平成15年2月25日(火) 平成15年(2003年) 第1回 川崎市議会定例会会議録 (第4日) 午前10時1分開議 〔局長「ただいまの出席議員副議長とも56名」と報告〕 ○副議長 菅原敬子 昨日に引き続き,ただいまから会議を開きます。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○副議長 菅原敬子 日程第1及び日程第2の各案件を一括して議題といたします。 昨日に引き続き,代表質問を行います。共産党代表から発言を願います。51番,竹間幸 一議員。 〔竹間幸一登壇,拍手〕 ○51番 竹間幸一 私は,日本共産党を代表して,2003年川崎市議会第1回定例会に提案 された市長の施政方針並びに予算案を含めた諸議案及び市政一般について質問を行います。 <中略> 学童保育を廃止してわくわくプラザに統合する問題についてです。川崎市は国に新しい モデル事業実施要綱を再提出しました。それには,全児童対策と並行して,留守家庭児童 健全育成事業を行う場合,全児童対策の拠点となる専用スペース,つまり,プラザ室とは 別に留守家庭事業の専用室を確保し,定員を設定し,それに見合う専任指導員を配置する としています。こうしたことを要綱に定め,要綱は全校に適用されると表明しておきなが ら,委員会審議の中で,プラザ室のほかに別に専用室を設けなければいけないとは考えて いないという驚くべき見解が表明されました。要綱どおりに専用室をつくる考えもない。 これでは要綱は絵にかいたもちということになります。みずから定めた要綱をこれほど無 造作に投げ捨てるという異常なやり方は,これまでの川崎市にあったでしょうか。極めて 重大な要綱違反であります。こんなひどいことを川崎市が行っていいのでしょうか。市民 局長の見解を伺います。 学童保育廃止・統合では,子どもの権利を守るために活動している国連のNGO,DC I日本支部から次のような厳しい指摘がなされています。学童保育を廃止し,わくわくプ ラザを設置しようとしている川崎市の施策は,子どもの権利条約に違反し,また,川崎市 子ども権利条例とも矛盾するので,即時中止すべきというものです。その見解で注目すべ きは,子供の成長,発達には,人格的接触をもって子どもに対応してくれる大人が必要不 可欠であるということです。とりわけ学童保育を必要とする子どもの成長,発達にとって, 学童保育の指導員など,大人との緊密な関係が必要とされると考えますが,局長に伺いま す。 また,学童保育の廃止・統合について,いまだ市民合意が得られていないことも重要で あります。市民委員会審議の中で,さらなる説明を求める声に対し,説明していては4月 の実施に間に合わないという趣旨の答弁がありました。間に合わなければ,実施をおくら せればいいことであり,市民の不安や疑問を取り除くことにこそ努力を払うべきでありま す。それとも,市民の不安や疑問は残したまま,強引にスタートしても構わないと考えて いるのか,局長に伺います。 新年度予算の中に,一部法人に対して学童保育事業に対する補助金をつけていますが, 委託ホールの多くは,法人と同じく,運営者が一定の投資を行っており,一方的な学童保 育の廃止は財政的にも困難をもたらすことになります。法人に対する支援策を行うのであ るならば,当然,他の委託ホールについても支援策を講じるべきと思いますが,伺います。 保育園の待機児童解消についてです。昨年10月の待機児童は1,498人ですが,平成15年 度4月開設は麻生区の120人施設が1カ所のみです。新年度の重点整備事業では,平成16 年度から平成18年度までの開設は5カ所,定員増は鷺沼プール跡地の保育園の定員を120 人と見込んでも500人です。しかも,市の待機児童数は,地域保育所やおなかま保育室, 家庭保育福祉員からの申請と保護者が産休・育休中の申請は却下され,こうした入所申請 しても入所できない児童数を含めれば,昨年10月,2,491人にも上ります。市が狭めた待 機児童の定義からしても,深刻な不況の中,一刻も早く入所を待っている状況からすれば, とてもこのテンポと増設数では間に合いません。最優先の課題とし,増設の数とテンポを 上げるべきですが,伺います。保育基本計画が実態に合わないときには見直すとしていま したので,15年度4月の待機状況を見て見直すべきと思いますが,伺います。 <中略> 第3の特徴は,民間に任すべきではない事業を民間にゆだねてしまうことによって,驚く べき弊害が生まれることです。中学校給食は現在5校でモデル実施をしており,食材料相 当額300円を給食費として保護者負担とし,調理委託料の273円は市が負担しています。と ころが,新年度からは,2校実施校がふえるものの,公費負担は全額カット,したがって, 新たな方式では献立も食材も業者任せであり,1食単価400円の全額を保護者負担にする というものです。これでは給食の質の低下は免れませんし,教育の一環としての学校給食 とはなり得ません。コンビニエンスストアを学校内に公費でつくってやるようなものでは ありませんか。これでも学校給食であると市長は考えているのか,伺います。 公立保育園で初めて給食業務の委託化が出されました。3カ所のモデル実施について, 保護者への説明もなしに発表され,唐突と言わざるを得ません。納得の得られるまで急ぐ べきではないと思いますが,伺います。 給食は,乳幼児の体をつくり,心を育てる保育の重要な役割を持つものです。離乳食, 乳児食,アレルギー除去食,体調によっての配慮など,個々に応じた子どもの成長や家庭 の食生活も把握しながら進めるものです。保育との一体性,保育士,栄養士,調理師の チームワーク,調理現場と子どもたちとの交流など,日々の保育と切っても切れない仕事 です。民間委託は調理業務だけを抜き出して業者にゆだねるものです。契約に基づき給食 の完成品を提供する仕事ですから,保育園職員との連携や子どもたちとの交流はどうなる のか,食の安全やこれまでの給食の質は保てるのかなど,大きな不安が寄せられています。 職員間の連携について,保育士が日常的に直接委託業者と話し合えるのか,委託業者職員 が職員会議に出るのか,連携をどうとっていくのか,具体的に伺います。子どもとの交流 と保護者との連携をどうとるのかも伺います。 乳幼児期からの安全でおいしい食事の提供と,食に関する教育は,子どもたちの健全な 発達や食生活,マナーの確立にとってますます大切な役割を持っています。経費の節減を 目的に民間委託化をすべきではないと考えます。モデル実施ですから,保護者,職員の声 を反映して再検討もするべきと思いますが,伺います。 <中略> 子どもと学校教育についてです。 教育基本法について伺います。教育基本法の見直し,改正をめぐる動きが急ピッチで進 んでいます。改正の根拠として,50年もたったから,時代に合わなくなってきたとか,現 在の子どもの問題状況は,戦後教育,特に教育基本法に問題があるという見過ごせない意 見が出されています。また,今の教育基本法には,環境や国際化がないなどという意見も 出されていますが,そのねらいは,競争教育の激化,公教育の解体,エリートの育成,道 徳教育の強化を中心とした教育の差別化を進めるものであり,教育基本法の原則を根本か らゆがめることは明らかです。川崎でも,この見直しを先取りするかのように,愛国心教 育を進めるための道徳の副読本「心のノート」が文部科学省から小中学校の全児童,生徒 に配られています。 今,不登校やいじめなどが深刻なときに,大事なことは,基礎学力を高める教育を進め, 差別,選別の競争教育をなくすこと,社会的なモラルを原点にした教育を教育基本法に基 づいて進めることこそ大切だと考えますが,教育長の見解を伺います。 少人数学級についてです。学校でのいじめや不登校,学校崩壊など,依然として教育の 危機は一向に解決されていませんし,学力の低下がますます心配されています。特に市内 の小中学校の不登校は過去最高で,児童が227人,生徒が1,160人にも上っています。こう した中で,少人数学級実施で行き届いた教育を求める声が父母,教職員でますます大きく なっています。少人数学級は,厳しい財政状況にもかかわらず,22道県で既に実施され, 政令市を見ても,15年度実施の京都市や仙台市を含めれば,半分の6都市が何らかの方法 で導入しています。川崎市は,文部科学省の推進する少人数授業でよしとしていますが, 特に小学校入学で環境が激変し,基礎学力の定着と基本的な生活習慣の定着を図る上で, 1年生には30人学級などの少人数学級が求められています。子どもたちに目が行き届き, 基礎学力がつき,生き生きすることは,実施している多くの学校の先生が語っています。 せめて小学校低学年から30人学級などの少人数学級を実施すべきです。教育長の見解を伺 います。 <中略> 以上で質問を終わります。(拍手) ○副議長 菅原敬子 市長。 〔市長 阿部孝夫登壇〕 ○市長 阿部孝夫 それでは,私から,ただいまの共産党を代表されました竹間議員の御 質問にお答えいたします。 <中略> 次に,中学校給食についてのお尋ねでございますが,初めに,今までのデリバリー方式は, 調理業者に調理,盛りつけ,配送から残滓処理等の一連の業務を委託し,献立は本市の栄 養士が作成し,食材は,小学校給食と同様に,財団法人川崎市学校給食会が調達しており ます。平成15年度におきましては,新デリバリー方式としまして,食材の調達は調理業者 に委託するものでございますが,献立は今までどおり市の栄養士が作成いたします。また, 新たに実施するランチサービス方式は,調理業者が献立作成及び食材の調達を一括して請 け負うことにより,献立の多様化や,将来的に1食当たりの単価を見直すこと等,より柔 軟な対応を図るものでございます。 いずれの方式におきましても,市の栄養士が献立,食材のチェック,衛生指導等を行い, 心身の目覚ましい成長期における中学生の食事の内容として,栄養バランスのとれた献立 内容とすることを基本といたしております。今後,試行を進めていく中で,家庭等から持 参する弁当との併用,学校における地域性,公費負担や受益者負担の考え方等,さまざま な事柄につきまして検討をし,安全で楽しい食事が提供できるよう努めてまいりたいと存 じます。 ○副議長 菅原敬子 市民局長。 〔市民局長 大木 稔登壇〕 ○市民局長 大木 稔 市民局関係の御質問にお答え申し上げます。 わくわくプラザについての御質問でございますが,モデル事業の実施要綱につきまして は,第3条第3項第1号では,「対象児童の健全な育成を図るため,衛生及び安全が確保 された設備を備えた生活の場としての専用室又はスペースを設置する。」と規定してござ いますが,同時に,同項第2号に,「専用室又はスペース,定員及び職員数については別 表のとおりとする。」と規定して,2教室分を確保した「御幸小学校わくわくプラザ室」 についてのみ専用室の面積を定めたものでございます。 次に,大人との緊密な関係につきましては,わくわくプラザは,すべての小学生を対象 に,地域の中で地域の子どもと大人がともに育ち合う事業でございます。子供の成長,発 達を促す上で多くの大人とのかかわりは必要なことと認識しております。現在のモデル事 業でも,スタッフやボランティアが日常的に子どもたちと緊密な関係を保っております。 一人一人の子どもを多くの大人が多角的に見守ることで,子どもたちの長所や成長面を把 握し,子どもにさまざまな支援を行っております。それとともに,スタッフが子どもの様 子を伝えることで,保護者が今まで気づかなかった子どもたちの違う側面を知り,改めて 子どもを見直すなど,情報交換も図られております。 次に,説明会につきましては,107校の学校説明会を初め,留守家庭児施設及び保育園 を利用されている保護者の方々にも説明させていただきました。現在も市政だよりやイン ターネット等で情報を提供しているところでございます。今後につきましても,事前登録 受付時等にスタッフが保護者からの御相談や御質問にも対応してまいります。 次に,児童健全育成施設助成事業補助金についてでございますが,地域の青少年育成関 係者によって組織された運営委員会に運営していただいてまいりました,委託留守家庭児 ホールにつきましては,公設施設の整備がおくれていた地域を中心に運営委員会が独自に 開始した,いわゆる自主保育でございます。本来は市の事業として公設施設の整備を行う べきでございましたが,市といたしましては,整備できるまでの間の暫定的なものとして, 運営委員会に運営をお願いしてきたものでございます。 その運営委員会につきましては,経営基盤が脆弱であるため,利用者の金銭的な負担が 大きく,公設施設との格差解消が課題となっておりました。運営委員会及び利用者の双方 の当事者から早期の公設化を求める強い御要望がございましたので,市といたしましても 順次公設化に努めてまいりました。本年4月から,すべての市立小学校でわくわくプラザ を開設することに伴い,全市域において施設の整備が完了し,待機児童が解消されること になります。したがいまして,運営委員会につきましては,これまで進めてまいりました 公設化のときと同様に,今回についても補助金交付の対象とはしないものでございます。 本市の放課後児童健全育成事業への長年にわたる御協力に対しまして深く感謝申し上げ ますとともに,わくわくプラザ事業の推進に,より一層の御理解と御協力をいただきたい と存じます。以上でございます。 ○副議長 菅原敬子 健康福祉局長。 〔健康福祉局長 石野 厚登壇〕 ○健康福祉局長 石野 厚 健康福祉局関係の御質問にお答え申し上げます。 <中略> 次に,公立保育所の調理業務の委託についての御質問でございますが,保育所の調理業 務につきましては,平成10年2月の旧厚生省児童家庭局長通知により,施設内の調理室を 使用して施設職員による調理と同様な給食の質が確保される場合には,当該業務を第三者 に委託することは差し支えないものとされており,本市行財政改革の一環として,民間で できるものは民間での原則を基本に,効率的な保育所運営を図るため,当面,公立保育所 3園において調理業務の民間委託を実施してまいりたいと考えております。 次に,給食の安全,衛生等については,従来どおり,十分な質の確保を図っていくほか, きめ細かなサービスの提供を行ってまいりたいと考えております。実施を予定しておりま す3園の保護者に対しましては,給食の水準が維持でき,献立内容や食材料等,園児への 影響がないことを含め,調理委託の詳細につき説明を行っているところでございまして, 十分御理解が得られるよう努力してまいりたいと存じます。 また,委託業者に対しましては,1つには,保育所における給食の趣旨を十分認識して 調理を行うこと,2つには,児童の発達段階や健康状態に応じた離乳食,アレルギー,ア トピー等への配慮を行うこと,3つには,専門的な立場から必要な指導を行う栄養士や調 理師の有資格者を置くこと,4つには,調理業務に従事する者については相当の経験を有 する者であること,5つには,衛生及び技術面の教育,または訓練を実施することなどを 義務づけてまいりたいと考えております。さらには,これまでの本市の栄養士,調理員が 長年にわたり培ってきたノウハウ等を提供することにより,安全,衛生上の水準や給食の 質の維持が図られるものと考えております。 次に,保育園と事業者との連携につきましては,保育園現場の業務上の指示が事業者に 確実に伝わるよう,責任の所在を明確にするため,栄養士の資格を持った者を事業者側の 責任者と定め,常時,保育園職員との連絡調整に当たるほか,保育園長,栄養士など,保 育園側と事業者側との間で定期的に給食会議を開催し,調理について綿密な打ち合わせを 行いますので,保育園との連携は十分に行うことができるものと考えております。 次に,園児,保護者との交流,連携についてでございますが,保育園長の指示により, 事業者が配ぜん時等に保育室に入り,園児と触れ合う機会をつくることや,保育園の各種 行事等を通して,これまでと同様に,調理に携わる者と園児,保護者との交流,連携が図 られるものと考えております。 また,委託に当たりましては,園運営の効率化に加え,本市の栄養士が,園児の食生活 指導や個別栄養相談にこれまで以上にきめ細かく当たることや,3歳以上児の完全給食の 提供など,検証を踏まえ,サービスの向上に努めてまいりたいと存じます。以上でござい ます。 ○副議長 菅原敬子 竹間議員に申し上げます。ここで休憩をお諮りしたいと思いますの で,御了承願います。 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長 菅原敬子 御異議ないものと認めます。およそ1時間休憩いたします。 午後0時5分休憩 −−−−−−−*****−−−−−−− 午後1時11分再開 〔局長「ただいまの出席議員議長とも51名」と報告〕 ○議長 小泉昭男 会議を再開いたします。休憩前に引き続き,共産党の代表質問を行い ます。 それでは,発言を願います。竹間議員。 ○51番 竹間幸一 それでは,再質問に入る前に何点か意見を言わせていただきたいと思 います。 <中略> 民間でできるものは民間でとして,安易に市場原理にゆだねることは,働く人たちの労 働条件の低下を招き,さらには市民サービスの低下につながります。行政を中心とした公 的セクターがしっかりとした位置を確保し,労働条件でもサービスの中身でも指導的な役 割を果たすことこそ必要であることを,指摘しておきたいと思います。 次は,教育基本法についてです。答弁では,改正について,「教育の現状や課題とこれ からの新しい時代に対応した教育のあり方などについて,十分な議論を進め,検討してい ただきたいと考えております」このように述べられました。今後の川崎の教育にとって重 大な影響を及ぼす答弁だと認識いたしました。到底納得できるものではありません。今後 も引き続き議論をさせていただきます。 それでは,質問に入ります。 <中略> 中学校給食についてですが,7校にするわけですけれども,公費負担を全額カットして おいて,これでも学校給食だと市長は考えているのか,伺います。 <中略> 少人数学級についてです。今後,研究を進めるとのことですが,一体何を研究するとい うのでしょうか。少人数学級の効果は既に明確であります。だからこそ多くの自治体が 次々と実施に踏み出しているわけです。あとは実施の決断だけではないでしょうか。再度 教育長の決意を伺います。 <中略> わくわくプラザの中で学童保育事業を行う場合について,モデル事業の実施要綱第3条 第3項第2号において,専用室,またはスペース,定員及び職員数については別表のとお りとすると,こういうふうに規定しているわけですが,これは,定員の規模に応じて専用 室の面積及び職員数を具体的に別表に定めると,このように理解するのが当然であります。 やるところとできないところを別表で定めるなんていうことは聞いたことがありません。 明白な要綱違反ではありませんか。行政がみずから定めた要綱を自分で否定するというよ うなことは許されません。再度市民局長の見解を求めます。 市民説明についてです。1月31日に行われた委員会審議においても,市民の不安や疑問 は解消されていないことが指摘されています。それどころか,整備の環境が明らかになる につれて,授業中は騒ぐことのできないプラザ室,学童保育の対象児童数しか,かばんや 靴の置き場がない場所も明らかになるなど,市民の不安は,漠然としたものからより具体 的になっています。しかも,委員会でも納得できない人には出かけることもあり得ると答 えているわけですから,求めのあるところには当然説明をすべきですが,伺います。 また,事前登録時にスタッフが相談や質問に答えるとのことですが,新規事業の職員に 父母の疑問にこたえられる対応ができるのでしょうか。説明責任は市民局にあると思いま すが,伺います。 <中略> 保育事業についてです。保育園に申し込んでも入所できない深刻な状況は最優先で解決 するべきです。5カ所の整備計画が出されていますが,今後の新設や増改築の計画がある とのことですので,計画を示す時期と内容について明確にお示しください。 公立保育園の調理業務の委託についてです。今回,委託のモデルとして,宮前区の宮前 平保育園,土橋保育園,西有馬保育園が対象となっていますが,保護者からは委託化への 不安が少なからず挙げられております。答弁では,十分理解が得られるよう努力をしてま いりたいとのことですが,現在のところ,どのような疑問が挙げられているのか,委託反 対の声はないのか,伺います。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 それでは,お答えいたします。 <中略> 次に,中学校給食についてのお尋ねでございますが,中学校の給食につきましては,公 費負担や受益者負担の考え方を整理して,今後,7校においてさまざまな事柄を検討して まいりたいと思います。いずれにいたしましても,市の栄養士が献立,食材のチェック, 衛生指導等を行い,心身の目覚ましい成長期における中学生の食事としてふさわしい内容 になるように努めてまいりたいと考えております。 ○議長 小泉昭男 教育長。 ○教育長 河野和子 初めに,少人数学級についての御質問でございますが,各自治体の 取り組みの方法は,それぞれの地域の実情の中で,少人数学級を実施したり,少人数によ る授業を行っている状況でございます。教育委員会といたしましては,本市の状況も踏ま えまして,今後とも少人数学級についての研究を進めていく中で検討してまいりたいと存 じます。 ○議長 小泉昭男 市民局長。 ○市民局長 大木 稔 わくわくプラザについての御質問でございますが,わくわくプラ ザモデル事業は,モデル事業実施要綱の第1条第2項に定めておりますとおり,児童福祉 法第6条の2第7項に基づく放課後児童健全育成事業の目的を含むものとして,モデル7 校のすべてで実施しているものでございます。その中で,専用室またはスペースにつきま しては,プラザ室として2教室分を確保した御幸小学校わくわくプラザ室について設置す るものとし,その旨を規定する条項として,要綱第3条第3項第1号及び第2号を定めた ものでございます。 次に,市民説明につきましては,昨年の9月から12月にかけまして,モデル実施校を除 くすべての小学校の保護者や地域の方々を対象に,わくわくプラザ事業を安心して御利用 していただくために説明会を行ってまいりました。その中で,わくわくプラザについて多 くの保護者の皆様から御質問や御要望をいただきました。これらの声につきましては,14 年度検証結果に反映させていただいております。また,障害のあるお子さんの受け入れを しているたんぽほ学級のある小学校につきましては,保護者からの御要望をいただいてお りまして,既に2校には伺ったところでございますが,今後,残りの2校にも3月中には 説明に伺う予定となっております。さらに,地域の皆様にも御理解いただくために,御要 望のある小学校の施設開放委員会に出席して説明を行っているところでございます。 次に,保護者からの御相談や御質問につきましては,スタッフがお答えできるよう研修 を実施してまいりたいと存じます。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 健康福祉局長。 ○健康福祉局長 石野 厚 次に,保育事業についての御質問でございますが,初めに,保育所待機児童の解消に向 けた今後の計画についてでございますが,今回の予算案でお示ししました5カ所以外にも, 現在,新設や増改築の候補地の検討を行っておりまして,これらを合わせた川崎市保育基 本計画の具体的な整備実施計画を,できるだけ早い時期にお示ししてまいりたいと考えて おります。 次に,公立保育所の調理業務の委託についての御質問でございますが,保護者説明会に ついてでございますが,対象の3園の保護者に順次行っているところでございます。その 中で,委託する理由や業者選定の方法などに対する質問,また,保護者,保育園及び事業 者間の連携について,さらには,サービス水準維持について,個別対応や食に関する教育 を行えるのか,保護者への説明から実施までの期間が短いのではないかなどの疑問や意見 が出されております。これらの質問に対しまして,保護者の理解を得るよう説明を行って きたところでございます。今後も誠意をもって対応してまいりたいと存じます。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 中学校給食についてです。公費負担や受益者負担の考え方を整理するという答えでした。 そういうことになると,公費負担の復活もあるのか,伺っておきます。 学校改築です。16年度に実施計画すら行わないということなのですか,明確にお答えい ただきたいと思います。 わくわくプラザと学童保育についてですが,要綱で定める内容は行政サービスの公平を 当然の前提としているわけです。要綱で放課後児童健全育成事業の目的を含むとした以上, この目的を達成する責任をみずからに課したことになります。そのみずから課した責任を 放棄することを同じ要綱で定めるということは,まさに自家撞着であり,これ以上の自己 矛盾はありません。このようなつじつまの合わない要綱はあり得ない。当然の前提である 行政サービスの公平をも平然として踏み破ることにもなり,川崎市の要綱としてはその体 をなしていないと考えますが,局長の見識を伺います。 保育園の調理業務の委託についてです。最初の質問でも指摘しましたように,保護者に とって余りに唐突な発表でした。多くの保護者は1月末の新聞発表でこの事実を知らされ ました。給食業務は子どもの成長,発達に重要な役割を果たすとともに,時には命にもか かわる仕事です。それだけ重要な仕事を業者に委託しようというのですから,保護者への 説明はもとより,保護者が判断する時間を保障するのは当然ではないでしょうか。1回目 の説明会を終えた現在,余りに唐突な発表に納得がいかない,保護者との連携がとれるの かなど,多くの怒りや疑問の声が上がっています。現状では,保護者の理解を得られてい るという状況ではありません。今後,誠意をもって説明するとのことですが,発表後,わ ずか2カ月程度で実施に移すのは余りに性急であり,市民の理解を得るには短過ぎます。 それでも十分な時間を保障したと言うのでしょうか,再度局長に伺います。以上です。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 お答えいたします。 <中略> 次に,中学校給食につきましては,現在,中学校におきましては,さまざまな理由で家 庭から弁当を持参できない生徒がおりまして,市販の弁当やパンなどを昼食としている生 徒が少なくないことも事実でございます。今後は,多くの生徒にバランスのとれた食事を 提供できるようにすることが大切なことだと思っておりますので,経費負担につきまして も検討してまいりたいと思っております。 ○議長 小泉昭男 市民局長。 ○市民局長 大木 稔 わくわくプラザモデル事業の実施要綱についての御質問でござい ますが,この事業は,実施要綱第1条第1項にございますとおり,「全ての児童が通い慣 れている小学校施設を活用し,生活の場としてやすらげる時間と空間を確保するとともに, 地域の人々との関わりを求め,心から遊び等を楽しみ,児童も大人も共に生き,共に育ち 合う場を創ることにより,豊かな生活体験を通して,生きる力,創造性豊かな心,共感す る心を育むよう」,そういった支援することを目的としております。 同条第2項では,児童福祉法第6条の2第7項に基づく放課後児童健全育成事業として, 小学校に就学しているおおむね10歳未満の児童であって,その保護者が労働等によって昼 間家庭にいない者に対して,授業の終了後に適切な遊び及び生活の場を与えて,その健全 な育成を図る目的を含むものと規定してございます。したがいまして,わくわくプラザは, 保護者の就労等にかかわらず,親の介護,ボランティア活動,生涯学習活動など,保護者 の多様な社会参加に対応するとともに,1年生から6年生までの希望するすべての小学生 に御利用いただけるものでございますので,一部の限定された児童のみを対象としており ます留守家庭児事業に比べ,より公平性に配慮した事業として実施しているものでござい ます。 専用室またはスペースにつきましては,実施要綱第3条第3項第5において,別表のと おりとするとし,御幸小学校わくわくプラザ室について定めておりますが,プラザ室を初 め活動場所につきましては,第4条において,施設の名称及び位置は別表のとおりとし, 当該小学校の状況によって,校庭,体育館及びその他利用可能な施設で実施するとしてご ざいます。したがいまして,7校のモデル校におきましては,当該小学校の状況に即して 事業を展開し,公平な行政サービスに努めていると認識しているところでございます。以 上でございます。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 中学校給食ですけれども, 公費負担のない学校給食というのはあり得ないわけです。で すから, 学校給食を続けるというなら公費負担をするということになるし, それをやめる ということになると, 学校給食でなくなっちゃうんです。どっちをやるつもりなのか, は っきりお答えいただきたいと思います。 市民局長ですけれども, 別表で定めるというのは, こういうことをやりますと, その詳 しい中身は別表で定めますよと。それなのに,別表でやるところとやらないところを定め ると, こういうことは常識的には考えられないですよ。その点についてもう一度はっきり お答えください。以上です。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 中学校給食につきましては, 中学校給食と言えるか言えないかというところで議論をし たいようでございますけれども, 私は定義にはこだわっておりません。今まで答弁したと おりのやり方で中学生の給食について考えていきたい。そのように思っております。以上 でございます。 ○議長 小泉昭男 市民局長。 ○市民局長 大木 稔 わくわくプラザについての御質問でございますけれども, 専用室 またはスペースにつきましては, プラザ室として2教室分を確保した御幸小学校に設置す るものとしまして, その旨を規定する条項として要綱第3条第3項第1号及び第2号に定 めたものでございます。 わくわくプラザモデル事業は, 児童福祉法第6条の2第7項に規定する放課後児童健全 育成事業を包括するものとして, 国の放課後児童健全育成事業実施要綱にのっとり実施し ているところでございます。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 それと, 中学校給食の問題ですけれども, 定義の問題を議論しているんじゃないんです。 実態の問題なんですよ。公費負担を全額カットして, 全額父母負担にするということでし ょう。これはもう学校給食じゃなくなっちゃうんですよ。はぐらかさないで明確な答弁を してください。 それと,わくわくプラザですが, 委員会の審議の中で, プラザ室のほかに別に専用室を 設けなければならないとは考えていない, こういう答弁がありました。これは, やりたい けれどもできない,ということではないんですね。最初からやらないということなんです よ。要綱ではいかにもやるようにうたっておきながら, 最初からやる意思もない。そんな ことがあっていいんですか。はっきりお答えいただきたいと思います。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 中学校給食については, それは学校給食とは言えないという御指摘がございましたけれ ども, 私は定義にこだわっておりませんで, いろんなやり方について今後検討していくと いうぐあいに前から答弁しているわけでございます。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 市民局長。 ○市民局長 大木 稔 わくわくプラザについての御質問でございますけれども, 専用室 またはスペースはプラザ室の中に設置してまいります。専用室またはスペースを区分でき ないところにつきましては, プラザ室全体が実施要綱第1条第2項に定める遊び及び生活 の場になると認識しているところでございます。今後, それぞれの学校の状況に即して, 専用室またはスペースの設置が可能なところから整備してまいりたいと存じます。以上で ございます。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 中学校給食ですけれども, 公費負担をするのかしないのか, それによって給食と言える のか, 民間の業者がつくった弁当の販売, あっせんをするのか, こういう違いが出てくる ことははっきりしているわけですよ。実態から言っているわけです。定義の問題じゃない んです。そのことが成長段階での中学生にとってどういう影響をもたらすのか。お母さん が忙しくてお弁当をつくれない, そういう方もいるわけです。そうすると, 子どもたちは 学校へ行く途中に弁当を買うと。これを買い弁だと言っているそうであります。コンビニ で買うのか, それとも学校で弁当を買うのか,同じことですよね。それとも, 経費負担の あり方を検討していくということでしたら, 公費負担の復活も視野に入れて検討するのか, この点についてお答えいただきたいと思います。 わくわくプラザですけれども, 総務局長に聞いてもいいんですけれども, こういう事業 をやりますと,はっきりうたっているわけですね。それで, その詳しい中身, 定員を何人 にするか,定員の数によって専用面積が変わってくるわけで, その専用面積をどうするか, 定員によって専任職員の数も変わってくるわけですから, 職員の数をどうするか, そのこ とは別表で定めますよと, こういう要綱になっているんですよ。それを別表で,できると ころもあれば, それをやれないところもあると。こういう形式自体, 要綱の体をなしてい ない。これはもう言い逃れはできません。今言ったことを国に対してはっきり言っている んですか。国にどういうことを言っているのか, その点だけ確認しておきたいと思います。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 次に, 中学校給食でございますけれども, 平成15年度につきましては, 新たにランチ サービス方式を加えて試行を実施いたしますけれども, 従来の試行も含めて,経費負担に つきましてはこの1年の検証結果を踏まえて結論を出したいと考えておりますので, 公費 が入らないと学校給食と言えないとか言えるとか, こういうことについては, どうぞ時間 のあるときにゆっくりとお考えいただきたいと思います。以上でございます。(竹間議員 「そちらが考える問題だよ。何言ってんの。考えるの放棄するのか, 市長」と呼ぶ) ○議長 小泉昭男 市民局長。 ○市民局長 大木 稔 わくわくプラザについての御質問でございますが,小学校施設を 活用した児童の健全育成モデル事業実施要綱につきましては, 市内7カ所の小学校におき まして,わくわくプラザモデル事業を実施するため作成したものでございます。 わくわくプラザモデル事業は, 児童福祉法第6条の2第7項に規定する放課後児童健全 育成事業を包括するものとして, 国の放課後児童健全育成事業実施要綱にのっとり実施し ているところでございます。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 市長の方は後に回しまして, わくわくプラザの方ですけれども,国に そういう実態を正確に報告しているのかということはどうなんですか。 ○議長 小泉昭男 市民局長。 ○市民局長 大木 稔 わくわくプラザ事業についての御質問でございますけれども, こ のわくわくプラザ事業の実施要綱につきましては, 国と協議をして実施しているものでご ざいます。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 国も,モデル事業で,協議していたときは7校中2校と。その後, た った1校しかプラザ室のほかに専用室を設けることができないという事態について,大変 心配しているわけですよ。新年度から全校で実施すると。その際, モデル実施のような事 態にはならないんですねと, 十分プラザ室のほかに専用室は設けることができるんですね と, こういうことを言ってきていませんか。 ○議長 小泉昭男 市民局長。 ○市民局長 大木 稔 わくわくプラザ事業についての御質問でございますけれども, そ れぞれの小学校の状況に即しまして,専用室またはスペースの設置が可能なところから整 備してまいりたいと考えております。15年度において設置するところにつきましては,今 後, 関係局とも協議してまいりたいと存じます。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 可能なところからということですから, できないところが相当数に上 ると, こういう事態だということが再度はっきりしました。 国との関係で言いますと, この委員会のやりとりで, プラザ室のほかに別に専用室を設 けなければいけないとは考えていないと, こういう川崎市の見解が表明されたことについ て大変ショックを受けているようなんですね。そういう事態で本格実施になるということ になると, 今, モデル実施で,御幸小学校に運営費の補助を内示しているわけですが, そ れは再検討せざるを得ないと, こういうことも言われているわけですよ。国の補助金が引 き揚げられちゃうかもしれないと, そういう事態になっても構わないんですか。 ○議長 小泉昭男 市民局長。 ○市民局長 大木 稔 わくわくプラザについての御質問でございますけれども, わくわ くプラザモデル事業につきましては, 児童福祉法第6条の2第7項に規定する放課後児童 健全育成事業を包括するものとして, 国の放課後児童健全育成事業実施要綱にのっとり実 施しているところでございます。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 聞いていることにちゃんと答えていただけませんか。国の補助要件を 満たしているのはモデル実施ではたった1校, 本格実施をこういう事態で―モデル実施と 同じような事態が本格実施であらわれることになると, 今, 運営費補助をつけていること も再検討しなければいけないと。運営費が引き揚げられちゃったらどうなんでしょう。市 長は補助は必ずつくとタウンミーティングで明言されていますよね。そういう事態が撤回 されるというような事態になったら,どうなんですか。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 ただいま国の補助がついて, そのとおり,国の指定どおりにできるか できないかについて議論が集中しているようでございますけれども, それも確かに一つの 考え方でございますけれども, 川崎市は自治体でございますので, そういったことも取り 入れながら, 自分たちにとって一番いい方法で実施してまいりますので, 御理解をお願い します。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 そうすると, 国の補助がつかなくても強行するんだと, こういう考え なんですか。今までのタウンミーティングで補助金は必ずつきますと, こう言ってきたの を撤回するんですね。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 今のところ, 間違いございません。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 つかなくなったという事態になったらどうするんですか。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 どこかが,そういうことを邪魔するグループがいるかもしれませんけ れども, そういうことのないように最善の努力をしてまいります。以上です。(「保護者 が邪魔」と呼ぶ者あり) ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 何と言ったんですか, 今。保護者が邪魔をする, そう言ったんですか。 (「違う,違う」と呼ぶ者あり)もう一度はっきり言ってください。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 念のためもう一度申し上げます。どこかで邪魔をする人がいるかもし れませんけれども, そういう邪魔にくじけないでやるべきことを努力してまいります。以 上でございます。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 そういうことをこの議場で―市長ですよ。市長がそういうことを言っ ていいんでしょうか。私はまじめに議論しているんですからね。国は本当に心配している んですよ。運営費の補助についても再検討せざるを得ない, こういう事態になっているん ですよ。そういう事態をみずからつくり出しているわけですから, 国が心配するような。 (「そんなことない」と呼ぶ者あり)そういうことなんですよ。正確に実態を見ていただ ければね。口だけで言ってもだめなんです。実態が問題になっているんです。そういう状 況。 このままいくと, 国もだましたことになるんですよね。さっきの要綱の問題でも,要綱 でこういうことをやります, 具体的なことは別表で定めますと。それを別表で,できると ころとできないところを定めるというような理解は,絶対に要綱の形式からいっても, 要 綱を定める目的からいっても, そういう要綱というのはないわけでありまして, そういう ことをあえて川崎市がやると。何回指摘しても, それは当然だと, こういうことを言うこ と自体, これからますます大問題になっていかざるを得ない。このことは厳しく指摘をし ておきたいと思います。 ○議長 小泉昭男 42番 志村勝議員。 〔志村 勝登壇,拍手〕 ○42番 志村 勝 私は,公明党川崎市議団を代表いたしまして質問をします。 <中略> 次に,中学校給食についてであります。現在,中学校5校でモデル実施をしております が,平成15年度は,この5校では現行の方式を見直した新デリバリー方式で行い,新たに 実施する2校ではランチサービス方式によるとのことですが,新デリバリー方式とランチ サービス方式の詳細について,どうしてこのようなモデル方式を実施するのかもお聞かせ ください。平成16年度全市実施に向け検討を進めていくとのことですが,実施までのスケ ジュールについて明らかにしてください。 <中略> 次に,保育サービスの拡充についてであります。待機児童の解消や多様な保育ニーズに 対応するため,各種保育サービスを拡充するとのでありますが,何点か伺いたいと思いま す。保育基本計画に基づき,平成18年度までに待機児童を解消させるとのことですが,今 後の保育所の整備計画と受け入れ児童数の見込みについて明らかにしてください。 次に,保育サービスの充実に関してですが,3歳以上の園児も完全給食にするべきです が,民間委託化を含めた今後の取り組みについて,また,病後児保育の今後の見通しにつ いても伺います。また,地域保育園の援護の拡充に関してですが,援護対象保育園を,そ の名称も含めて見直し,充実を図るべきですが,具体的な取り組みを伺います。 <中略> 次に,小児医療費助成制度について伺います。子育て真っ最中の家庭にとって,この制 度は大変好評ですが,既にお隣の東京都では小学校就学前までの年齢拡大が図られており, 本市でも早期に年齢拡大を望む声が日増しに強くなっております。昨年1月に4歳児まで 拡大され1年が過ぎました。市の財政状況が大変厳しいことは理解しますが,市民要望の 強い小学校就学前までの年齢拡大を早期に図るべきと思いますが,見解を伺います。 <中略> 議案第11号,川崎市子ども夢パーク条例の制定について伺います。18歳未満の子どもの 自主的及び自発的活動を支援することを目的に,本年7月末オープンを目指して建設して いますが,まず,オープンにあわせて,周辺道路の整備と安全対策はどのように進めてい ますか,伺いたいと思います。 次に,子どもが自分の責任で自由に遊ぶ施設とされていますが,年齢層も幅広い中で, 住み分け等ルールづくりを考えているのか,伺いたいと思います。また,子育てについて の施設利用やグループ利用はどう考えているのか,さらに子どもの遊びについて,リー ダー研修とボランティアの養成についても伺います。 次に,事業の中で,専門スタッフを配置して不登校の子どもに学習及び生活の支援を行 うとされています。対象者とどのような内容で実施されるのか,お聞かせください。 次に,管理運営については生涯学習事業団に委託を予定しているようですが,子どもた ちが主体の運営委員会との関係はどうなるのか,また,オープンに向けて記念イベントを 考えていれば,お聞かせいただきたいと思います。 以上で私の質問を終わります。明快な答弁を求めます。(拍手) 〔市長 阿部孝夫登壇〕 ○市長 阿部孝夫 それでは私から,ただいまの公明党を代表されました志村議員の御質 問にお答えいたします。 <中略> 次に,中学校給食についてのお尋ねでございますが,初めに,今までのデリバリー方式 は,調理業者に調理,盛りつけ,配送から残滓処理等の一連の業務を委託し,献立は本市 の栄養士が作成し,食材は小学校給食と同様に財団法人川崎市学校給食会が調達しており ます。平成15年度におきましては,新デリバリー方式としまして,食材の調達は調理業者 に委託するものでございますけれども,献立は今までどおり市の栄養士が作成いたします。 また,新たに実施するランチサービス方式は,調理業者が献立作成及び食材の調達を一括 して請け負うことにより,献立の多様化や,将来的に1食当たりの単価を見直すこと等, より柔軟な対応を図るものでございます。いずれの方式におきましても,市の栄養士が献 立,食材のチェック,衛生指導等を行い,安全で楽しい食事が提供できるように努めてま いりたいと思います。 次に,全校への展開につきましては,平成15年度の検証結果を踏まえて,早期実施に向 けて年度内に方針を決定してまいりたいと考えております。 次に,「読書のまち・かわさき」についてのお尋ねでございますが,初めに,子どもの 読書活動推進計画の策定でございますが,平成15年度に読書のまち・かわさき推進委員会 の中に,子ども読書推進計画策定部会を設置し,川崎子ども読書活動推進計画を策定して まいります。 ○議長 小泉昭男 志村議員に申し上げます。ここで休憩をお諮りしたいと思いますので, 御了承願います。 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。およそ30分休憩いたします。 午後3時13分休憩 −−−−−−−*****−−−−−−− 午後3時47分再開 〔局長「ただいまの出席議員副議長とも55名」と報告〕 ○副議長 菅原敬子 会議を再開いたします。休憩前に引き続き志村議員の代表質問に対 する答弁を願います。 ○副議長 菅原敬子 教育長。 〔教育長 河野和子登壇〕 ○教育長 河野和子 引き続きまして,教育委員会関係の御質問にお答え申し上げます。 川崎市子ども夢パークについての御質問でございますが,初めに,安全対策についてで ございますが,夢パークは緑ヶ丘霊園側の公道と接しているところに出入り口を設置いた しますので,子どもたちの多くは津田山駅から公道を通って夢パークに遊びに来るように 計画しております。公道につきましては,既に歩道及びガードレールが整備されておりま すので,現在,出入り口付近への横断歩道の設置や久地駅側の踏切の拡充,津田山駅のバ リアフリー化について,関係機関へ申し入れを行っているところでございます。 次に,施設利用のルールづくりについてでございますが,現在,公募により集まった子 どもを中心に運営準備会で夢パークの運営について検討しておりますが,その中で,年齢 層によるルールづくりなどを話し合っているところでございます。 次に,子育てやグループでの施設利用についてでございますが,夢パークは子どもがい つ来ても遊び,学べる個人の自由使用が原則でございます。利用する時間帯,部屋及び設 備についての調整が必要でございますので,運営準備会で検討してまいります。 次に,リーダー研修とボランティアの養成についてでございますが,子どもの遊びにと っては,リーダーやボランティアが遊びの楽しさを示したり,重大な危険を未然に防止し たりすることが大切でありますので,遊びのリーダー研修,ボランティアの養成を実施し てまいりたいと考えております。 ○副議長 菅原敬子 健康福祉局長。 〔健康福祉局長 石野 厚登壇〕 ○健康福祉局長 石野 厚 健康福祉局関係の御質問にお答え申し上げます。 <中略> 次に,保育事業についての御質問でございますが,初めに,保育所の整備計画と受入児 童数の見込みについてでございますが,昨年2月に策定いたしました川崎市保育基本計画 に基づき,平成18年度までに1,000人の受入枠の拡大を図り,待機児童の解消を図ってま いりたいと考えております。具体的には,平成15年4月に開設いたします麻生区内の保育 所定員120人を初め,今回の予算案で整備費を計上いたしました5カ所を合わせますと, 約600人の定員増となります。このほかにも新設や増改築の候補地を数カ所ずつ具体的に 検討しておりまして,あわせて地域保育園や家庭保育福祉員,おなかま保育室の拡充を図 ることで,待機児童解消の目標を達成できるものと考えております。 次に,公立保育所の給食の提供につきましては,国基準に基づき,現在,3歳未満児に は主食を含めた完全給食の提供,3歳以上児には主食を家庭から持参していただき,副食 給食の提供を実施しております。3歳以上児の完全給食の実施を児童の処遇向上というこ とから考えますと,食べやすさ,温かい御飯の提供,また,年間を通して衛生的な配慮が された,より均一で安全な食品の提供という面と,就労支援として,保護者の負担軽減の 面から保育サービスの向上へつながるものと考えております。本市におきましては,民間 保育所24園中6園が現在実施しており,公立保育所についても今後取り組むべき課題と考 えているところでございます。 また,保育園調理業務の委託化につきましては,平成10年2月の旧厚生省児童家庭局長 通知により,施設内の調理室を使用して,施設職員による調理と同様な給食の質が確保さ れる場合には,当該業務を第三者に委託することは差し支えないものとされており,本市 行財政改革の一環として,民間でできるものは民間での原則のもとに,効率的な保育所運 営を図るため,当面,公立保育所3園において調理業務の民間委託を実施してまいりたい と考えております。委託に際しましては,給食の安全,衛生等について,従来どおり十分 な質の確保を図っていくほか,本市の栄養士による園児の食生活指導や個別栄養相談の充 実を図ってまいりたいと考えております。また,事業者にも栄養士を配置することとして おりますので,専門職としての観点から,園児の喫食状況の把握を行ったり,常時,園長 の指示のもとに給食管理や保護者からの相談への対応等,きめ細かなサービスが提供でき るものと存じます。 次に,3歳以上児の完全給食についてでございますが,保育所運営コストの効率化を図 る中で,委託3園について,3歳以上児への完全給食の実施を行うなど,より一層給食提 供の充実に努めてまいりたいと存じます。 次に,乳幼児健康支援一時預かり事業,いわゆる病後児保育につきましては,現在,多 摩区内のエンゼル多摩におきまして実施しており,保護者の子育てと就労の支援として大 きな役割を担っているところでございます。本事業の拡充計画につきましては,川崎市保 育基本計画に平成18年度までに1カ所増設と位置づけており,平成16年度の開設に向け, 関係団体等との調整を図っているところでございます。 次に,地域保育園の援護の拡充についてでございますが,一定の基準を満たす地域保育 園に対しまして,児童の処遇向上を目的に運営費の一部を援護しておりまして,援護対象 施設を現在の27施設から今年度中に2施設を新たに認定し29施設に,平成15年度に1施設 認定を加え30施設に拡充してまいります。さらに,平成15年度から届け出対象施設の全施 設について,入所児童の健康診断費用や施設賠償責任保険料,調理・調乳職員の検便費用 の補助を創設いたします。また,援護対象の地域保育園につきましては,その担っていた だいている役割にふさわしい名称につきまして,平成15年4月より川崎市認定保育室とす ることについて,関係団体等との調整も図りながら検討しているところでございます。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○副議長 菅原敬子 ここで会議時間の延長を諮らせていただきます。 お諮りいたします。本日の会議時間は,議事の都合によりこれを延長いたしたいと思い ますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長 菅原敬子 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○副議長 菅原敬子 それでは,発言を願います。志村議員。 ○42番 志村 勝 何点か再質問をさせていただきたいと思います。 <中略> それから,市長,中学校給食についてでございますが,これはもう意見,要望で結構で ございます。51校のうち7校で試行,残り44校について,いよいよ全校での給食実施に向 けての取り組みになってくるわけでございますが,さっきもいろいろなやりとりがありま した。私はもう,中学校の牛乳が,かつて牛乳給食という形の中で,中学校の給食はやっ ていないんじゃないかと言ったときに,やっています,牛乳を配っているんですなんてい う,こういうお話が―これは多分公費負担だと思うんですけれども……。そういう形の中 で,デリバリー方式だとか,いろんな取り組みの中で,中学生の一番身体の成長に大事な ときに,市長さんもおっしゃっていたように,お弁当を持ってこられないような方だとか, いろんな事情等があるわけでございます。いろんなところで懇談しましても,お母さん方 は,何しろ早くやってもらいたい,全中学でやってもらいたい。本当に期待している声が 多いわけでございますので,ぜひともその辺の取り組みについて,よろしくお願いしたい と思います。 教育長,新教育プランについて伺いたいと思いますが,全国の自治体で学校を3学期から 2学期の制度に変えているところが出てきているわけであります。横浜市においても,平 成14年度で市立高校の2学期制を実施し,平成15年度からは,小学校,中学校,養護学校, 聾学校においても各1校ずつ試行するということになっているようでございますが,本市 では2学期制について検討しているのかどうか,またこの2学期制がなぜ広がっているの か,メリット,デメリットがあると思いますけれども,どのようにとらえているのか,伺 いたいと思います。 ○副議長 菅原敬子 教育長。 ○教育長 河野和子 2学期制についての御質問でございますが,2学期制につきまして は全国的に注目されておりまして,試行や導入をする市も幾つか出てきている状況でござ います。本市では,市立高等学校におきまして,平成15年度中に2学期制の導入の申請を 受け付けまして,希望する高等学校は,平成16年度から実施することが可能となる要綱を 制定したところでございます。2学期制のよさにつきましては,先進校などの例によりま すと,2学期制という長いスパンの中で教育活動を進めることで,教育課程をゆとりを持 って弾力的に編成することが可能になるとのことでございます。また,教育活動をさまざ まな面からとらえ直すことになり,教育改革が一層促進されるものと期待されております。 また一方,試行した学校によりますと,通知票の配付回数が2回になることによって, 子どもの様子を知る機会が減るという保護者の不安,また,学期途中の長期休業で学習が 途切れるなどの課題があると指摘されております。本市といたしましては,今後,他都市 の状況を見きわめながら,検討委員会を設置いたしまして,今後,検討してまいりたいと 考えております。以上でございます。 ○42番 志村 勝 以上で終わります。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○副議長 菅原敬子 お諮りいたします。本日はこの程度にとどめ延会することとし,次 回の本会議は明日26日の午前10時より再開し,本日に引き続き代表質問等を行いたいと思 いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長 菅原敬子 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○副議長 菅原敬子 本日はこれをもちまして延会いたします。 午後5時25分延会