平成15年2月24日(月) 平成15年(2003年) 第1回 川崎市議会定例会会議録(第3日) 午前10時1分開議 〔局長「ただいまの出席議員議長とも61名」と報告〕 ○議長 小泉昭男 休会前に引き続き,会議を開きます。 −−−−−−−*****−−−−−−− それでは,各会派の代表質問を行います。自民党代表から発言を願います。48番,坂本 茂議員。 〔坂本 茂登壇,拍手〕 ○48番 坂本 茂 私は,自由民主党川崎市議会議員団を代表いたしまして,平成15年第 1回定例会に提案されました施政方針並びに諸議案及び市政一般について質問をいたしま す。 <中略> 次に,「子どもたちが健やかで健全に育つまちづくり」の項目の中から伺います。保育 所待機児童ゼロ作戦が,新エンゼルプランと並行して国においても力を入れて展開してお ります。近年の保育ニーズは,生活リズムの多様化と夜型への移行などさまざまに変化し ております。また,入所要件についても変化があり,成人の生活サイクルと必ずしも一致 しないと言われております。個別のケースでは,週3回の一時保育でも待機児童にならな い例もあるなど,今後はタイムシェアリングによる一時保育の導入も考えるべきと思いま すが,可能性について伺います。 <中略> 以上で質問を終わりますが,御答弁によっては再質問をいたします。以上。(拍手) ○議長 小泉昭男 健康福祉局長。 〔健康福祉局長 石野 厚登壇〕 ○健康福祉局長 石野 厚 健康福祉局関係の御質問にお答え申し上げます。 <中略> 次に,一時保育事業についての御質問でございますが,本市におきましては,就労形態 の多様化や保護者の急病等に伴う一時的な保育需要に対応するため,多摩区内の民間保育 所で平成8年度から一時保育事業を開始し,現在6カ所の民間保育所で事業を実施してお ります。本事業は,保護者の週3日以内の就労のため,家庭における育児が断続的に困難 となる場合や,保護者の傷病,入院等により緊急・一時的に保育が必要となる児童を対象 としており,施設により若干は異なりますが,8時半から17時までを基本とし,1日12名 程度の乳幼児を受け入れております。一時保育事業におけるタイムシェアリングについて でございますが,現在の利用状況を見ますと,パート就労,出産を理由に利用する方が多 く,1日を単位とした利用が多数占めているのが現状でございます。したがいまして,こ のような一時保育事業の現状を踏まえ,保護者のリフレッシュのため半日を単位とした利 用方法など,御提案のタイムシェアリングの導入について,その可能性などを今後検討し てまいりたいと存じます。 ○議長 小泉昭男 坂本議員に申し上げます。ここで休憩をお諮りいたしたいと思います ので,御了承願います。 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。暫時休憩いたします。再開は午後1時と いたします。 午後0時3分休憩 −−−−−−−*****−−−−−−− 午後1時2分再開 ○副議長 菅原敬子 55番,近藤正美議員。 〔近藤正美登壇,拍手〕 ○55番 近藤正美 私は,民主・市民連合市議団を代表して,平成15年第1回川崎市議会 定例会に提案されました市長の施政方針を中心に質問をいたします。 <中略> 次に,子どもたちが健やかで健全に育つ施策のうち,新しい児童健全育成施策の推進を 図るとありますが,具体的な施策について伺います。 次に,市民活動の全市的な拠点として,かわさき市民活動センターの開設を図るとあり ます。これは現在のボランティアセンターを拡充し,拠点とするものですが,市民活動セ ンターの組織構成と体制について,本市とのかかわりについて大きく変わる業務内容と本 市の委託業務について伺います。また,急激な組織の拡充により,スムーズな運営ができ るのか心配されますが,伺います。 次に,こども文化センターを地域の拠点として活用できるよう機能の充実を図るとのこ とですが,具体的にどう機能の充実を図るのか伺います。また,何が特色となるのか,今 後の事業展開について,運営管理とスタッフ体制について伺います。さらに,あくまでも 主役は子どもたちです。現在のサークル活動等の利用団体との調整をどう図るのか伺いま す。次に,こども文化センターを中高生の居場所づくりとすることで,4カ所のこども文 化センターにおいてモデル実施がされてきましたが,実施による検証の内容,検証に基づ く今後の取り組みについて伺います。また,子どもたちの意向調査がされたようですが, この内容と今後の事業へどう反映させるのか,通年的な夜間開館による周辺との調和をど う図るのか,理解を求めることの方策についてお伺いいたします。 <中略> 次に,保育所整備計画について伺います。保育サービスにとって最大の課題は待機児童 の解消ですが,現在は平成14年10月時点で待機児1,498人と大変厳しいものがあります。 平成14年2月に明らかになった保育基本計画では,平成18年4月時点までに1,000人の保 育受入枠拡大を図り,待機児童を解消するとしています。また,予算案では5カ所の保育 所整備費が計上されています。しかし,解消に向けた全体像がいまだ明らかではありませ ん。いつ,どこに,何人規模の保育所を完成させるのか,具体的な年次整備計画の策定を 求めておきましたが,どのような検討がされているのか伺います。また,施政方針では平 成18年度までに解消を目指すとしていますが,平成18年4月時点における解消と理解して よいのか確認しておきます。次に,保育サービスの質の維持,向上を図るための保育所に おける評価システムの導入が必要です。どのような検討がなされているのか,ポイントと なる課題,導入に向けたスケジュールを伺います。 <中略> 次に,教育長に伺います。中学校給食が平成13年10月から京町,高津の2校で,平成14年 10月から塚越,玉川,王禅寺の3校で校外調理委託方式,いわゆるデリバリー方式で試行 を実施してきました。来年度からこの5校は新デリバリー方式に,新しく始まる2校はラ ンチサービス方式での方式が提案されています。食材調達,調理を委託するほか,ランチ 方式では献立も含めてすべて委託すると仄聞していますが,本年度との違いについて伺い ます。給食は学校給食法で教育活動の一環として位置づけられているところですが,ここ に改めて中学校給食の目的は何かを伺います。その目的に照らし,来年度から実施される 2方式については,その位置づけはどうなっているのか。市の費用負担もしない,場所と 買ってくれる子どもを提供するだけなのか,給食としての位置づけ,実施方法について今 後検討すべき課題ではないのか伺います。また,全校への展開はどう考えているのかも伺 います。関連して伺います。小学校給食の民間委託はどのような基準で決定されるのか, またその内容についても伺います。 <中略> 以上で,私の質問は終わります。(拍手) ○副議長 菅原敬子 近藤議員に申し上げます。ここで休憩をお諮りしたいと思いますの で,御了承をお願いいたします。 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長 菅原敬子 御異議ないものと認めます。およそ30分休憩いたします。 午後3時9分休憩 −−−−−−−*****−−−−−−− 午後3時41分再開 〔局長「ただいまの出席議員議長とも54名」と報告〕 ○議長 小泉昭男 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き,近藤議員の代表質問に対する答弁を願います。教育長。 〔教育長 河野和子登壇〕 ○教育長 河野和子 教育委員会関係の御質問にお答え申し上げます。 初めに,学校給食についての御質問でございますが,まず中学校の給食でございますが, 今までのデリバリー方式は,調理業者に調理,盛りつけ,弁当箱の配送,回収,また弁当 箱の洗浄,消毒,保管,残滓処理などの一連の業務を委託しておりまして,献立は本市の 栄養士が作成し,また食材につきましては小学校給食と同様に財団法人川崎市学校給食会 が調達しております。新年度におきましては,2通りの新たな方式で試行を継続して実施 する予定でございます。1つは,現行5校のデリバリー方式を見直した新デリバリー方式 としまして,一連の業務委託に加えて食材の調達も調理業者に委託するものでございます。 また,献立は今までどおり市の栄養士が作成いたします。2つ目のランチサービス方式で は,調理業者が献立作成及び食材の調達を一括して請け負うことにより,献立の多様化や, 将来的には1食当たりの単価の見直しなどに柔軟な対応を図るものでございます。 次に,中学校の給食についての考え方でございますが,心身の目覚ましい成長期におけ る中学生の食事の内容としてふさわしい,栄養バランスのとれた献立内容にすることを基 本としております。試行する学校におきましては,家庭などから持参する弁当との併用, 学校における地域性,また公費負担や受益者負担のあり方など,さまざまな事柄について 検討を進めてまいります。 次に,小学校給食の民間委託についてでございますが,学校教育法,学校給食法に基づ き,健康教育の一環として行っている現在の考え方を踏まえた上で,よりよい学校給食を 目指してまいりたいと考えております。今までどおり献立作成は学校栄養職員が行い,食 材につきましては財団法人川崎市学校給食会で選定及び購入してまいります。委託する内 容といたしましては,調理,配膳,運搬,洗浄,清掃などの業務でございます。調理の方 法や衛生面につきましては,細部にわたる指示書を作成し,それに従って業務を委託しま すので,安全で安心のできるおいしい給食を提供することができると考えております。次 に,委託をする際の基準につきましては,他都市において学校給食の実績があること,学 校給食の趣旨を十分理解し,円滑な運営に協力することができることなど,本業務を確実 に実施できる能力のある民間業者から選定してまいりたいと考えております。 ○議長 小泉昭男 市民局長。 〔市民局長 大木 稔登壇〕 ○市民局長 大木 稔 市民局関係の御質問にお答え申し上げます。 新しい児童健全育成施策の推進等についての御質問でございますが,これまでの留守家 庭児事業の機能を発展的に継承し,すべての小学生が安心して放課後を過ごせるわくわく プラザ事業を市立全114小学校で実施してまいります。また,桜本こども文化センターは, 社会福祉法人青丘社に委託しておりますが,残りの58カ所のこども文化センターにつきま しても,その柔軟な運営を図るため,財団法人川崎ボランティアセンターに委託してまい ります。 次に,かわさき市民活動センターにつきましては,従来からのボランティア活動の推進 に向けた役割に加え,市民活動支援指針に示しました全市的拠点として情報提供や相談事 業などの各種の支援事業を拡充し,市民活動の一層の推進を図るものでございます。また, 新たに地域の市民活動と連携を図りながら,青少年の健全育成のための拠点として,こど も文化センター,わくわくプラザの管理運営業務をお願いするものでございます。これら の業務を円滑に推進するため,市民活動センターの組織体制を総務部門,市民活動部門, 青少年部門の3部門制といたします。また,こども文化センター及びわくわくプラザの各 施設で必要となる職員の配置につきましては,現在,準備作業を進めているところでござ います。 次に,こども文化センターの機能の充実につきましては,開館時間の延長及び年末年始 を除く通年開館等を行うとともに,乳幼児を中心とする子育て支援,さらには中学・高校 生の自主的な活動の支援を図ってまいります。次に,特色といたしましては,地域の方々 の参画による運営協議会等を設置し,より地域に根差した施設運営を図ってまいります。 この運営協議会につきましては,青少年関係団体の方,市民活動団体の方,児童の健全育 成に熱意のある地域の方々等に運営に参加していただくとともに,地域ボランティアの 方々に御協力をいただき,柔軟な施設運営を目指すものでございます。また,基本的なス タッフ体制につきましては,館長1名を法人に派遣するとともに,法人正規職員5名を配 置し,1カ所のこども文化センターと2校のわくわくプラザを運営するものでございます。 こども文化センターの夜間や日曜日の運営には,パートナーやボランティアをお願いして まいります。次に,御利用いただく団体につきましては,こども文化センターの活動や市 民活動に支障のない範囲で御利用いただくとともに,児童の健全育成に積極的にかかわっ ていただけるようお願いしてまいりたいと考えております。 次に,中学・高校生の居場所づくりにつきましては,4カ所のこども文化センターにお きまして,週1回,夜間や日曜日に試行的な施設の開放を行い,中学・高校生の生活や行 動等についての調査研究及びこども文化センターの利用にかかわる意見等の把握を行った ところでございます。これらの意見をもとに,4月から開館日の拡充や開館時間の延長な どを行い,自主的な活動の支援を図ってまいります。また,中学・高校生への意向調査に つきましては,現在試行的に開館しているこども文化センターの近隣中学校5校と市立高 等学校5校の合計10校,約1,000名の生徒にアンケート調査を実施いたしました。その内 容は,帰宅時間,平日及び休日の過ごし方,またこども文化センターの利用を希望する曜 日,時間帯,施設設備,さらにはどのような活動をしたいか,などとなっております。現 在,この結果につきましては,調査研究を委託しております川崎市青少年育成連盟により, 3月中旬を目途に御報告をいただくことになっております。今後はこれらの調査研究結果 をこども文化センターの運営や事業展開,また施設設備等の改修に反映してまいりたいと 考えております。次に,夜間の開館に当たりましては,中学・高校生がみずからの責任の もとで利用することを基本にしておりますので,利用に当たってのマナーやルールを守る ことなどを徹底してまいりたいと存じます。さらに,地域の皆様にこども文化センターの 運営に参画をお願いして,中学・高校生の活動を理解していただくとともに,温かくはぐ くんでいただきたいと考えております。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 健康福祉局長。 〔健康福祉局長 石野 厚登壇〕 ○健康福祉局長 石野 厚 健康福祉局関係の御質問にお答え申し上げます。 <中略> 次に,保育事業についての御質問でございますが,初めに保育所の整備計画についてで ございますが,昨年2月に策定いたしました川崎市保育基本計画に基づき,平成18年度ま でに1,000人の受入枠の拡大を図り,待機児の解消を図ってまいりたいと考えております。 具体的には,今回の予算案で整備費を計上しております中原区内保育所を初めとした5カ 所のほか,さらに新設,増改築,それぞれ数カ所の候補地について検討を行っているとこ ろでございます。現在,これらも含めた具体的な整備実施計画について公表の準備作業を 進めており,できるだけ早い機会にお示ししてまいりたいと考えております。また,待機 児童の解消の時期につきましては,御指摘のとおり平成18年4月と考えております。 次に,保育所における評価システムについてでございますが,平成14年4月に国から示 された,児童福祉施設における福祉サービスの第三者評価事業の指針に基づき,現在,川 崎市児童福祉審議会に本市における保育所の第三者評価事業のあり方について審議をお願 いしているところでございます。第三者評価事業の目指すところが,1つには,保育所事 業者が施設運営における具体的な問題点を把握し,サービス向上に係る取り組みを促進す ること,2つには,利用者が福祉サービスの内容を十分に把握できるようにすることの2 点にございますので,評価制度の検討に当たっては,評価機関の設置,評価者の育成,そ して評価項目の設定などが重要なポイントになるものと考えております。また,今後のス ケジュールでございますが,児童福祉審議会からの審議結果報告を踏まえ,本市としての 事業実施の考え方を早急にまとめ,平成16年度中には実施に移してまいりたいと考えてお ります。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 ここで会議時間の延長を諮らせていただきます。 お諮りいたします。本日の会議時間は,議事の都合によりこれを延長いたしたいと思い ますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定をいたしました。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 それでは,発言を願います。近藤議員。 ○55番 近藤正美 それでは,私の質問に市長を初め各局長さんがそれぞれお答えいただ きました。その中から何点か再質問させていただきたいと思いますが,質問をする前に, 先ほどの特別養護老人ホーム整備について,質問の中で5カ所500床計画と言うべきとこ ろを5カ所5,000床と申し上げましたようで,まことに勝手でございますが,訂正のほど よろしくお願いしたいと思います。 <中略> 次に,教育長にお伺いをしたいと思います。学校給食の民間委託は平成15年度に何校を 予定しているのか。また,平成15年度以降の計画について見解を伺います。委託によるメ リット,デメリットについても伺います。委託校の選定基準があればお示しください。ま た,調理員,教職員,父母に対する説明などを含め,今後のスケジュールをお示しくださ い。 ○議長 小泉昭男 教育長。 ○教育長 河野和子 小学校給食についての御質問でございますが,初めに小学校の給食 調理業務を委託する学校数でございますが,平成15年度は3校程度を予定しております。 平成15年度以降の計画につきましては,その実施状況や調理員等の退職動向を踏まえて進 めてまいりたいと考えております。 次に,業務委託した場合に考えられます効果でございますが,民間の食産業が著しく発 達した中で,そのノウハウや活力を積極的に活用することにより,柔軟な対応や献立の多 様化が図れることと考えております。一方,調理に関する業者への指導のあり方など,今 後整理する課題があると考えられます。委託する学校の選定につきましては,学校規模に よる児童数と調理員数のバランスや,学校栄養職員の配置状況などを考慮しながら決定し てまいりたいと考えております。また,委託校につきましては,早期に選定し,新年度の 早い時期に学校関係者や保護者への説明会を開催して,御理解と御協力をいただくよう考 えております。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 近藤議員。 ○55番 近藤正美 御答弁ありがとうございました。 以上で,質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 お諮りいたします。本日はこの程度にとどめ延会することとし,次回 の本会議は明日25日の午前10時より再開し,本日に引き続き代表質問を行いたいと思いま すが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 本日はこれをもちまして延会いたします。 午後5時18分延会