平成14年6月25日(火) 平成14年(2002年) 第2回 川崎市議会定例会会議録 (第6日) 午前10時1分開議 〔局長「ただいまの出席議員副議長とも56名」と報告〕 ○副議長 菅原敬子 昨日に引き続き,ただいまから会議を開きます。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○副議長 菅原敬子 本日の議事日程を報告いたします。本日の議事日程は,お手元に印刷配付してあります議事日程第6号の とおりであります。(資料編32ページ参照) −−−−−−−*****−−−−−−− ○副議長 菅原敬子 これより日程に従い,本日の議事を進めます。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○副議長 菅原敬子 35番,宮崎光雄議員。 ○35番 宮崎光雄 <中略> 引き続き,教育長に,富士見台小学校の過密解消及び周辺地域を含め,教育条件の 抜本的改善の課題について伺います。 富士見台小学校の現状は大変深刻でありまして,鉄骨プレハブ校舎で応急的に対処せざるを 得ないこと自体,政令市の教育行政の対応として,極めて異常だと言えるというように思います。 まず,応急対策を含めた現状について伺います。グラウンドが狭くなるなど新たな問題点も 生じていますけれども,対応を伺います。 今,富士見台小学校の学校区に限らず,人口の増加,児童生徒の増加に,教育諸条件の整備 確立の課題が大きく立ちおくれているという,教育行政の基本が問われる重大な問題が生じて おります。宮前平,土橋,鷺沼,宮崎,小台,一部犬蔵方面を含む地域を含めまして,学校区も 広範囲に及んでおります。大規模マンションの計画が拍車をかけていることは言うまでもありません。 関連する小学校が創立時に比べて今はどういう状況かということですけれども,鷺沼小学校は 創立が昭和52年,創立時児童数が409人,学級数が12であったものが,平成14年度は児童数1,061, 学級数33,これは児童数で2.6倍,学級数で2.8倍,富士見台小学校が昭和47年創立で594人,15学級 であったものが,1,431人,42学級でして,やっぱり2.4倍の学級数が2.8倍,それから,宮前平 小学校が昭和55年創立,770人,19学級であったものが―ここはちょっと特殊ですけれども,450人, 19学級で,児童数は0.6倍ですけれども,学級数は変わらず。それから,宮崎台小学校が昭和50年 創立で417人,11学級,これが837人,25学級で,2倍の学級数で2.3倍。それから,犬蔵小学校が 昭和51年創立でして,514人の13学級であったものが,625人の21学級となっていまして,児童数で 1.2倍,学級数で1.6倍。一部地域を除いて,いずれも大幅にふえております。 さらに,昨年9月時点で行った長期推計でも,これは一々数字は挙げませんけれども,特に富士見台, 鷺沼,宮崎台,この各小学校を中心に平小学校なども含めて,さらに大幅な児童数,学級数の増加が 見込まれております。少人数学級への対応も当然今後求められてきます。仮に,平成14年度の児童数と 平成17年度の推計児童数をもとに,いずれも30人学級を導入した場合,学級数の増加は,これは いただいた試算によりますと,平成14年度比で鷺沼が8,富士見台が11,宮前平が2,宮崎台が6, 平が5,犬蔵が5で合計37。17年度比ですと,鷺沼が11,富士見台が16,宮前平が3,宮崎台が9, 平が9,犬蔵が10,計58,このように,優に学校1つから2つ分の増加が求められるわけであります。 教育長は3月議会でも富士見台小学校について,ゆとりある教育などの学習環境を確保するため, 分離新設を含め検討を進めてまいりたい,というように答弁をされております。 そこで改めて,まず,富士見台小学校及び今指摘をした地域全体についての基本的な認識を伺って おきたいと思います。また,分離新設,いわゆる関連地域全体の児童生徒数の増大に対応するための 新たな学校の設置について,具体化を検討すべきと考えますけれども,見解と対応を伺います。 ○副議長 菅原敬子 教育長。 ○教育長 河野和子 <中略> 次に,富士見台小学校及び周辺地域を含めた教育条件についての御質問でございますが,初めに, 富士見台小学校の過密解消につきましては,多方面から検討し,関係局とも協議を進めた結果, 校舎の増築によりその対応を図ったところでございます。2階建て約1,200平方メートルの鉄骨校舎を 本年4月に着工し,8月完成をめどに校庭に建設するものでして,内容は1階に図書室,図工室, 多目的ホールの特別教室3教室,2階に普通教室6教室を整備するものでございます。 次に,グラウンドにつきましては,増築に当たり学校現場とも十分協議し,できる限り校庭に 影響を与えないように計画したところでございますが,授業や休み時間の教育活動におけるグラウンドや 体育館の使用については,学年や学級単位で計画的に使用していただくよう,学校と協議をしてまいり たいと考えております。 次に,地域全体についての基本的認識でございますが,富士見台小学校,鷺沼小学校など,この地域は 児童数が増加している地域であると認識しておりまして,これに対応するために,児童数の推計をもとに 学校とも十分協議し,良好な環境を確保するよう,今後とも努めてまいりたいと考えております。 次に,新たな学校の設置についてでございますが,学校用地や児童数の推移の把握など,周辺の情報 収集に努めながら対応してまいりたいと考えております。以上でございます。 <中略> ○副議長 菅原敬子 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長 菅原敬子 御異議ないものと認めます。暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。 午後0時0分休憩 −−−−−−−*****−−−−−−− 午後1時1分再開 〔局長「ただいまの出席議員議長とも49名」と報告〕 ○議長 小泉昭男 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き,一般質問を行います。発言を願います。5番,渡辺あつ子議員。 ○5番 渡辺あつ子 野宿生活者については要望にかえさせていただき,鷺沼プールの今後,保育政策, 道路工事と街路樹の順に,一問一答で質問いたします。 <中略> 次に,子育てと子育ちのための保育政策について伺います。子どもには,大人たちに 守られ,適切な環境の中でその子らしく育つ権利があります。保育の制度を変えて いかなければ,女性の社会進出が進み,若い世代のライフスタイルが変化してきている 今の時代に合った保育政策にはなりません。たびたびこの場でも申し上げております けれども,2月に示された「子育ていいじゃん かわさき」,基本方針はそのとおり なんですが,これではまだまだ少子化対策にはなりませんし,子育て世代を応援して, 地域で子どもを育てていこうということにもなりません。子どもたちの成長は, 私たちが生きている今の社会を未来につなぐかけがえのないものです。子どもの育つ 力を生かし,権利を保障する保育サービスを,地域に多様に用意することが求められ ています。そのためには,市も認可園や援護園だけではなく,横浜保育室や東京都の 認証保育園などに例を見るような多様なニーズに対応できる小規模保育室を認可し, サービスを提供する側への積極的な支援が必要です。お考えを伺います。 また,市内の保育施設には,認可園やおなかま保育室のほかに,一部支援がある 援護園,全く支援のない保育室もあります。子どもを持つ親にとって見れば,適切な 環境で子どもが過ごせることを願うものです。昨日も公設民営,そのサービスの質には 変わりはないという話もありました。100%税金で運営していれば質の高い保育を 提供できるのは,これはもう当たり前のことです。一部支援がある援護園や税金に よる支援が全くない無認可園でも,より質の高い保育を目指しているという点では 皆同じだととらえています。しかし,残念ながら,これはある援護園ですけれども, 通っているお母さんから,「最近子どもがこの保育園に行きたがらないのは,単純に 親と離れるのが嫌だという理由だけではないようだ」,そんな声が聞こえてきました。 また,お迎えに行ったときの様子から,「どうも保育環境が適切ではないのでは ないか」,そんな声もありました。地域からも苦情が届いているような援護園に ついて,市としての対応はどのようになっていますか,伺います。 もう一つですが,認可園でも援護園でもなく,市の補助金が出ている施設に院内 保育園があります。これはこの間の協同病院の問題の中から見えてきたんです けれども,要綱を見ますと,看護婦不足を補うという内容で10年前につくられて いますが,時代状況の中で,院内保育所そのものにも変化が見られてきているよう ですが,あわせてお考えを伺います。 ○議長 小泉昭男 健康福祉局長。 ○健康福祉局長 石野 厚 子育て支援策についての御質問でございますが, 本市の子育て支援策につきましては,保育基本計画にお示ししてございますように, 認可保育所の受入枠の拡大を基本としつつ,より柔軟な設置や運営が可能な地域 保育園,おなかま保育室,家庭保育福祉員等の認可外保育事業を推進し,多様な形態の 事業展開を図り,総合的な保育サービスの拡大を目指すこととしております。 このようなことから,多様なニーズに対応が可能な認可外保育事業につきましても, 保護者の方が安心して預けられるよう保育の質の向上を図るとともに,引き続き支援の 拡充に努めてまいりたいと存じます。 次に,地域保育園への対応につきましては,国が示しております認可外保育施設指導 監督基準及び川崎市地域保育園援護事業実施要綱に基づき,定期的に,または必要に 応じて調査,指導を実施しております。本年5月より認可外保育施設の調査指導員を 2名増員し,計3名を配置して指導監督体制を強化しており,今後につきましても, 地域保育園に対する巡回指導をより多く実施する等,児童の処遇向上を図ってまいり たいと存じます。 次に,病院内保育施設に対する補助金についてでございますが,この制度は,国及び 神奈川県におきまして,看護職員の離職防止と潜在看護師の再就職の促進を図ることを 目的に実施をしておりましたが,本市におきましても平成4年度から,その運営に 必要な経費に対して補助を行っているものでございます。看護師の確保に つきましては,当時と比べて全体的にはかなり改善されてきたところでございますが, いまだ地域間格差や医療機関格差があるところでございます。したがいまして, 院内保育園補助事業につきましては,そのあり方も含め,今後検討してまいりたいと 存じます。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 渡辺議員。 ○5番 渡辺あつ子 それぞれ意見,要望をさせていただきます。まず,保育施設の ことですけれども,高齢者介護は,介護保険の導入によりまして,介護認定という 基準のもとに,公的なサービスも,営利によるサービスも,また非営利によるサービス も,どのサービスを受けても保険によって支払われる金額は,事業者にとっては同じ です。しかし,子育ては違います。入った施設によって大きな差が生じているのが 今の現状です。子育てに十分な税金を投入して,認可,無認可という保育環境に 大きな差が生じないような政策が求められています。 次が援護園の指導ということですけれども,強化されるというお話でしたけれども, 具体的に申し上げますと,保育者の子どもたちへの対応ですとか,子どもの数に対して 適正な数の保育者が配置されていないという声が実際に届いております。 市も調査には入っているようですけれども,今は事前通告の形で,何月何日に伺い ますよ,そういう形で訪問指導しているようですけれども,例えば今申し上げました ように,子どもの数に対して保育者がきちんと配置されていないというような場合は, 言葉は悪いですけれども,抜き打ちのような形で,例えば10分前に電話して, これから伺いますよ,そういう形で訪問指導,いわゆる監督していくことが場合に よっては必要なのではないか。重大な事故が起きる前に,その点も十分お願いして おきます。 あとは院内保育ですが,夜間の女性の仕事は今や看護師だけではありません。 ホームヘルプの中でも24時間のサービスもありますし,そういう意味では,地域に, 先ほどから申し上げているような小規模で多様な保育ニーズに対応できる保育室を たくさんつくることで,こうした院内保育も,開所してもサービスを十分に受けられる という状況になるものととらえておりますので,その辺もよろしくお願いいたします。 <中略> 以上で終わります。 <中略> ○議長 小泉昭男 20番,西尾理恵子議員。 ○20番 西尾理恵子 健康福祉局長に,サウザンドシティなど鹿島田駅周辺まちづくりに関しての保育施策 について伺います。この地域は良質な住宅の供給,住環境の整備を行う地域として さまざまな補助金などの交付も受け,県,市の住宅供給公社によってA,B街区, 下平間団地と,4,000人以上が居住するまちづくりが行われています。しかし, この計画地域には認可保育園の計画が一つもありません。公的な事業とも言えるこの まちづくりで,当然必要な保育園などの社会整備について,市としての議論があった のかお聞かせください。 また,この周辺地域には工場跡地などのマンション計画も予定されておりまして, 今後のまちづくり計画からも保育所整備の必要性が大変高い地域と考えます。今後の 保育計画に反映すべきと思いますが,伺います。 ○議長 小泉昭男 健康福祉局長。 ○健康福祉局長 石野 厚 次に,鹿島田駅周辺における保育所の整備についての御質問でございますが,この 地域には既に南平間,古市場,古川,東小倉の4保育所があり,地域全体の保育需要は 満たされている状況でございます。さらに,サウザンドシティ内には,居住者優先では ありますが保育施設の整備が予定されており,また,鹿島田駅東部地区再開発計画や 神奈川県住宅供給公社下平間住宅の建てかえ計画による保育需要の増加に つきましても,現状で十分に対応ができるものと考えております。したがいまして, 保育所利用希望が急増し,入所が大変厳しい状況にある地域における整備を優先して いくこととしているものでございます。なお,今後につきましては,周辺のまちづくり の進展に伴う保育需要の変化も考えられますので,その動向を注視してまいりたいと 考えております。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 西尾議員。 ○20番 西尾理恵子 鹿島田地区の保育園について再質問する予定でしたけれども, 要望にかえさせていただきます。 局長は,地域全体の保育需要は充足しているという御認識を示されましたけれども, 今年度4月時点で挙げられた4つの保育園だけでも,入所できなかった児童数は40名 近くにも上ります。ここに塚越,小向,小倉などの保育園を含めれば,80名の児童が 入所できなかったことになります。4月時点でこれだけの子どもたちが入所できず, 今後1年間新たな申し込みを受けるわけで,満たされているという状況とは言えない のではないかと思うわけでございます。この地域には,県,市などの公社による公の 事業が行われまして,公的責任を持つ保育園を検討しなかったわけですけれども, 今後,鹿島田地区には新たな住宅建設も予定されておりまして,この地域は鹿島田駅 にも新川崎駅にも大変近い立地で,若い方々が結婚されて,御夫婦で生活するという ことも十分考えられますし,魅力的な地域だと,そんなふうに思います。今後の需要 動向を検討されまして,ぜひ今後の課題にしていただきたいと思います。 終わります。 ○議長 小泉昭男 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが, 御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。およそ30分休憩いたします。 午後3時2分休憩 −−−−−−−*****−−−−−−− 午後3時32分再開 〔局長「ただいまの出席議員副議長とも50名」と報告〕 ○副議長 菅原敬子 会議を再開いたします。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○副議長 菅原敬子 お諮りいたします。本日はこれをもちまして延会することとし,次回の 本会議は明日26日の午前10時より再開し,引き続き一般質問を行いたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長 菅原敬子 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定をいたしました。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○副議長 菅原敬子 本日はこれをもちまして延会いたします。 午後5時19分延会