平成14年6月13日(木) 平成14年(2002年) 第2回 川崎市議会定例会会議録 (第2日) −−−−−−−*****−−−−−− 午前10時2分開議 〔局長「ただいまの出席議員議長とも62名」と報告〕 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 それでは日程に従い,本日の議事を進めます。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○副議長 菅原敬子 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長 菅原敬子 御異議ないものと認めます。およそ30分休憩いたします。 −−−−−−−*****−−−−−−− 午後4時1分再開 〔局長「ただいまの出席議員議長とも58名」と報告〕 ○議長 小泉昭男 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き,代表質問を行います。発言を願います。1番,佐野仁昭議員。 〔佐野仁昭登壇,拍手〕 ○1番 佐野仁昭 私は,日本共産党を代表して,2002年第2回川崎市議会定例会に 提案された議案並びに市政一般について質問します。 <中略> 学童保育は1991年,学童保育施策と言える放課後健全育成事業として助成が再開 され,97年児童福祉法に位置づけられたことで,全児童対策の事業とは別個の事業と して国も認めるようになりました。保護者の就労などによって適切な養護が受けられ ない児童に対し,支援を行うことで,他の児童との公平性を保つことができる。 これが児童福祉法に定められた理由です。それまでの国の考え方が,全児童対策を 行えばそれでよいというものであったことからすれば,大きな前進と言えます。 ところが,都市部の自治体では,子どもの教育環境や遊ぶ環境の変化と,ふえ続ける 学童保育の需要に対する安上がりな対応として,全児童対策と学童保育を一本化する 策動を行おうとしました。東京世田谷区,横浜市,名古屋市などでも一本化する ことが検討されましたが,対象とする児童も事業の内容も異なるということで, 併存して進めていくことになりました。今や国も学童保育の増設や土曜日の開設, 対象年齢の引き上げなど,保護者の要求にこたえざるを得なくなっているのです。 ところが,川崎市は,こうした歴史的経過に逆行し,学童保育事業を廃止しよう としています。それも,子どもの生活の充実から考えたものではなく,専ら財政削減, 行革の標的ということです。子どもの権利条約や本市の子ども権利条例に照らしても, 保護者の就労などにより放課後の生活の場が必要な児童に対してそれを保障する ことは,自治体の責務ではないでしょうか,市長に伺います。 また,多くの市民の不安は,わくわくプラザへの統合・廃止によって,子どもに 対するケアの水準が低下するのではないかということです。この問題では,3月19日 に行われた青少年問題協議会においても,「学童の子どもたちに対する接し方が包括 されているかどうかが非常に危惧される」など,さらなる検証の必要性が指摘されま した。市の言うように,わくわくプラザが学童保育の内容を低下させずに包括するこ とができるのか,青少年問題協議会や市民討議など,さまざまな場においてしっかり 検証を行い,強引な統合・廃止はすべきではありませんが,市長に伺います。 <中略> 公立保育園の民営化についてです。保育基本計画では,新たに設置する保育所への 営利企業参入の可能性と既設の公立保育園8カ所の民営化が初めて示されました。 いずれも運営費抑制,公立保育園の職員配置の見直しなどを前提にした行革推進計画 です。本市の保育士の配置基準は国の最低基準以上の水準を確保しています。国の 最低基準は,全国の保育園の設備や人的条件について,一定水準を確保する重要な 役割を果たしてきました。しかし,この基準は,終戦直後の1948年にまさにこれより 下がってはならないとして定められたもので,今日の常識では通用しない低い水準と 言えます。そのため,各地方自治体では独自に最低基準以上の水準を確保しています。 例えば,認可保育園の保育士の配置は全国平均で最低基準の1.7倍,都市部では約2 倍の配置となっているのです。本市もこうした中,地方自治法の福祉の理念を着実に 実施してきた歴史があります。また,公私間格差是正によって,民間も準公立として 本市全体の保育の水準を高めてきました。このように求められる重要な役割から, さらに人的配置をふやす必要があっても,充実保育士,看護師,栄養士,用務員など, 今の体制を減らすようなことはあってはならないと考えますが,市長に伺います。 <中略> 今,こうした流れに逆行し,国の最低基準を照準に,低い方に配置基準を見直す ことは,公立に準じて配置されている私立保育園にも連動し,本市全体の保育の質の 低下にもつながります。保育はどこで保育を受けても,生命と安全,豊かな育ちと 発達が保障されなければなりません。そもそもお金がかかり過ぎると,コストの面 からのみ問題視することこそ問題です。多様なニーズにも公立保育園は一定こたえて きており,延長保育も今年度4園ふえ,95%で実施しています。多様なニーズにこた える駅周辺型保育所も,公立でできない制度上の理由はありません。したがって, 今ある公立保育園の民営化はすべきではありません。市長に伺います。 <中略> 保育事業への営利企業の参入についてです。営利企業の参入は,コストが最優先 され,保育の質と撤退もあり得るなど,継続性に大きな問題があります。待機児解消, 多様なニーズにこたえ,地域の子育て支援の役割を果たすには,認可保育園の増設の 規模とテンポを速め,民間への格差是正と地域保育園等への援護費の拡充を行い, 公的責任を果たしていくことこそ求められていると考えます。したがって,営利企業 の参入はすべきではありません。市長に伺います。 <中略> 保育園の待機児解消についてです。ことし4月,保育園に入所申請しても入れない 待機児童は1,342人です。数年間ふえ続けてきた待機児童は,本年4月からの3カ所 の新設と1カ所の増改築で定員を450人ふやしたことにより,昨年比で初めて減少し ました。しかし,待機児の現状はいまだに1,000人を超えており,大変深刻です。 待機児解消について前市長は,向こう2年から3年で解消すると約束した経過があ ります。保育園に入所を希望する人の緊急かつ切実な実態からすれば,保育基本計画 で示されている5年先延ばしの計画では,到底待てるものではありません。前倒しで テンポを速めるべきです。保育計画では,認可保育所で890人の整備を行うとしてい ますが,新設1カ所しか具体化されていません。それ以外の新設と増改築の具体的計 画とスケジュールを伺います。 以上で質問を終わります。(拍手) ○議長 小泉昭男 市長。 〔市長 阿部孝夫登壇〕 ○市長 阿部孝夫 それでは,私から,ただいまの共産党を代表されました佐野議員の 御質問にお答え申し上げます。 <中略> 次に,留守家庭児事業についてのお尋ねでございますが,都市化による遊び場の減少 や少子化等によって,子どもたちを取り巻く環境は悪化しつつあると認識いたしており ます。一方,保護者が就労している家庭が増加するとともに,就労に限らず,介護や 市民活動への参加等によって,保護者の視点からも子どもが安心して過ごすことがで きる居場所の需要は高まってきております。留守家庭児事業は限定された児童だけを 対象としておりますが,わくわくプラザ事業は,昼間保護者が家庭にいない児童や 障害児も含め,1年生から6年生までのすべての小学生を分け隔てなく対象とした 公平な施策でございます。 したがいまして,わくわくプラザ事業は,留守家庭児事業の機能を継承し,その事業を 包括するものであり,児童の健全育成事業をより拡充し,推進していくものでござい ます。 次に,わくわくプラザモデル事業の検証につきましては,平成14年2月に中間の検証 報告をさせていただきました。この検証に当たり,児童,PTA,教職員,関係団体 等,多くの方々からさまざまな御意見をいただきました。また,第21期川崎市青少年 問題協議会から,わくわくプラザモデル事業について,順調に成果を上げていますと の評価もいただいておりますが,本格実施に向けては,すべての小学生が安心して 御利用いただけるよう,さらに検証を続けてまいります。 次に,保育事業についてのお尋ねでございますが,少子化の進行や女性の就労機会の 増大等により,増加する保育需要や多様化する保育ニーズに対応するため,本年2月に 川崎市保育基本計画を策定し,現在,事業推進を図っているところでございます。 初めに,保育所の職員配置についてでございますが,政令市の中では突出した配置を 行っている現状に対し,多くの市民の皆様に御理解いただけるよう,適正な配置に向け 見直しを進め,弾力的で効率的な運営の確立を目指してまいりたいと存じます。 次に,公立保育所の民営化についてでございますが,民営化を進めていく保育所は 駅周辺型保育所と位置づけ,従来のサービスを超えた19時以降の延長保育や休日保育, 一時保育などを行う多機能型の保育所として整備を予定しております。そのため, 運営に当たっては,保育の質の低下を来さないこと,迅速かつ柔軟な対応ができる こと,市職員の増員を来さないこと,保育所運営費の増大の抑制が図れることなどを 総合的に検討し,民間にお願いをすることとしたものでございます。 次に,民間企業の保育事業への参入についてでございますが,国の規制緩和を受け, 企業等の認可保育所の運営が可能となったところでございます。この企業等が運営する 保育所につきましても,児童福祉法に基づく施設でございますので,提供されるサー ビスの質と水準は,市が保育の実施義務を負うことや,運営費の負担についても市及び 国において行われることから,社会福祉法人が提供するものと同様であると考えて おります。 したがいまして,保育需要の増大や多様な形態の保育ニーズ,また利用する市民に とって選択できるメリットなどを考えますと,民間企業等が運営する保育所について も,保育基本計画の中で位置づけられるような一定の条件をつけ,認可してまいりた いと存じます。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 ここで会議時間の延長を諮らせていただきます。 お諮りいたします。本日の会議時間は,議事の都合によりこれを延長いたしたいと 思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定をいたしま した。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 健康福祉局長。 〔健康福祉局長 石野 厚登壇〕 ○健康福祉局長 石野 厚 健康福祉局関係の御質問にお答え申し上げます。 初めに,保育所の待機児童解消についての御質問でございますが,先般策定を いたしました保育基本計画におきまして,保育所の待機児童の解消を最重点課題と して位置づけまして,この計画に基づき待機児童を解消してまいりたいと考えており ます。この計画では,認可保育所の具体的整備に当たりましては,今後の保育需要の 動向や現在の待機の状況などを見きわめながら,必要な地域に整備をしていくことが 重要でありますので,現在,複数の候補地を挙げ,調整を進めているところでござい ます。なお,候補地にはそれぞれに課題がございますので,その課題の解決を図り, 計画期間内の早い時期での整備に向け努力してまいりたいと存じます。 <中略> ○議長 小泉昭男 佐野議員。 ○1番 佐野仁昭 学童保育事業についてです。今回の学童保育の統合・廃止については,市民不在の 行政主導のやり方に各方面から抗議の声が上がっています。統合・廃止を前提にした 宣伝や,委託ホールの中には,施設整備にかけた借金の返済のめども立たないまま, 一方的に委託料を打ち切ると通達を出したり,市が提供した土地を利用していたホール には,土地を更地にして返せと迫るなど,その進め方は余りにも強引です。学童保育の 統合・廃止問題は,議会でも審議中の問題です。それにもかかわらず既成事実化を積み 重ねようとするやり方は,40年間の歴史を持ち,市民生活にしっかりと定着した事業を なくそうという,こうしたやり方というのですから,その是非については市民討議が 何よりも不可欠です。市民合意を大切にするというなら,中間報告をもとに直接の 利用者を含め,多くの市民,児童が参加できる市民討議を行うべきです。市長の対応を 伺います。 学童保育が果たしてきた役割について,保護者,関係者,市民を含めた検証がなさ れたでしょうか。なされてはいません。検証報告も,わくわくプラザを検証している にすぎません。青少年問題協議会の議論の中でも,学童保育の検証が課題になってお らず,今年度への申し送り事項になっているのです。学童保育の保護者や児童がどの ような不安,疑問,要求を持っているのか,もっと耳を傾けるべきです。保護者や 児童の意見を十分に酌み尽くして検証することが必要ではないでしょうか,市長の 対応を伺います。 保育事業について,再度市長に伺います。本市の職員配置についてです。国の最低 基準は,制度策定後53年経過し,社会が大きく発展し,国民の生活状況も保育園のあ り方も大きく変化しているにもかかわらず,その抜本的な改善がなされておりません。 先進国では,職員の配置は幼児ほぼ10人から15人に1人です。義務教育でも1クラス 20人台のクラスがある中で,それよりも手がかかる幼児の3歳児20人,4,5歳児30人 に保育士1人ということでは余りにも少な過ぎます。政令市の中には,1歳児4対1, 3歳児15対1という独自基準を設けている自治体もあります。川崎市が突出した職員 配置を行っているということは,川崎が子どもを大切にしてきたあかしではないで しょうか。本市の配置基準は,公私間格差是正措置を含め,長年市民の要求でつく られ,守られてきた子どもを大切にする川崎の宝です。本市の基準があるからこそ, 今年度の新設の民間保育園にも看護師,栄養士,用務員などの配置もされているの です。子どもが人として育っていくことに直結する保育園の職員配置を削減するべき ではありません。再度伺います。 市長は,営利企業の参入も図っていくとしていますが,営利企業の参入に踏み切った 東京都三鷹市の実態は,園長以下の職員は1年契約の雇用職員,応募目的に,少ない 経費で実施するとして,応募要件に,都の基準ではなく,国基準以上を示してプロ ポーザルしたとのことです。職員の配置が減った分,しわ寄せを受けるのは子どもで あり,職員です。保育をマニュアル化することを柱にしていますが,一人一人の子 どもの育ちを保障する保育の現場に,マニュアル化で豊かな保育が保障できるでしょ うか。この内容が,答弁で言われているサービスの質と水準が,本市の社会福祉法人が 提供するものと同等であるはずがないと考えますが,伺います。 待機児童解消として示されている890人の整備についてです。女性の社会進出がふ え,不況も長期化するもとで,この整備目標で解消できるとはとても思えませんが, 現在具体化されている1カ所以外の認可保育園の新設と増改築の箇所数を,健康福祉 局長に伺います。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 次に,留守家庭児事業についてのお尋ねでございますが,現在,留守家庭児施設を 利用されている方々の御心配や,わくわくプラザの早期開設を望む方々の御意見などに ついて,要望書や市長への手紙などを数多くいただくとともに,タウンミーティングで 直接お話をお聞きするなど,広く市民の方々のお考えを伺ってまいりました。今後に つきましても,引き続き市民の皆様や関係者の方々の声をお聞きしてまいりたいと 考えております。 次に,検証につきましては,これまで留守家庭児事業で培ってまいりました知識や 経験を踏まえるとともに,わくわくプラザへ統合することについての不安が解消され るよう,今後も検証を行ってまいります。 次に,保育事業についてのお尋ねでございますが,初めに,保育所の職員配置に ついてでございます。本市の職員配置は国基準を大きく上回り,政令市の中でも突出 した配置となっております。多くの市民の皆様の御理解をいただくためにも,今後は, 現在市内で良好で充実した保育サービスを提供している民間社会福祉法人の運営する 保育所のサービス提供と職員配置の状況などを参考にしながら,適正な配置に向けて 見直しを進めてまいりたいと存じます。 次に,民間企業の保育事業への参入についてでございますが,企業等が運営する 保育所につきましても児童の適切な処遇が確保されるよう,児童福祉施設基準の遵守 義務など児童福祉法上の規制が課せられ,市が責任を持って指導監督していくもので ございますので,サービスの質や水準など,保育の安定性は十分確保できるものと 考えております。 また,継続性につきましても,運営費を市及び国が全額負担していくものでござい ますので,職員の雇用を含め,安定した施設経営が図られるものと考えております。 <中略> ○議長 小泉昭男 健康福祉局長。 ○健康福祉局長 石野 厚 保育所の待機児童解消についての御質問でございますが, 保育基本計画の中で,平成18年度までに整備を予定しております890人受け入れの認可 保育所につきましては,おおむね新設6カ所,増改築6カ所を予定いたしております。 以上でございます。 ○議長 小泉昭男 佐野議員。 ○1番 佐野仁昭 それでは,学童保育事業について再度質問いたします。市民討議について, 引き続き市民の皆様や関係者の方々の声をお聞きしてまいりたいとのことです。 いつごろ,どのような形で市民討議を行うのか,具体化について市長に伺います。 今後の検証についてですが,答弁では,わくわくプラザへ統合することについて, 不安が解消されるよう今後も検証を行うとのことですが,今行われているわくわく プラザは学童保育がないところでの試行です。わくわくプラザが学童保育の機能を 継承することができるのか検証するのなら,学童保育がある地域でわくわくプラザの 検証を行うべきではないでしょうか,市長に伺います。 <中略> 保育事業について市長に伺います。まず,営利企業の参入は,子どもの命と安全に とって重大な影響を与えるものであり,許すべきではないことを再度強調しておき ます。 次に,職員配置の見直しですが,答弁では,本市の職員配置が国基準を大きく上 回っており,政令市の中で突出していると強調し,あたかも市民理解が得られてい ないかのごとく言われました。 しかし,本市の職員配置の水準は,公私間格差是正措置を含め,児童福祉を大切にして きたあかしであり,「子育てするなら川崎」と市民に喜ばれてきたゆえんです。 子どもが健やかに育ち,父母が安心して預け,働き続けられることは市民の願いです。 ここに財政を振り向けて充実していくことこそ,市民の理解を得られることであり, むしろ市政の誇りにすべきことではないでしょうか。公立の職員配置は,本市全体の 保育の質の基準をなすものであり,そこを見直し,削っていくことは,保育の質を 下げ,公的責任が後退することにつながります。したがって,削減すべきではあり ません。伺います。以上です。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 まず,留守家庭児事業についての市民の御意見を伺うという点で ございますけれども,これまでもいろんな機会に皆様方の御意見をお伺いいたしま した。 つい最近も市長への手紙で,ある小学校の関係者の方々から,40人まとめて,継続 してほしいという大体同じ内容の文章の要望書をいただきました。十分にそういった 事情も承知しておりますけれども,しかし,数の上からやっぱり,現在その恩恵に あずからない子どもさんたちについて,私はどうしても気持ちが行ってしまうわけで ございまして,当然いろんな方の御意見を今後とも継続して聞いてまいります。検証に つきましても,いろんな機会をとらえて今後とも努力をしてまいりたいと思います。 保育事業につきましては,やはり同じサービスを提供するならば,コストは安い方が いいということでございますので,きちんとしたコスト計算をいたしまして,行財政 改革プランの中で今後本格的に検討してまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 佐野議員。 ○1番 佐野仁昭 まず,意見ですが,保育園の職員配置が国基準を上回っていると して,政令市で突出しているということを強調されているんですけれども,これこそ 川崎が築いてきた子どもを大切にする基本姿勢の具体化です。心を育てる保育や教育に 十分な人手が必要なのです。 ですから,30人学級を求める声が全国でほうはいと沸き上がっているではありません か。待機児解消,多様なニーズにこたえ,地域の子育て支援の役割を果たしていくた めに,これまでの本市全体の保育の質の基礎となってきた職員配置を維持し,認可 保育園の増設の規模とテンポを速め,民間への格差是正と地域保育園の援護費の拡充を 行い,公的責任を果たしていくことが市民の望む保育行政であることを指摘しておき ます。 <中略> それでは,学童保育事業について再度伺います。今後とも検証を重ねるということ ですが,わくわくプラザと学童保育を併存させて検証しなければ,利用者,児童の 意見を酌み尽くすことにはなりません。併存させた検証にするよう強く求めておき ます。 また,担当局の話では,わくわくプラザの事業の説明を各学校の留守家庭児ホールご とに行うよう検討しているとのことでした。少なくとも行政区ごとの説明会は行うべ きです。市長として,担当が進めることについて異存はないと思いますが,市長に 伺います。以上です。 ○議長 小泉昭男 市長。 ○市長 阿部孝夫 わくわくプラザ事業についての説明会の開催等でございますが, 市民の方々に十分に説明をしながら,納得していただいて行政を進めていくのは当然の ことでございますので,具体的な手法については今後検討しないといけないと思い ますが,担当に指示しておきたいと思います。以上でございます。 ○議長 小泉昭男 佐野議員。 ○1番 佐野仁昭 学童保育事業について意見を申し述べます。こうした私どもの 提案を含め,説明会を開催されることについて検討,指示をされるということです ので,開催される場が決して一方的な説明会ではなく,市民の疑問や不安,保護者, 関係者の声をしっかりと受けとめる場として行われるように強く求めます。40年の 歴史を通して働く父母のかわりとなって健やかな子育てを支え, 全市で115カ所の4,000人の子どもたちが通う施設の役割を担えるというならば,学童 保育事業が行われているところでこそ検証するのが当然のことではないでしょうか。 学童保育の役割がわくわくプラザで果たせるのか,そのためにも学童保育事業と同時に 検証することを強く求めておきます。明らかに性格,役割の違う事業を財政難を理由に 無理やり統合しようとしておりますが,要は地方自治体としての本来の役割を忘れた 税金の使い方に問題があります。 未来を担う子どもたちの健やかな成長を保障するための予算を行財政改革の犠牲に すべきでないことを強く主張して,質問を終わります。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 お諮りいたします。本日はこの程度にとどめ延会することとし, 次回の本会議は明日14日の午前10時より再開し,本日に引き続き代表質問等を行い たいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長 小泉昭男 御異議ないものと認めます。 よって,そのように決定いたしました。 −−−−−−−*****−−−−−−− ○議長 小泉昭男 本日はこれをもちまして延会いたします。 午後5時42分延会