平成15年3月13日(木) 平成15年(2003年) 第1回 川崎市議会定例会会議録(第6日) 午前10時2分開議 〔局長「ただいまの出席議員議長とも64名」と報告〕 ○議長 小泉昭男 休会前に引き続き,ただいまから会議を開きます。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 それでは,日程第1から日程第5までの各案件を一括して議題といた します。 直ちに各案件中,日程第2及び日程第5の各案件に対する委員長の報告を求めます。総 務委員長より順次発言を願います。 ○議長 小泉昭男 25番,後藤晶一議員。 〔後藤晶一登壇,拍手〕 ○25番 後藤晶一 健康福祉委員会に付託となりました諸案件につきまして,委員会にお ける審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。(資料編30ページ参照) <中略> 次は,請願について申し上げます。 <中略> 次に委員から,障害児を学校から地域のわくわくプラザへ送迎する手段について質疑が あり,理事者から,施設への送迎は学校教職員の好意やボランティアに頼っている現状に あることから,今後の対応について,現在,関係局による検討委員会で検討を重ねている との答弁がありました。そこで委員から,障害児を持つ親にとって,ボランティア紹介の システムづくりは早急な課題であり,行政による対応が困難であれば,地域のNPO等へ の支援を検討いただきたいとの意見がありました。 次に委員から,わくわくプラザのスタッフ応募状況について質疑があり,理事者から, 現在,ボランティアセンターが主体となって募集を行っているが,本年1月現在で,募集 1,400人のところ1,200人の応募があった。今後,不足分のスタッフについては,再度募集 を行っていくとの答弁がありました。 次に委員から,養護学校内へのわくわくプラザの設置について質疑があり,理事者から, 地域の中で地域の子どもを育てるという観点から,現在まで,養護学校内へのわくわくプ ラザ設置の検討は行っていないとの答弁がありました。 次に委員から,わくわくプラザへの専門指導員の派遣について質疑があり,理事者から, わくわくプラザ利用者を対象とした指導員の派遣は考えておらず,指導員及びボランティ アへの指導を目的として,市の専門職員を派遣することを検討しているとの答弁がありま した。 次に委員から,関係各局による検討委員会においての学齢期障害児への支援策の検討状 況について質疑があり,理事者から,支援の対象となる障害児は1,000名を超える状況に あることから,福祉施策に加えて,わくわくプラザ事業の中での対応や学校施設の利用等 について,各局で意見交換をしながら検討を進めている。しかしながら,具体的な問題点 等を把握できない現状では,必要な支援策を明確に見出すことが困難であることから,わ くわくプラザ事業等の利用状況等を見きわめ,課題を整理する中で,関係局で連絡会を開 き,必要な支援を検討していくとの答弁がありました。 次に委員から,わくわくプラザ事業は小学6年生までを対象としていることから,中学 進学後の障害児への対応について質疑があり,理事者から,現在,こども文化センターに おいて,小学校4年生から高校3年生までを対象に実施している心身障害児援助事業を来 年度も継続するが,わくわくプラザ事業が市内全小学校で実施されることを考え合わせる と,一層の充実が図れるものと考えている。しかしながら,心身障害児援助事業は留守家 庭児が要件であること,家庭指導員派遣制度との整合性を図る必要があるといった課題が 残されており,現在,関係局で調整を行っているとの答弁がありました。 そこで委員から,放課後及び長期休暇中の学齢期障害児への支援策は,個々の障害児を よく知り,また,親との接触の多い学校がもっと積極的に対応すべきと考えるが,市の見 解について質疑があり,理事者から,放課後及び長期休暇中の障害児への支援策は,学校 を基本として関係各局が連携していく必要があると考えており,早急に体制を整えたいと の答弁がありました。 そこで委員から,現在の留守家庭児事業の方が非常勤職員等のスタッフの充実度が高い ことなどから,来年度からわくわくプラザ事業へ統合するのではなく,利用者の選択権を 残すべきとの要望,また委員から,学齢期障害児の放課後や長期休暇への支援策は早急に 実施すべきであり,そのためにも早期に方向性を決定すべきとの要望があり,審査の結果, 全会一致をもってその趣旨を採択すべきものと決しました。 ○議長 小泉昭男 以上をもちまして各委員長の報告は終わりました。 お諮りいたします。予算審査特別委員会の委員長報告につきましては,会議規則第38条 第3項の規定によりまして省略することにいたしたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。 (資料編36ページ参照) −−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○議長 小泉昭男 これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑がありましたら発 言を願います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 質疑はないものと認めます。 これをもちまして委員長報告に対する質疑を終結いたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○議長 小泉昭男 次に,討論に入ります。討論は,日程第2,日程第3及び日程第5の 各案件のほか,先ほど提出されました予算の組替え動議も含めましてお願いをいたします。 また,日程第1の平成15年度施政方針及び日程第4の報告第1号に対する御意見,御要望 がありましたら,あわせてお願いいたします。 それでは,発言を願います。50番,市古映美議員。 〔市古映美登壇,拍手〕 ○50番 市古映美 私は,日本共産党を代表して,今議会に提案された市長の施政方針並 びに諸議案について,討論を行います。 <中略> 次は,民間でできるものはすべて民間へ強引に進めようとしている問題についてです。 公立保育園,小学校給食の調理業務を民間委託することも,行革の一環として,何が何で も推進の立場に立っています。そんなに民間委託はいいものなのでしょうか。調理現場と 保育や教育現場との連携が壊れること,委託業者の従業員の異動等で給食が不安定になる 心配,委託後,委託料が増大している他都市の例など,慎重に検討する必要があります。 他都市のさまざまな実績から見ても,直営でありながら,コストを含め工夫した取り組み をやっているところはたくさんあります。何よりも直営でやることが,親や子どもにとっ て安心の保障になっています。安易な選択をやめ,直営方式を手放さず,努力すべきこと を主張しておきます。中学校給食の新試行方式は,民間委託の行き着く先を見たようなや り方です。献立も食材も業者任せ,その上1食400円全額を保護者が負担するもので,教 育の一環としての学校給食を放棄するに等しいものです。 学童保育の存続についてです。今議会でも,わくわくプラザ事業の実施で学童保育事業 を廃止することの道理のなさが鮮明になりました。1つは,市がみずから定めた要綱すら 守ることができない施設が半数もあることです。わくわくプラザのモデル実施の要綱では, 学童保育などの対象児童に対し,専用室等の整備,定員の設定,専任職員の配置を行うと しています。要綱は全校に適用すると言いながら,要綱どおり実施できるところが114校 中56校しかない。これでは要綱違反ではないかと批判が起きるのは当然であります。 2つ目には,児童福祉法に照らしても,市の見解は逸脱をしているということです。市 が言うように,わくわくプラザが児童福祉法の放課後児童健全育成事業にのっとり実施を するというのなら,学童保育の対象児童に対する専用室等の設置をしなければなりません。 市の答弁のように,専用室の設置は補助金交付の要件であり,事業実施の前提ではないと いう見解は,厚生労働省の放課後児童健全育成事業を実施するには,全児童対策と区別し た個別の専用室,あるいはスペースが必要だとする見解にも反し,社会的にも適用するも のではありません。 3つ目には,子どもにとって個別の支援を受けることは,子どもの権利に属する問題で あり,学童保育を必要とする子どもに対する支援は,全児童対策には解消できないという ことです。市長は,たびたび公平論を持ち出し,学童保育を続けることがほかの児童にと って不公平かのように描いています。均一の支援を行うことが公平なのではありません。 子どもの環境の違いに応じ,支援策を講じてこそ,その場所は子どもにとって安心して過 ごせる居場所となるのです。子どもが自分の成長発達に必要な支援を社会に求めることは, まさにその子どもの権利であり,学童保育を必要とする子どもに対し,その場を提供する ことは,私たち大人の責務ではないでしょうか。 このように,幾つもの点で道理のなさを露呈しながら,無理やり学童保育の廃止統合を 進めるために,異を唱える市民を敵視するのも特徴の一つです。国庫補助金を適正に交付 するよう求める市民に対し,邪魔をするグループと決めつける発言をするに至っては,市 長としての見識を疑わざるを得ない重大な問題です。 全国でも例を見ない学童保育の全児童対策への解消は,子どもの成長発達に何が必要か といった視点から生まれたものではなく,阿部市長の行財政改革の第一歩として,いかに 事業を安く上げることができるかという,こういった視点で進められてきたものです。子 どもの声に耳を傾け,その子どもたちに最善の福祉を保障するために,学童保育事業を全 児童対策に解消せず,存続充実させるべきです。市の要綱どおり専用室を整備したところ は,名ばかりでなく,専任の指導員の配置など学童保育としての実態を伴ったものにする こと,また,施設整備が整わない小学校では,現在の学童ホールを存続すべきであること を改めて求めておきます。 <中略> 以上の立場から,日本共産党は,議案第7号,第30号,第31号,第40号,第41号,第45 号,第49号,第50号に反対し,その他の議案には賛成及び同意,承認することを表明して, 討論を終わります。(拍手) ○議長 小泉昭男 以上をもちまして討論を終結いたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○議長 小泉昭男 これより予算の組替え動議,日程第2,日程第3及び日程第5の各案 件に対する採決に入ります。 <中略> 次に,ただいま除きました議案8件中,まず議案第30号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。ただいまの議案第30号につきましては,これを原案のとおり決する ことに賛成の議員の起立を求めます。 〔局長「起立多数」と報告〕 ○議長 小泉昭男 起立多数であります。よって,ただいまの議案第30号は原案のとおり 可決されました。 次に,先ほど除きました議案第31号,議案第41号,議案第45号,議案第49号及び議案第 50号の計5件を起立により一括採決いたします。 お諮りいたします。ただいまの議案5件につきましては,いずれも原案のとおり決する ことに賛成の議員の起立を求めます。 〔局長「起立多数」と報告〕 ○議長 小泉昭男 起立多数であります。よって,ただいまの平成15年度当初予算議案5 件は,いずれも原案のとおり可決されました。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 お諮りいたします。これをもちまして本定例会を閉会いたしたいと思 いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。よって,平成15年第1回川崎市議会定例 会は,これをもちまして閉会することに決定いたしました。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 長い間御苦労さまでございました。閉会いたします。 午後0時27分閉会