平成14年6月26日(水) 平成14年(2002年) 第2回 川崎市議会定例会会議録 (第7日) 午前10時1分開議 〔局長「ただいまの出席議員議長とも57名」と報告〕 ○議長 小泉昭男 昨日に引き続き,ただいまから会議を開きます。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 本日の議事日程を報告いたします。本日の議事日程は,お手元に 印刷配付してあります議事程第7号のとおりであります。(資料編33ページ参照) −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 これより日程に従い,本日の議事を進めます。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 日程第1の一般質問を行います。 ○議長 小泉昭男 22番,飯塚正良議員。 ○22番 飯塚正良 まず,子育て支援センターについて,健康福祉局長にお伺いいたします。 私の住まいとする大島地区で,助産院を中心に子育てサークルが誕生して まいりました。最初は助産院に通院するお産前のお母さんを中心とするサークルから, 今やお産後の子育て相談を中心とするサークルに広がっています。そこで,伺います。 本年度設置をされる予定の子育て支援センターの指導,協力を受けられないか, 伺っておきます。あわせて子育て支援センターの事業内容についても伺っておきます。 ○議長 小泉昭男 健康福祉局長。 ○健康福祉局長 石野 厚 地域子育て支援センターについての御質問でござい ますが,この施設は,本年2月に策定をいたしました川崎市保育基本計画に基づ きまして,本年度中に,川崎区を含め,新たに市内に6カ所を整備することとして おります。地域子育て支援センターは,子育て支援活動を担当する専門の職員を 配置いたしまして,子育て相談や子育て情報の提供,体験保育,子育てサークルの 育成支援などの事業を実施し,地域の子育て家庭に対する育児支援を行うことを 目的としております。したがいまして,地域でお互いに協力し合いながら子育て 活動をしている自主グループの方々にも,利用目的に合わせ御利用いただきたいと 考えております。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 飯塚議員。 ○22番 飯塚正良 先日,幼児教育センターを視察させていただきました。これからの 未就学児の教育をどう進めていくのか,課題は山積をしていると感じました。いよいよ 来年4月からは6つの小学校付属幼稚園が廃止をされ,子育て広場に移行することに なります。既に先行して試行実施をされているかわさき・ふるいちば子育て広場に ついて,これまでの試行実施の利用状況と今後の課題について,教育長にお尋ね いたします。 ○議長 小泉昭男 教育長。 ○教育長 河野和子 子育て広場についての御質問でございますが,子育て広場に つきましては,川崎市幼稚園教育振興計画に基づきまして,地域の子育て支援を 目的に,旧幼稚園園舎を利用して,平成13年10月から,子育て広場かわさきと ふるいちばの2カ所で現在試行しているところでございます。 試行後半年間の利用状況でございますが,1日の平均来場者数は,かわさきで大人 と子ども合わせて95名,ふるいちばで125名と多くの方々が利用されております。 また,来場された方々へのアンケートで,子育て広場の感想を伺ってみましたところ, 「人とのかかわりがふえた」,「子どもがよく遊ぶようになった」,「子どもの違う 面が見えた」などの声が多く寄せられております。施設面や衛生面につきましても, おおむね良好との評価を受けているところでございます。また,日ごろの育児に 関する相談など,日常的に行われている事業や定期的に行われている講座や催し 物など,利用者からの反応もよく,子育て広場に対する期待が感じられるところで ございます。一方では,遊具などの設備面の充実や専門的な知識を必要とする相談に 対する希望なども寄せられているところでございます。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 飯塚議員。 ○22番 飯塚正良 大変好評とのことですが,そこで,一般論として伺います。 子育て広場は公立学校の施設などと同様に,市民開放施設として位置づけられないの かどうか,伺っておきます。 ○議長 小泉昭男 教育長。 ○教育長 河野和子 子育て広場の施設の活用についての御質問でございますが, 子育て広場につきましては,試行の検証を重ねるとともに,地域の皆様の御意見など も参考としながら,その多目的な利用につきまして,子育て広場の事業とのかかわり の中で検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 飯塚議員。 ○22番 飯塚正良 終わります。 ○議長 小泉昭男 41番,小林貴美子議員。 ○41番 小林貴美子 次に,乳幼児健康支援一時預かり事業について,健康福祉局長にお伺いいたします。 乳幼児の病気回復期での保育の実施により保護者の就労を支援するための施設で, 平成9年に多摩区の中野島に1カ所開設をいたしました。はしかや水ぼうそうなど, 伝染性の病気にかかると,1週間から10日ぐらい保育園に預けることができません。 保護者は長い日数職場を休むことがなかなか難しい状況で,ある程度小康状態になった 子どもを預けられるこの施設は,働く保護者にとても喜ばれております。しかし, 市内1カ所では少な過ぎるということで,我が党として南中北,3カ所ぜひつくって ほしいという提案を以前いたしましたけれども,とりあえず南部にもう1カ所開設し, 3カ所目はその利用状況を見ながら検討していくという答弁をいただいております。 そこで,お伺いいたしますけれども,本市の2010プラン新・中期計画では,2000年 度から2003年度に新たに1カ所開設すると明記されておりました。しかし,平成10年に できた子ども総合プランでは1年おくれて2004年度となっておりますけれども, この1年のずれはどうして出てきたのか,御説明を伺いたいと思います。また, 現在の健康福祉局の動きはどうなっているのかもお伺いいたします。 ○議長 小泉昭男 健康福祉局長。 ○健康福祉局長 石野 厚 乳幼児健康支援一時預かり事業についての御質問で ございますが,この事業は,病気は治りかけているが,まだ保育所等に通園できない 乳幼児を一時的に預かり,健康管理と看護を行うものでございます。現在,多摩区内の エンゼル多摩におきまして実施しておりまして,保護者の子育てと就労の支援として 大きな役割を担っているところでございます。 本事業の拡充計画につきましては,川崎新時代2010プラン新・中期計画や子ども総合 プランの計画を踏まえまして策定いたしました川崎市保育基本計画に,平成15年度から 4年間に1カ所増設と位置づけております。今後につきましても,関係団体並びに 関係局との調整を図り,本計画の早期実施に努めてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長 小泉昭男 小林議員。 ○41番 小林貴美子 お答えいただきました。 要望並びに再質問をさせていただきます。 それから次に,乳幼児健康支援一時預かり事業について,これも市長にお伺いしたい と思います。11年の9月議会で,本当は一番最初の計画は15年度だったんですが, 16年度開設ということで我が会派で御答弁をいただいておりますけれども,本当に これがこの先おくれないように16年度開設,しかも,南部で利用しやすい場所にぜひ 開設をしていただきたいと思いますが,市長にお伺いをいたします。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 それからもう一つ,乳幼児健康支援一時預かり事業についてのお尋ね でございますが,子育てについての一番の大きな不安や心配は,何といっても子どもが 病気になったときではないかと思います。適切な医療のもと,子どもを安心して 預けられるこの事業の役割は今後ますます高まってくると思いますので,関係団体等 との調整もございますので,それを図りながら,平成16年度の開設に向けて努力を してまいりたいと存じます。以上でございます。 以上で終わります。 ○議長 小泉昭男 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。 午後0時2分休憩 −−−−−−−*****−−−−−−− 午後1時1分再開 〔局長「ただいまの出席議員副議長とも52名」と報告〕 ○副議長 菅原敬子 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き,一般質問を行います。発言を願います。 <中略> ○副議長 菅原敬子 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長 菅原敬子 御異議ないものと認めます。およそ30分休憩いたします。 午後2時54分休憩 −−−−−−−*****−−−−−−− 午後3時26分再開 〔局長「ただいまの出席議員議長とも52名」と報告〕 ○議長 小泉昭男 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き,一般質問を行います。発言を願います。 ○議長 小泉昭男 50番,市古映美議員。 ○50番 市古映美 通告してあります4点につきまして,一問一答方式で質問を いたします。 初めに,公立小中学校へのエアコン設置と暑さ対策について,教育長に伺います。 ここ数日は大変涼しい日が続いておりますけれども,また暑い夏が参ります。 98年の10月議会でも取り上げました。その当時,管理諸室へのエアコン設置は そのままのテンポであと6年ほどかかるとのことでした。今の時点での設置状況に ついてお伺いをいたします。 また,都市化が進む中で,管理諸室のみならず,普通教室の暑さも深刻であり, エアコンの設置が必要になってきているのではないか。ここでも計画的に進めてほしい ことを要望してきました。そのとき,当面,教室の通風や騒音などの問題で影響がある と思われる学校の調査については98年度中にやって,その結果を踏まえて前向きに 検討していくということでした。調査結果とその後の取り組みについて伺います。 普通教室へのエアコン設置も難しいということを決めつけないで,昨今の気象の変化, 学校環境を取り巻く変化なども著しいわけですから,設置の検討も私は進めるべき というふうに思います。 同時に,当面の対策として扇風機の設置を要望してきました。要望のある学校には 設置をすべきと思いますけれども,お伺いをいたします。 ○議長 小泉昭男 教育長。 ○教育長 河野和子 小中学校の冷房設備の設置についての御質問でございますが, 初めに,市立小中学校への冷房設備の設置状況につきましては,平成7年度から, 職員室を中心にした管理諸室に設置を進めており,平成13年度までに小学校87校, 中学校45校,計132校に設置済みであり,平成14年度は小学校2校,中学校3校, 計5校に夏休み中に設置する予定になっております。 次に,98年度の調査についてでございますが,教室の通風や騒音などの問題で 学習環境に影響があると思われる9校の中で検討した結果,南河原中学校の普通教室 などに,平成12年度から平成13年度にかけて冷房設備を設置したところでございます。 次に,普通教室の冷房設備設置についてでございますが,これまで高速道路, 新幹線や南武線の交通騒音など,著しく児童生徒の日常の学習環境に支障を来すような 学校や配慮を必要とする障害児の教室に設置をしてまいりました。大変厳しい財政 状況ではございますが,課題のある学校については,今後も引き続き関係局と協議 してまいりたいと考えております。 次に,扇風機の設置についてでございますが,要望のある学校につきましては, 現場を調査し,児童生徒のより快適な学習環境を確保できるよう,学校と十分に 協議しながら,対応策を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 市古議員。 ○50番 市古映美 再度教育長にお伺いをいたします。管理諸室への設置は, 4年前に質問したときのペースではあと6年,2004年には設置終了になる予定でした。 ところが,それまで年間14校に設置されてきたものが,ことしは5校とペースダウン をして,残りは小学校27校,中学校6校となっております。ことしのペースでいけば, これからあと7年もかかってしまうわけです。当初のペースを取り戻して設置を 急ぐべきと思いますが,お伺いをいたします。 当時,普通教室でも,教室の通風や騒音の問題で影響があると思われる学校は調査を されたということでしたけれども,実際にエアコンがついたのは1校だけで, あとは進んでおりません。当面,調査の結果,設置が必要とされた残りの8校はどう 具体化されるのか,お伺いをいたします。 何しろ夏になりますと,特に昨年あたりも6月ごろから教室が暑いと。 ある学校では,休み時間に子どもたちがのどが渇いて水飲み場に殺到するそうです けれども,蛇口も足らない。ですから,学校で申し合わせをして,親の協力を得て ぺットボトルを持参させて渇きを抑え,暑さをしのいでいるというふうに聞きます。 当面の対策として扇風機については,要望のある学校については対応策を検討すると いうことですけれども,これは設置をぜひしていくと,こういう立場で,子どもたちの 学習環境を少しでも改善していただきたいと思いますけれども,この点について明確に お答え願いたいと思います。 ○議長 小泉昭男 教育長。 ○教育長 河野和子 小中学校の冷房設備の設置等についての御質問でございますが, 初めに,管理諸室への冷房設備の設置を早めることにつきましては,大変厳しい 財政状況ではございますが,できるだけ早い時期に設置できるよう努めてまいりたいと 考えております。 次に,98年度に行った調査の結果,教室の通風や騒音などで課題があると思われる 残りの8校につきましては,一部改善した学校もあり,また改築予定校なども含まれて おりますが,児童生徒の学習環境をより改善できるよう,今後も引き続き関係局と 協議してまいりたいと考えております。 次に,普通教室への扇風機の設置についてでございますが,これまで臭気や通風 など,著しく学習環境に支障がある教室は学校と協議しながら対応してまいりまし たが,今後も学校から要望があった場合には,設備的な課題や予算上のこともござ いますが,学校の状況に応じて検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長 小泉昭男 市古議員。 ○50番 市古映美 小中学校へのエアコン設置ですけれども,せめて管理諸室へ の設置,これだけは昨年のペースを戻して急いで設置をしていただきたいという ことを,強く要望しておきたいと思います。 普通教室への扇風機の設置ですけれども,要望がある学校については,いろいろ あるけれども,検討をするということです。ある小学校では3年前から要望して, この夏までにやっとつくという予定なんですけれども,校長が職員会議で,4教室だ けだけれども,給食室の上の教室に扇風機がつくことになりましたという報告があっ たそうです。よかったという率直に喜ぶ声と,ほかのクラスからは,暑さやにおいが 流れてくるのはほとんど変わらないのにがっかりと,こういった声もあったと聞 きました。扇風機は1台11万から12万程度というふうに聞いておりますので, 小学校平均1学年3クラスとして,2台ずつつけても500万円足らずで設置できる わけです。本当に暑くて,もうサウナのような状況の中で,生徒も,それから教師も 汗を流しながら勉強に取り組んでいると。温度測定なども行いまして,必要性と 要求が切実なところには,4教室などという本当に寂しいことは言わずに扇風機を 設置してほしい,このことをしっかりと私は受けとめていただきたいと思います。 <中略> ○議長 小泉昭男 59番,松島輝雄議員。 ○59番 松島輝雄 <中略> 次は教育長でございますけれども,小中学校におけるいじめの実態と対応について。 このいじめ問題については,昭和60年代ごろから大きな社会問題,教育問題,人権問題と してクローズアップされてきた。とみに最近は数千万に上る現金のおどし取りであるとか, あるいはいじめを苦にした自殺等が大きく報道等をされているわけでございますけれども, 本市の教育委員会といたしまして,いじめの本質とは一体何なのか,いじめの発生原因は 何なのか,どのようにとらえているのか,これをまずお聞かせいただきたいと思います。 それから,過去のいじめの発生件数の推移はどうなっているのか,さらにいじめの対応, 程度だとか期間はどうなのか。そのいじめ問題に対する学校での,あるいは地域での, 家庭での対応はどうなっているのか。さらには,このいじめの解消状況についてもお答え をいただきたいと思います。 同じく小中学生の携帯電話の保有についてでございます。このことは僕がここで言う までもないんですけれども,平成12年5月の調査によりますと,PHSを含む移動電話, 携帯が5,861万2,000台で,固定電話が5,000万台を超えるのに70年以上要したのが,移動 電話が登場してわずか15年でそれを突破してしまった,こういう状況なわけでございます けれども,まさに現代人の生活上の必需品ともなっているという中で,本市の小中学生の 児童生徒の携帯の保有,所有についてはどう把握されているのか,実態調査をされたことが あるかないか。次に,携帯を持つに至った理由,さらには教育上,あるいは学校現場からの この所有に対する見解についてをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長 小泉昭男 教育長。 ○教育長 河野和子 初めに,市内小中学校のいじめの状況についての御質問でございますが, 初めに,いじめについての考えでございますが,教育委員会といたしましては,いじめは 人権侵害であり,子どもたちの健全な成長に重大な影響を及ぼす問題であるという立場から, いじめは絶対に許されないものとしてとらえております。 次に,市内小中学校のいじめの状況についてでございますが,小学校での発生件数の推移に つきましては,平成9年度173件,平成10年度118件,平成11年度100件,平成12年度83件と なっております。また,中学校では,平成9年度300件,平成10年度225件,平成11年度219件, 平成12年度190件となっております。いじめの態様といたしましては,小学校,中学校ともに 仲間外れ,冷やかし,からかい,言葉でのおどし,暴力を振るう,持ち物隠しなどが見られて おります。 いじめの問題にかかわる対応といたしましては,各学校では職員会議や職員研修などを通じて, いじめを,いじめられる側からの問題としてとらえること,日常の行動や生活の様子から 個々の子どものSOSのサインをキャッチすること,いじめはどこにでも起こり得るという 認識に立つことなどについて,職員の共通理解を図るよう努めております。子どもたちに 対しては,児童・生徒会活動や学級活動などにおいて,互いに認め合ったり,高め合ったり する人間関係を築けるよう,望ましい集団づくりのための指導をしております。さらに, いじめの問題の克服に向けての啓発資料を作成し,全教職員に配付しております。また, 児童生徒指導担当教員や人権尊重教育担当教員などの研修の機会などを通して,いじめの ない学校づくりや,いじめの早期発見と適切な対応に向けての取り組みなどを指導援助して いるところでございます。 次に,校内の教育相談体制の充実についてでございますが,現在,中学校を中心として 専門的な資格を有するスクールカウンセラーの配置を進めており,平成14年度は,市内の 中学校26校に配置しております。このほか,小学校,高校にそれぞれ1校ずつ配置しております スクールカウンセラーの配置は,平成13年度から国庫補助事業として進められており,平成17 年度までに市内の全中学校に配置する予定でございます。 スクールカウンセラーへの主な相談内容といたしましては,友人関係,不登校,いじめ, 学習相談,親子関係などでございます。また,スクールカウンセラーを配置していない中学校に 対しましては,生徒が気軽に相談できるよう,心の教室相談員を配置しております。心の教室 相談員への相談の内容は,学習面,生活面などにおいて多岐にわたっておりますが,教職員とは 違った立場の人へ気軽に相談ができるよさがあらわれております。これらスクールカウンセラー や心の教室相談員と教職員とが連携を図ることによって,いじめや不登校の解消に効果があった という報告も受けております。 なお,平成12年度でのいじめの解消につきましては,小学校では83件中76件,中学校では 190件中161件でございます。近年,いじめの件数は減少傾向が見られているものの,その一方 では潜在化することも懸念されますので,教育委員会といたしましては,今後も各学校に対し まして,いじめの早期発見と適切かつ根気強い対応,また,いじめを未然に防止する学校づくり を目指して働きかけてまいりたいと考えております。 次に,携帯電話についての御質問でございますが,現在,社会で携帯電話が急速に普及しており, 親が子どもに携帯電話を持たせたり,子ども自身が持ちたがる傾向がございます。川崎市内の 子どもたちの携帯電話についての調査はございませんが,平成12年末の民間の調査結果により ますと,首都圏の小学校5,6年生で携帯電話を所持している割合は19.3%,中学校1,2年生に つきましては29.7%となっております。また,携帯電話を持つようになった理由として,小学生は 「親に持たされたから」が最も多く53.4%,中学生は「自分で必要になったから」が57.3%と なっております。 携帯電話は連絡用として便利な面もありますが,携帯電話を使っての嫌がらせや有害情報の 入手など,児童生徒指導上の問題も発生している状況がございます。各学校では,携帯電話は 学習に直接必要がないものとして,学校には持ち込まないように指導をしております。また, 機会をとらえて,保護者にも携帯電話による被害や児童生徒指導上の問題の事例などを伝え, 注意を促しております。教育委員会といたしましては,児童生徒の携帯電話にかかわる実態の 把握に努めるとともに,今後も児童生徒指導担当者の連絡協議会や学校警察連絡協議会などを 通して,子どもたちが携帯電話によるさまざまなトラブルに巻き込まれないよう,働きかけて まいりたいと考えております。 ○議長 小泉昭男 松島議員。 ○59番 松島輝雄 <中略> それから,いじめ問題についてお答えをいただきました。あえていじめの本質なり認識を どうとらまえているのかということもお聞かせいただいたわけでございますけれども,いずれ にしても,いじめる側がすべて悪い,100%,1,000%悪いんだと,この考え方が私は急所だと 思うんですね。いじめられるにはそれなりの理由があるんだとか,いじめられる責任があると いう―いじめられる方は被害者であって,何一つ悪くないんだと。いじめる方がすべて悪いと いう,この考え方をきちっと持っていただきたいと思うんですね。 このことは釈迦に説法のようで恐縮でございますけれども,何かいじめられる方に責任が あるんだというような,そういう甘い考えがいじめを助長させている,そのように考えるわけ でございます。いじめは人間として最も卑怯な,最低の人間がやる,弱い人間がやることなんだ。 このいじめの社会的な背景ということもいろいろ言われているわけでございますけれども, いずれにしても欲求不満の解消だとか劣等感の補償,さらには注意獲得行動等によって,自分の 存在感や自尊感情を満たされない子どもが自分より力の劣るものに攻撃,支配をするという行為で, 絶対に被害者である,弱い,いじめられる子どもの立場に立たなければならない,このことを 徹底して学校関係者等にも教えていただきたいと思うわけでございます。それと,やはりひとりで 悩まずに,相談する勇気,相談することは決して恥ずかしくないんだ,助けを求めることは, お互いに人間,大人でも助けたり助けられたりすることは当然生活上必要なんだという,隠して ひとりで悩まないという,こういうこともやはり教えていただきたいと思うんですね。 そこで,最近,私が相談にあずかっているケースでございますけれども,学校における対応の まずさというか,その実態,事実関係を十分正確に把握できていないんじゃなかろうか。 それから,学校に訴えても,まともに相談に乗ってもらえない。また,いじめを行う子どもに 対する指導がきちっとできていない。それでますます陰湿化,執拗化して,親から金をせびってくる, これが何度も何度も。あるいは性的な暴力行為まで及んでいる,エイズの心配まで出てきた, こういう深刻な問題に発展しているというケースがあるわけでございますけれども,この辺に ついて再度教育長の見解,また,教師のつれない,生徒の面前でおまえはばかだからしようが ないんだとか,まさに自尊心を傷つけられるようなことを平気で言うような教師もいる。 学校外で起こったことだから,学校には関係ないんだと開き直る校長がいる。こういう状況の 中で,マスコミに知れたら大変なことになるから,言ってはだめだとか,こういう報告が入って いるわけでございますが,再度お答えをいただきたいと思います。 それから,携帯につきましては,メーカーだとか玩具メーカー等が,プリペイド方式は加入 手続は基本料金が不要だと。料金の上限が決まっているので,親は子どもの使い過ぎを心配する 必要がない,夜間に通う子どもの携帯電話として急速に普及していると。帰るコールや何かで 非常に便利であるということで,教育長もお答えいただいたように,この文明の利器の使い方を 十二分にマナーや何かを指導していただいて,ここからトラブルが発生しないようにしていた だきたいと思うんですね。ちなみに私は,090から始まる携帯は使い方がわかりませんので, 携帯しておりません。これは余分なことでございますけれども。これは結構でございます。 ○議長 小泉昭男 松島議員,ちょっと時間延長を諮らせていただきたいんですが……。 申しわけありません。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 お諮りいたします。本日の会議時間は,議事の都合により,これを延長 したいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。 −−−−−−−*****−−−−−−− <中略> ○議長 小泉昭男 教育長。 ○教育長 河野和子 いじめが深刻化した場合の対応についての御質問でございますが,いじめの 発見のおくれや対応のおくれ,不適切な対応などによって,暴力行為の程度がひどくなったり, 金品を強要したりするなど,いじめが悪質化することがございます。また,いじめが長期化する こともあり,被災した子どもが精神的に追い込まれ,不登校になったり,転校を余儀なくされる 状況に追い込まれることなどもございます。学校といたしましては,学校や当事者間の話し合い 等でいじめの解消に向けて取り組みますが,解決することが難しい場合には,当該校へ児童生徒 指導担当主幹や指導主事を派遣するようにしております。そして,いじめの状況などを客観的に 把握,分析,判断し,学校が適切に対応できるよう,指導,助言するように努めております。 状況によっては,教育委員会として学校や当事者の間に入り,解決を図ることもございます。 また,保護者から教育相談窓口にいじめについての相談が寄せられた場合にも,速やかに対応し, 当該校に状況把握や適切な対応を求めるよう努めております。 いずれにいたしましても,いじめは人権侵害であり,子どもたちの人格形成に重大な影響を 与える問題でありますので,教育委員会といたしましては,各学校のいじめの実態,指導の状況を 把握するように努め,子どもが安心して楽しく過ごせる環境づくりがなされるよう,指導,助言 してまいりたいと考えております。 ○議長 小泉昭男 松島議員。 ○59番 松島輝雄 終わります。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 お諮りいたします。本日はこれをもちまして延会することとし,次回の本会議は 明日27日の午前10時より再開し,引き続き一般質問等を行いたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 本日はこれをもちまして延会いたします。 午後5時26分延会