平成14年9月12日(木) 平成14年(2002年) 第3回 川崎市議会定例会会議録 (第2日) 午前10時0分開議 〔局長「ただいまの出席議員議長とも62名」と報告〕 ○議長 小泉昭男 休会前に引き続き,会議を開きます。 −−−−−−−*****−−−−−−− 直ちに各会派の代表質問を行います。自民党代表から発言を願います。 14番,石田康博議員。 〔石田康博登壇,拍手〕 ○14番 石田康博 私は,自由民主党川崎市議会議員団を代表して,第3回定例会に 提案されました行財政改革プラン及び諸議案並びに市政一般について,質問をいたします。 <中略> また,公立保育所を減少させ,これまでの民間保育所に公設民営型の民間保育所を加え, 認可保育所がカバーする改革が示されていますが,多様な保育ニーズの充実とあわせて, 公・民のあわせた子育てサービスの提供をしていくことで,今後の市民ニーズの接点を考 えながら,公立保育園をどのように,その主体を公から民に移行させるのか,プロセスを 含めた考え方について伺います。 <中略> 以上で質問は終わりますが,答弁によっては再質問をいたします。(拍手) ○議長 小泉昭男 市長。 〔市長 阿部孝夫登壇〕 ○市長 阿部孝夫 それでは,私から,ただいまの自民党を代表されました石田議員の御 質問にお答え申し上げます。 <中略> 「骨太の提言」についてのお尋ねでございますが,行財政改革プランの策定過程におき まして,自民党から都市再生プログラムと行財政改革の断行を2大課題とする御提言をい ただきました。具体的には新しい福祉システムの構築,保育所運営等への民間活力の導入, 地域経済の活性化など,各施策体系に対する提言や,緊急提言にございます人件費の削減, 企業会計5事業の見直し,出資法人の見直しなど,財政が厳しいとの認識に立った御提言 でありまして,市政運営に対する責任を持つ立場として,私の認識と共通する部分も多く, 貴重な御意見として十分に参考とさせていただいたところでございます。今後とも,改革 プランの具体化に向けた建設的な御意見と御協力をいただきますように,お願い申し上げ ます。 ○議長 小泉昭男 健康福祉局長。 〔健康福祉局長 石野 厚登壇〕 ○健康福祉局長 石野 厚 健康福祉局関係の御質問にお答え申し上げます。 初めに,公立保育所の民営化についての御質問でございますが,本年2月にお示しをい たしました保育基本計画にございますとおり,公立保育所の民営化につきましては,保育 需要が高く駅周辺に立地する条件にかなった保育所を駅周辺型保育所と位置づけ,延長保 育や一時保育,休日保育などの多様な保育サービスを提供する多機能型の保育所として整 備し,民間にお願いをしていくことといたしております。計画年次及び箇所数につきまし ては,平成14年度からの5カ年間で3カ所,その後平成19年度からの5カ年間で5カ所, 合わせて8カ所の予定を基本に,社会環境の状況に応じて計画を推進してまいります。ま た,その運営につきましては,市内の実績ある社会福祉法人を考えており,公募により決 定してまいりたいと存じます。また,民営化に当たりましては,利用する市民の皆様に不 安や心配をおかけすることのないよう十分配慮してまいりたいと存じます。 ○議長 小泉昭男 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが,御異議ありま せんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。暫時休憩いたします。再開は午後1時と いたします。 午後0時5分休憩 −−−−−−−*****−−−−−−− 午後1時1分再開 〔局長「ただいまの出席議員副議長とも58名」と報告〕 ○副議長 菅原敬子 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き,代表質問を行います。発言を願います。6番,青山圭一議員。 〔青山圭一登壇,拍手〕 ○6番 青山圭一 私は,民主・市民連合川崎市議団を代表して,平成14年第3回定例議 会に提出された川崎市行財政改革プランを初め,議案並びに市政一般につきまして質問を いたします。 <中略> ○副議長 菅原敬子 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが,御異議あり ませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長 菅原敬子 御異議ないものと認めます。およそ30分休憩いたします。 午後3時15分休憩 −−−−−−−*****−−−−−−− 午後3時46分再開 〔局長「ただいまの出席議員議長とも53名」と報告〕 ○議長 小泉昭男 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き,代表質問を行います。発言を願います。51番,竹間幸一議員。 〔竹間幸一登壇,拍手〕 ○51番 竹間幸一 私は,日本共産党を代表して,2002年第3回川崎市議会定例会に提案, 報告された議案及び行財政改革プラン並びに市政一般について質問を行います。 <中略> 以下,市長に具体的に伺います。市長が行革の第一歩と位置づけた学童保育事業につい てです。強引に学童保育事業を廃止し,わくわくプラザに統合することによる矛盾が全市 に具体的に広がっています。 中野島小学校は学校内を含めて学区に3つの学童保育があり,これが統合されると40名 定員だった学校内学童保育室に学童っ子だけでも140人が集まることになります。さらに, マンモス校である中野島小学校の全児童が対象でこの活動室を利用することになり,わく わくプラザの目的にも欠けることになります。こうした問題はこの学校だけではありませ ん。どう考えてもわくわくプラザが成り立たないと,疑問の声が父母や地元から上がって います。ましてや学童保育事業を成り立たせる国基準は達成できません。国基準とは,定 員が定められていること,この定員を満たす専任指導員が配置されていること,専用室と 1人当たりの面積が基準以上であることなど,いわゆる8要件ですが,学童保育事業を国 が最低の基準と定めた最も基本的な要件すら守ることができないことがはっきりしている のに,どうして強引に進めることができるのでしょうか。国基準に照らしても,これで子 どもたちの安全を守ることができるのか,伺います。 菅小学校では,プラザ室をつくると校庭が狭くなり,全校一斉の運動会ができなくなり ます。どう考えても,子どもたちが伸び伸びと元気に安心して活動できる場所ではありま せん。こうしたことで学校の教育活動に支障を来すことがないのかどうか,子どもたちに 事故や危険がふえないのか,また,教育行政の立場から責任を持てるのか持てないのか, 教育長に伺います。 <中略> 具体的に伺います。学校改築,保育園,特別養護老人ホーム建設は,2002年度予算の計 画数を並べているにすぎないのに,なぜかランクA。しかも,あとは計画的に進めるとし か書かれておらず,改築計画数や待機児者の解消は何一つ具体化されていません。特養ホ ームの待機者は,3月末の1,636人からさらにふえて2,199人となり,ことし開設した富士 見プラザやしゅくがわらでも,それぞれ1,400人の応募者が殺到しました。また,保育園も, 4月の待機児童は1,432人で,3カ年で解消するためには120名の認可保育園を12カ所建設 しなければ解消できず,いずれもあいまいにすることはできません。ランクAなら,市民 にはっきり計画を示すべきではないでしょうか。それぞれについて明確にしてください。 <中略> 子どもと学校教育についてです。一人一人の子どもが大切にされ,どの子も確かな学力 を身につけてほしい,これは父母,市民,教職員共通の願いです。学校完全週5日制が4 月からスタートし,新学習指導要領が実施される中で,ますますその声が大きくなってい ます。教科に関する時間数が減る中で,基礎的な学力は大丈夫なのかと心配されています。 こうした中で,子どもたちの学びを保障するために,30人学級などの少人数学級の取り組 みが多くの自治体で独自に進められています。今年度までに22道府県で実施しています。 川崎市の子どもの状況はどうでしょうか。不登校の子どもは,中学校では1,160人,3校分 の子どもが苦しんでいます。さらに,いじめや学級崩壊,校内暴力も深刻です。川崎市は 子ども権利条例を全国に先駆けて制定し,学ぶ権利を保障しています。川崎でこそ少人数 学級を実施すべきであります。当面,小学校1年生から30人学級を導入すべきです。委員 会でも,本市学級編制の弾力化が実際実施できるのかどうかということを含めて,今後, 内部で検討は進めていきたいと積極的に答えております。30人学級導入について,教育長 の見解と対応を伺います。 ○議長 小泉昭男 市長。 〔市長 阿部孝夫登壇〕 ○市長 阿部孝夫 それでは,私から,ただいまの共産党を代表されました竹間議員の御 質問にお答え申し上げます。 <中略> 次に,わくわくプラザについてのお尋ねでございますが,これからの放課後児童施策は, 保護者が働いている家庭はもとより,お年寄りの介護や御自身の病気でお子さんの面倒を 見られない場合など,増大するニーズに対応しなければなりません。現在の留守家庭児事 業は,保護者の就労等が入室の条件となっておりまして,限定された児童だけを対象とい たしております。わくわくプラザ事業は,昼間保護者が就労している,いないにかかわら ず,1年生から6年生までのすべての小学生を対象とした,分け隔てのない公平な施策で ございます。したがいまして,児童が安全に利用できるよう,プラザ室のほかに利用可能 なスペースを確保して,平成15年4月からの開設に向けて施設整備を進めているところで ございます。 <中略> 次に,保育所の整備についてのお尋ねでございますが,保育事業は子育て支援施策の中 で中心的な役割を担う事業でありまして,保育所の整備につきましては,運営方法を含め たトータルな検討を行いながら,着実に推進することといたしております。具体的には, 本年2月に策定いたしました川崎市保育基本計画にございますとおり,本年度から平成18 年度までに新たな保育所の整備を6カ所程度,既存保育所の増改築などを6カ所程度行う ことといたしております。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 ここで会議時間の延長を諮らせていただきます。 お諮りいたします。本日の会議時間は,議事の都合によりこれを延長いたしたいと思い ますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定をいたしました。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 それでは,答弁を願います。教育長。 〔教育長 河野和子登壇〕 ○教育長 河野和子 教育委員会関係の御質問にお答え申し上げます。 初めに,わくわくプラザ室の設置についての御質問でございますが,わくわくプラザ事 業につきましては,子どもたちが伸び伸びと元気に安心して活動できるようにしなければ ならないと十分認識しております。菅小学校のプラザ室の設置につきましては,安全面に 配慮し,教育活動に支障を来さないことを前提に,改善に向けて当該校や関係局と協議し ているところでございます。 次に,小学校1年生からの30人学級導入についての御質問でございますが,学級編制に つきましては標準法に基づき都道府県が基準を定めることとされ,その基準は1学級40人 となっております。また,学級編制の弾力化につきましては,現在,神奈川県は実施して おりませんので,本市が独自で学級編制の弾力化を図ることは難しいものとなっておりま す。しかしながら,初めて学校生活を迎える時期の子どもたちに対するきめ細かな指導は, 学校生活に早くなれ,基礎学力の定着と基本的な生活習慣の習得を図る上で大変大切なも のと考えております。したがいまして,教育委員会といたしましては,小学校1年生に対 する少人数授業を,より充実させるための方策を検討してまいりたいと考えております。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 それでは,再質問をさせていただきます。 <中略> 学童保育事業についてですが,現在の中野島小学校ホールでは,施設面積86平方メート ルで定員1人当たり2平方メートル以上が確保されています。しかし,わくわくプラザの 実施に伴う近隣学童ホールの廃止で,中野島小学校を利用する児童は1年生から3年生だ けの学童保育の対象児童だけでも117名に上ります。1人当たりわずか0.73平方メートル で,その広さは畳半畳分以下です。この面積は市の設置基準の36%,国の基準の45%にし かすぎません。これに他の児童が加われば,事態はより深刻です。中野島小学校の児童数 は1,180名です。約半数の590名の登録が予想されています。この人数を施設面積で割ると 1人当たりの面積はわずか0.14平方メートル,およそA3の紙1枚分にすぎません。これ では,学童保育としての生活はおろか,全児童対策として安全性の確保すらできない状態 です。特に雨の日など,居場所は限定されてしまいます。このような状態でどこでおやつ を食べ,寝転び,本を読んだり,休んだりすることができるのかお答えください。 学童保育としての専用室の確保は,学童保育の対象児童の生活を支える最低限の条件で す。市も当初は2クラス程度を整備すると説明してきました。ところが,実際にはプラザ 室以外に学童保育としての専用室を整備できるところは114校中60校前後にすぎません。専 用室が整備できない他の学校では,そもそも学童保育は成り立ちません。これでどうして 学童保育の対象児童が安心して通える場所だと言えるのでしょうか,伺います。 学童保育の機能の継承ということでは,職員体制も重要な問題です。東住吉小学校ホー ルでは,4名のハンディのあるお子さんを2人の指導員によってサポートしています。保 護者からは,指導員と信頼関係を築くのに時間がかかる,スタッフがかわってしまう体制 では安心した居場所にはならないと切実な訴えが寄せられています。現状の継続的で安定 した支援体制が壊されたら,この子たちの居場所を奪うことになります。障害児に対して 継続して支援できる職員体制がとられずに,ただアルバイトを1名配置するだけでは,こ の子らの心を受けとめることはできません。それでもなおわくわくで障害児が安心して過 ごせる場と言えるのでしょうか,伺います。 強引なわくわくプラザの整備が学校の教育機能をゆがめかねないという問題についてで すが,菅小学校の例を取り上げたわけですが,教育長の答弁では,安全面に配慮し,教育 活動に支障を来さないことを前提に改善するとのことでした。校庭が狭く,いずれかの教 室を転用せざるを得ない。しかも,この小学校は学童保育の対象児童だけでも96名にも上 ります。ここにも地域の学童ホールをなくしてしまうことの弊害があらわれています。こ れだけの子どもたちの生活空間を保障し,なおかつ教育活動に支障を来さないことができ るのか,できないのか,再度教育長に伺います。また,できると言うのなら,その具体的 な方法を示していただきたいと思います。 <中略> 教育長ですが,小学校1年生に対する少人数学級をより充実させるための方策を検討す るとの答弁でした。30人学級への第一歩として受けとめてよいか伺っておきます。以上で す。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 お答えいたします。 <中略> 次に,わくわくプラザについてのお尋ねでございますが,わくわくプラザは,より多く の子どもたちが放課後を楽しく,安心して過ごせるように,小学校施設を活用した新しい タイプの事業でございます。全小学校で整備を進めておりますプラザ室につきましては, 活動の拠点でありまして,すべての児童がプラザ室だけで過ごすのではなくて,校庭はも ちろんのこと,体育館や多目的ホールなど,小学校施設を有効に活用することができるも のでございます。 次に,障害のある子どもたちへの対応につきましては,保護者や学校などとも相談し, 子どもの状況を把握した上で必要に応じた人員を配置するなど,柔軟に対応してまいりた いと思っております。 ○議長 小泉昭男 教育長。 ○教育長 河野和子 初めに,わくわくプラザについての御質問でございますが,子ども たちの生活空間につきましては,学校教育に支障を来さないよう確保に努めてまいりたい と考えております。菅小学校におきましては,学校の教育活動を勘案して,校舎内の視聴 覚室や特別活動室の活用を学校や関係局と協議しているところでございます。また,体育 館などの学校施設も有効活用してまいりたいと考えております。 次に,小学校1年生からの30人学級の導入についての御質問でございますが,学級編制 の弾力化につきましては,現在,市が独自に実施することが困難な状況にございますので, 本市といたしましては今後県に働きかけてまいりたいと存じます。また,少人数学級の編 制に当たっては,各学校の実情に応じた工夫も必要となってまいりますので,あわせて検 討してまいりたいと存じます。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 わくわくプラザと学童保育についてだけ再度お尋ねしたいと思うんで すが,事態の深刻さといいますか,そういう点が市長には届いていないのかという感じを, 答弁を聞いていて受けるわけです。中野島小学校は,少なくとも登録児童は約半数と見込 んでいるんですが,常時利用するのは2割から3割という想定のようですけれども,そう すると200名ぐらいの児童が放課後プラザ室にやってくる。そこでかばんを置いてプラザ室 にとどまる子やいろんなところへ出かける子がいるわけですけれども,200名の子どものか ばんやいろんな持ち物がプラザ室に置かれるということになると,どういう事態になるの か。もうそれだけでプラザ室のほとんどが占用されてしまう,こういう状況に私はなるん じゃないかと思うんです。 学童保育の子は最後までほとんど残るわけですが,わくわくプラザを利用する子どもた ちは下校時間がまちまちなわけです。利用カードできょうは何時に帰りますということに なるわけですから,帰る時間帯によって子どもたちが自分のかばんや持ち物を間違わない ように持っていく。これも200個あるような中からどうやって持ち帰ることができるのか。 モデル事業の中では工夫しているところもありまして,大きなごみ袋のような半透明の袋 を用意していまして,そこに大きく名前を入れておいて,帰る時間ごとにそれを山積みと いうか,整理して置いてあるわけです。それは利用者が30人から50人程度のケースですか ら,200人となったらホテルのクロークのような状況で,それを整理して子どもたちが間違 わないように持って帰れるようなことを見届けるだけでも専任のスタッフが取りかからざ るを得ないという状況になってしまうんじゃないかと思うんです。 それと,おやつをどのぐらいの子どもが食べるかはわかりませんけれども,学童保育に 通っていた子ども約120人は必ず食べることになると思うんです。そのほかにわくわくの子 どももおやつを希望する子がふえてくる。150人以上の子どもがそこでおやつをどうやって 食べるんだ。もう手づくりおやつなんていうのはほとんど実現不可能です。スナック菓子 を与えるだけというようなことが子どもの成長にとってどういうことになるのか。そうい うような具体的なことに市長はどういうふうに胸を痛めているのかというのが,答弁を聞 いていて全然伝わってこないんです。いろんなところで遊べばいいんだという状況になり ますと,おやつもそこでは食べられないですから,物理的に。好きなところへ行って食べ なさいということをやらざるを得なくなるんですが,そういうことを一つ一つ市長はどう いうふうに受けとめておられるのか,お考えを伺いたいと思うんです。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 大変深刻であるという御指摘のようでございますけれども,まさしく そこが行政の知恵の出しどころでございまして,前提条件をたくさん置いて,解決できな いんだと。それと,従来の留守家庭児事業を残さなければいけないという因果関係がよく わかりません。私のところに届いておりますのは,むしろ留守家庭児事業に入りたくても 入れない子どもさんたちとか,あるいはそもそも対象にならないために放課後困っている 子どもさんたちのそういった苦しい事情でございますので,行政としての優先順位をどう 判断するか,ここが一番大事なところだと思っております。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 学童保育を残さなければならない因果関係がよくわからないというこ とだと,市長は学童保育は残さない,そういうお考えなんですか。はっきりお答えくださ い。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 先ほどから答弁しておりますように,両親が働いているという前提条 件で,そういった極めてかたい条件に該当する子どもたちだけの面倒を見るという仕組み は,継続しないということでございまして,より多くの子どもたちに光が当たるように行 うことが行政の役割である。そのように考える次第でございます。わくわくプラザ事業の 実施に伴ういろんな問題については,これから関係者で真剣に考えて解決していくという ことでございます。いろんなところで臨機応変にスタッフも対応していきますし,モデル 事業でも現在いろいろと工夫をして実施しているところでございます。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 わくわくプラザはわくわくプラザで,本当に安心して利用できるよう にすべきだと,そういう実態も見えないところがまだ多く残っているということを指摘し ているわけです。それともう一つ,このわくわくプラザの中で学童保育の機能は継承する んだ,だから,今まで学童保育に通っていた子どもも安心して利用してください,こうい うのが市長の考えとして表明されてきたわけです。それなのに,学童保育にとって必要不 可欠な専用室もそろわない。こういう状況でどうして安心して利用できるのかということ を質問しているわけですから,その2点についてはっきりお答えください。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 従来のような形の留守家庭児事業を全く同じ条件で残すということ は考えておりません。従来の留守家庭児事業の対象になっていた子どもさんたちも吸収し た形で,しかもお世話できる時間を長くして,それでわくわくプラザ事業を実施するとい うことでございます。いろいろと問題点が見えていないということでございますが,これ までモデルで実施しているところで,それなりにいい点,悪い点も見えているところでご ざいます。なお,大規模校の今後については現在も検討しておりますけれども,まさにみ んなで知恵を出して問題解決を図っていく必要があると思います。かたくなに,それだか らだめだという断言はできないと思っています。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 断言じゃなくて,実態がそうなっている,その実態を直視してほしい, そういうことを言っているわけです。口先でできるできる,知恵を出せばいいんだ,そう いう問題ではない実態があるんだということの深刻さを市長は全然理解していないです。 そういうことを言うなら,これまで宣伝してきた学童保育の機能は継承できるんですとい うことと,今の答弁というのは全然反対のことを言っているわけですから,はっきり訂正 すべきです。市民に対して情報をきちんと提供して議論するんだという市長の政治哲学と も全く相入れないじゃないですか。その点,どうなんでしょうか。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 学童保育そのものを継承するとは今まで言っていないんじゃないで しょうか。留守家庭児事業で今までやってきた機能を継続すると言っているんじゃないで しょうか。(竹間議員「だから,できないと言ったの,何を言っているの」と呼ぶ)また, 問題点についてはまさしく知恵を出して問題を解決するということが大事なのであって, 問題解決の努力をしないで,だからだめだという判断にはならないと思います。 ○議長 小泉昭男 竹間議員。 ○51番 竹間幸一 問題解決の努力の中身が見えないから,安心してこのままでは利用で きない,こういうせっぱ詰まった市民の願いが出されているわけです。そこをこれから知 恵を出してやりますというようなことを言っている場合じゃない,このことは強く指摘し ておきたいと思います。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 お諮りいたします。本日はこの程度にとどめ延会することとし,次回 の本会議は明日13日午前10時より再開し,本日に引き続き代表質問等を行いたいと思いま すが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 本日はこれをもちまして延会いたします。 午後6時1分延会