用方法を工夫しながら対応してまいりたいと考えております。なお、 校庭の1人当たりの面積は2.9平方メートルでございます。 次に、校庭での教育活動への影響についてでございますが、他校に比べて狭い敷地の中 での活動は、児童や教職員にとって、また運動会などを見学される保護者の皆様にとって も、望ましい環境であるとは言えないことを認識しております。そうした状況の中で、学 校では、体育の授業におきましては校庭及び体育館を複数のクラスで利用することや、運 動種目を効率的に組み合わせるなどの工夫を行い、また、隣接する中学校の運動場及び橘 公園内にある公園を借用するなどして、クラブ活動や中休み時間等の児童の運動や遊びに 対応するなどの工夫を凝らして活動を行っております。 このように、学校におけるさまざまな努力をいただきながら、教育活動を展開している ところでございますが、教育委員会といたしましても、隣接する中学校の運動場や体育館 のさらなる使用の可能性を含め、今後も教育環境の改善に向けて努めてまいります。以上 でございます。 ○副議長 佐藤 忠 西村議員。 ○34番 西村英二 子母口小学校の今後の児童の長期推計を見ますと、6年後には1,320 人になります。90人ふえるわけです。子母口小学校は昭和39年から43年にかけて建てられ、 老朽化が進んでいます。4階にはトイレがなく、5年生の4クラスは下のトイレを使わな ければなりません。トイレそのものも古くなり、トイレのにおいにも悩まされております。 また、先ほどの答弁にもありましたけれども、1人当たりの校庭面積は国基準の3分の 1以下であります。市内114校で最も狭く、子どもたちは思う存分遊んだり、体育活動がで きません。隣の中学校の運動場を借りることはともかく、隣接する橘公園を借りることが 前提になっていることでいいのでしょうか。子母口小学校はプールが東南方面につくられ て、校舎はロの字型に建設されておりまして、校地面積のかなりの部分を占めております。 全面建てかえをすることによって、初めて校庭をまともに使えるようになるのではないで しょうか、教育長にお伺いします。 ○副議長 佐藤 忠 教育長。 ○教育長 河野和子 子母口小学校の過密解消についての御質問でございますが、校庭の 広さや校舎の老朽化など、望ましい教育環境とは言えないことは認識しております。子母 口小学校につきましては、昭和30年代に建築された校舎を保有しておりまして、改築予定 校と位置づけている39校のうちの1校でございますが、改築まで相当の期間を要すること から、平成13年度、14年度に耐震補強工事を実施し、児童及び教職員の安全を確保したと ころでございます。今後につきましては、先ほども申し上げましたように、改築予定校の 1校と位置づけておりますが、近隣校との学区の見直しも含めまして、教育環境の改善に 向けて努めてまいります。以上でございます。 ○副議長 佐藤 忠 西村議員。 ○34番 西村英二 子母口小学校の先生方は、「外に出て思い切り遊びなさい」と言えな いというふうに言っております。それほど校庭が狭いわけであります。また、運動会で父 母は立って見なければなりません。子どもたちの運動能力にも影響が出てくるのではない でしょうか。本当にこのままでいいのでしょうか。先ほどの御答弁では、改築予定校の39 校の1つとのお答えでした。しかし、31学級以上の過大規模校8校のうち、分離校の見通 しがある学校が3校、既に改築済みが2校などであり、残された中では子母口小学校は最 も教育環境がよくないと言ってよいと思います。この中で子どもたちは教育を受け続ける わけであります。改築予定校39校横並びではなくて、過大規模校対策として特別に早める など、別立てで改築を行うことが必要だと思いますが、教育長の見解を伺います。 ○副議長 佐藤 忠 教育長。 ○教育長 河野和子 子母口小学校についての御質問でございますが、教育環境の改善に 向けまして、さまざまな観点から検討してまいりたいと考えております。以上でございま す。 ○副議長 佐藤 忠 西村議員。 ○34番 西村英二 改築というふうにはっきり言われませんでしたけれども、本当にこの ままずっと10年もこの過大規模校の中で、教育環境が悪いまま、子どもたちが育っていく ということは大変心配であります。そういう意味では、市長さんを含めましてぜひ早期に 改築ができることを、これは強く要望しておきます。 ○副議長 佐藤 忠 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが、御異議あり ませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長 佐藤 忠 御異議ないものと認めます。暫時休憩いたします。再開は午後1時 といたします。 午前11時58分休憩 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− 午後1時1分再開 〔局長「ただいまの出席議員議長とも56名」と報告〕 ○議長 坂本 茂 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。発言を願います。12番、山崎直史議員。 ○12番 山崎直史 それでは、事前に通告をさせていただきました市民意識の向上への取 り組みについて、そして横浜市営地下鉄3号線の延伸と隣接都市との連携について、そし て教育設備助成運動等の取り組みについて、通告の順序とは異なりますけれども、以上3 項目を一問一答方式で質問させていただきます。 初めに、教育設備助成運動等ポイント収集の取り組みについて教育長に伺います。議員 となって、まず初めに驚いたことは、実にさまざまな文書や書類が配付されるということ でございます。たまたまそうした中に、かわさき市民活動センターの配布物がありました。 ロータスクーポンの収集に協力を願いたいという趣旨の記事だったと思います。そこで、 改めて思い出したことがあります。教育設備助成運動の参加企業の商品には通常ベルマー クが印刷されており、企業ごとにベルマークのポイントを集約して、学校単位でさまざま な教育機材の導入を進めていた時代があったことであります。現在のようにものがあふれ、 そして使い捨ての時代と言われる中にありながら、かわさき市民活動センターでは細々と ロータスクーポンの収集を呼びかけているという記事に、不思議な感じを強く受けたもの でした。効果的な収集には学校単位の協力が不可欠と考えますが、最近ではほとんど聞い たことがありません。 そこで、今日に至る経過と、現在の本市では、通称ベルマーク及びロータスクーポン等 の取り扱いはどのようにされていらっしゃるのか。そして、その特徴や評価についてもお 伺いしたいと思います。 ○議長 坂本 茂 教育長。 ○教育長 河野和子 ロータスクーポン、ベルマークについての御質問でございますが、 ロータスクーポンは、協賛会社の商品についているクーポンを個人や団体で集めて品物と 交換ができるシステムで、昭和47年に発足し、現在協賛会社は2社となっております。福 祉団体等では、クーポンを集めて福祉活動に役立てていると伺っております。 また、ベルマーク運動は、PTAと企業とベルマーク教育助成財団が協力して行ってい るボランティア活動で、昭和35年に発足しております。現在のところ、協賛会社57社の商 品についているベルマークを集めて、ポイントに応じて学校で使用できる協力会社26社の 教材を購入できるシステムとなっております。また、購入金額の10%がベルマーク教育助 成財団を通して、僻地の学校や発展途上国の教育環境の整備に充てられております。 市内では小学校のPTAを中心に取り組んでおり、ベルマークがついている商品が少な くなっている、また、学校によっては児童数が少なくなり収集がはかどらない、収集整理 に手間がかかるなどの課題があると伺っておりますが、平成15年3月末の時点で私立を含 む市内の小中学校の約90%を占める154のPTAが参加しております。 ベルマーク運動は、発足以来、全国の学校環境の整備に貢献をしてきておりまして、子 どもたちの教育環境をよりよいものにしたいと願う市民の自主的なボランティア活動とし て、日ごろより厚く感謝申し上げているところでございます。以上でございます。 ○議長 坂本 茂 山崎議員。 ○12番 山崎直史 御答弁ありがとうございます。ベルマークについて、私たちは時代に 適合した有効的な取り組み策を講じる必要があると思います。本市の財政は極めて厳しい 状況であります。手間、暇、労力を惜しむことなく、有効利用できるものはしっかりと有 効利用する姿勢と対策が、今の時代だからこそ求められていると思います。例えば、福祉 施設での有効利用など、かわさき市民活動センターとの連携で幅広く呼びかけていくこと も、共生社会にとって重要なことであると思います。縦割り行政の考え方ではなく、教育 委員会としてどのような協力ができるのかについて伺います。 ○議長 坂本 茂 教育長。 ○教育長 河野和子 ベルマークの取り組みについての御質問でございますが、ベルマー ク運動につきましては、学校の教育環境整備を目的とした取り組みでございますが、地域 の方々と連携し、運動を広げていく可能性につきまして、PTAの方々と御相談してまい りたいと考えております。以上でございます。 ○議長 坂本 茂 山崎議員。 ○12番 山崎直史 御答弁ありがとうございます。 それでは、市長に伺いたいと思います。ベルマークの扱いについて答弁をいただきまし たが、直接的に所管する部署がないのか、前向きな対応は期待できないような答弁であり ました。また、現実には煩雑さを嫌って、余り積極的な取り組みがされていないことも事 実ではないでしょうか。人と人とのつながりや、ともに生きる、そしてともに支え合う共 生社会の構築やボランティア活動を論じるのであれば、地道にこうした活動にも改めて取 り組む姿勢が大切であると思いますが、市長の見解を伺います。 ○議長 坂本 茂 市長。 ○市長 阿部孝夫 ベルマークについてのお尋ねでございますけれども、こういった地道 な市民の皆さんの活動につきましては、大変すばらしいものと高く評価しているところで ございます。行政で直接扱うかどうかについては、少々考えないといけないだろうと思い ます。ほかにもたくさんありますので考えないといけないと思いますけれども、このベル マークについては、PTAや関係の方々に教育委員会が協力して、ベルマーク運動に広く 取り組んでいくのがよいと考えております。以上でございます。 ○議長 坂本 茂 山崎議員。 ○12番 山崎直史 御答弁ありがとうございました。市長及び教育長の強いリーダーシッ プを御期待申し上げまして、次の質問に移らせていただきます。 ○議長 坂本 茂 52番、立野千秋議員。 ○52番 立野千秋 一問一答で、小杉周辺再開発、モール化舗装、心肺蘇生講習などにつ いて伺います。 そこで、まず初めに教育長に、小杉駅周辺開発に伴う小学校、中学校の学区編成の考え 方について伺いたいと思います。 ○議長 坂本 茂 教育長。 ○教育長 河野和子 武蔵小杉駅周辺開発に伴う通学区域についての御質問でございます が、再開発地域の通学区域につきましては、中丸子T街区と中丸子U街区は下沼部小学校、 玉川中学校となり、小杉3丁目中央地区は今井小学校、今井中学校となります。小杉駅南 部地区は、東急東横線を挟んで西側は今井小学校、今井中学校となり、東側は上丸子小学 校、中原中学校となります。いずれの学校も教室数などの施設面では、武蔵小杉駅周辺開 発に伴う児童生徒の増加に対応できるものと考えております。 本市では、子どもたちの良好な教育環境の整備を図ることを目的として、これからの通 学区域のあり方などを検討する、小・中学校適正規模・適正配置検討委員会を平成14年10 月に設置したところでございます。現在、本市の実情の把握と課題を整理しており、基本 的な考え方について9月を目途にまとめる予定でございます。今後は、この基本的な考え に基づき、通学区域の見直しについて検討してまいりたいと考えております。以上でござ います。 ○議長 坂本 茂 立野議員。 ○52番 立野千秋 そうすると、今の何とかなるんだよ、というお話もわかりますし、学 区は変更がないということで理解をさせていただきたいと思います。 ○議長 坂本 茂 31番、浅野文直議員。 ○31番 浅野文直 それでは、事前に通告いたしました4点につきまして、一問一答にて 質問させていただきます。 続きまして、保育士登録制度について伺います。本年11月29日より施行される児童福祉 法の一部を改正する法律に伴い、保育士資格の法定化が図られ、本年5月から登録申請が 開始されました。 そこで伺います。まず、川崎市に在住する市立及び私立保育園にて従事している保育士 と退職及び休職中の保育士の人数、いわゆるこの制度の対象者数について。また、この制 度により保育士資格が法定化されたことやその内容の周知方法について。次に、登録まで の手続と負担額について、また、公立保育園と私立保育園という勤務先の事業者の違いに よって、手続や負担額に違いが出るのか伺います。次に、登録に際しての欠格事由と名称 独占に伴う罰則規定並びに現在保育士でない者が紛らわしい名称を使用しているような報 告があるのか、伺います。次に、法律施行までに登録できなかった資格者、または制度を 知らなかった資格者のその後の取り扱いと、児童福祉法改正における経過措置について伺 います。次に、この法改正を機に、保育士の業務範囲の明文化及び児童虐待防止法など関 連法令の改正について、再教育の必要性があると思いますが、考えを伺います。 ○議長 坂本 茂 健康福祉局長。 ○健康福祉局長 石野 厚 保育士登録制度についての御質問でございますが、平成13年 11月30日に児童福祉法の一部を改正する法律が公布され、従来、児童福祉施設で働く任用 資格として規定されておりました保育士資格が、名称独占資格として法定化されまして、 保育士資格を有する者は都道府県の保育士登録簿に登録されることとなりました。これに 伴いまして、神奈川県において、保育士登録事務を登録事務処理センターに委託し、現在、 登録申請の周知と申請受け付け事務が進められているところでございます。初めに、川崎 市内の対象者についてでございますが、平成15年4月1日現在、公立保育所等で本市に保 育士として勤務する職員は1,325人、また、民間認可保育所で452人、認可外保育施設で475 人となっております。 次に、保育士登録制度の内容とその周知についてでございますが、登録事務処理センタ ーから法改正の内容、登録の手続等を記載した「保育士登録の手引き」と申請関係書類が 既に各児童福祉施設等に配付されております。広報といたしましては、神奈川県の「県の たより」5月号に掲載され、また、本市においても県と調整の上、市政だよりで周知する 予定となっております。 次に、登録の手続等についてでございますが、保育士となる資格を有する者は、所定の 申請書類と登録申請手数料4,200円の振り込み証明書を添えて登録事務処理センターに申 請することとされております。県知事は、資格審査・決定の上、保育士登録を行い、法の 施行日である平成15年11月29日以降、保育士登録証が交付されます。手続に期限はなく、 いつでも申請でき、一度登録をすれば更新を行う必要はなく、全国どこでも保育士の名称 を使用することができます。また、勤務先の違いにより、手続、手数料等の相違はござい ません。 次に、欠格事由等についてでございますが、成年被後見人または被保佐人に該当するな ど、一定の事由に該当する者は保育士になれないとされております。また、保育士でない 者が保育士、またはこれらと紛らわしい名称を使用することが禁止され、違反者は30万円 以下の罰金に処せられることとされております。本市内において保育士資格のない者が紛 らわしい名称を使用しているという事例は、現在のところ伺っておりません。 次に、経過措置等についてでございますが、法施行日現在、保育士となる資格を有する 者で、登録を受けていない者については3年間罰則の適用をしない旨規定されており、平 成18年11月28日までに登録を受けなければならないこととなります。 次に、保育士の業務範囲等についてでございますが、改正法におきましては、近年、子 育ての基盤となる家庭の機能が低下している中で、児童福祉施設のみならず、家庭でも適 切な保育が行われる必要があることから、児童の保育に加え、新たに、保護者に対して保 育に関する指導を行うことが、保育士業務に位置づけられたところでございます。こうし た法改正の趣旨や児童虐待の防止等に関する法律等、児童を取り巻く関連法令の動向も踏 まえ、制度の周知と理解を図るため、神奈川県におきましては、白峰学園保育センター等 へ委託し、県内全域の施設を対象とした研修を実施しております。また、本市におきまし ても、公立保育所、民間認可保育所、それぞれにおきまして職員研修を実施しているとこ ろでございますが、公立保育所の研修の際には、民間認可保育所、認可外保育施設にも参 加を呼びかけまして、研修を実施しているところでございます。以上でございます。 ○議長 坂本 茂 浅野議員。 ○31番 浅野文直 5月から登録手続が開始された中、「県のたより」に掲載されたとの ことであります。私の身内や周囲にいる退職または休職中の保育士有資格者に聞いたとこ ろ、一人としてこの法改正を知りませんでした。罰則のある規定であります。市政だより への掲載を複数回にしたり、区役所など目につくところに掲示するなど、徹底した周知を 要望いたします。また、児童を取り巻く関連法令の再教育についてでありますが、半ば強 制的にでも参加していただく、またはそういった職場環境にしていかなければ、認可外保 育施設の保育士の方々はなかなか参加できないのではないかと思いますし、研修のための、 見合った補助もしなければなりませんので、今後改善いただき、制度の周知と理解の徹底 を図っていただけますよう、お願い申し上げます。 ○議長 坂本 茂 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが、御異議ありま せんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 坂本 茂 御異議ないものと認めます。およそ30分休憩いたします。 午後3時13分休憩 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− 午後3時46分再開 〔局長「ただいまの出席議員議長とも52名」と報告〕 ○議長 坂本 茂 休憩前に引き続き、ただいまから会議を開きます。 ここであらかじめ会議時間の延長について、お諮りしておきたいと思います。 お諮りいたします。本日の会議時間につきましては、ただいまのところ午後5時を過ぎ ることが予想されますので、その場合には会議時間を延長することにいたしたいと思いま すが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 坂本 茂 御異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○議長 坂本 茂 お諮りいたします。これをもちまして一般質問を終結いたしたいと思 いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 坂本 茂 御異議ないものと認めます。よって、一般質問はこれをもちまして終 結いたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○議長 坂本 茂 以上で、今期定例会の日程はすべて終了いたしました。 お諮りいたします。これをもちまして本定例会を閉会いたしたいと思いますが、御異議 ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 坂本 茂 御異議ないものと認めます。よって、平成15年第3回川崎市議会定例 会は、これをもちまして閉会することに決定いたしました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○議長 坂本 茂 御苦労さまでした。閉会いたします。 午後5時24分閉会