平成14年 第1回定例会 平成14年第1回川崎市議会定例会 議事日程第3号 平成14年3月4日(月) 午前10時 開 議 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 午前10時1分開議 〔局長「ただいまの出席議員議長とも60名」と報告〕 ○議長(小泉昭男) 休会前に引き続き,会議を開きます。 −−−−−−−−−*****−−−−−−−−− ○議長(小泉昭男) それでは,各会派の代表質問を行います。自民党代表から発言を願います。48番,坂本茂議員。 〔坂本 茂登壇,拍手〕 ◆48番(坂本茂) 私は,自由民主党川崎市議会議員団を代表して,平成14年第1回定例会に提出されました諸議案並びに報告及び市政 一般について,質問をいたします。 <中略> 次に,子育て支援について伺います。少子化対策臨時特例交付金の基金によって,本年4月から公立民営も含めて3カ所の民間保育所が 開設されることとなりました。そこで何点か伺いますが,まず,各施設別の入所定員と年齢別の人数,その運営に必要な総職員数と職種別の 職員数を明らかにしてください。続いて,資格免許を必要とする職員の採用方法と公立職員の場合とについて伺います。また,公立,民間を 通じて職員採用システムの基本的考え方についてもあわせて伺います。 次に,本市の保育基本計画を「子育ていいじゃん かわさき」とのタイトルで発表いたしました。それによると,向こう10年間で駅周辺型 保育所の17カ所整備と公立保育所13カ所の建てかえを中心に施設整備を進め,社会福祉法人などの民間活力の導入によって建てかえを含めた 整備計画数のうち,約半分は民間運営にするとの内容になっております。また,保育の質の確保や施設の機能強化のために,各区ごとにネット ワークの拠点となる公立の基幹保育所を1カ所と,子育て支援センターを同じく公立と民間合わせて各区に2カ所ずつ開設する計画が示されました。 これらは平成13年7月6日の閣議で決定された保育所の待機児童ゼロ作戦に対応したものであり,我が党としても計画倒れに終わらないよう, 本市の強力な行政推進を期待するところであります。そこで伺いますが,本市の保育行政史の中で施設整備が大きく目立った昭和40年代半ばの ように,用地確保ができれば,とりあえず建物をつくっていくということがないよう,あくまでも適地と適正配置を重視することが肝要と考えます。 用地の選定についてはどのような基準で行われるのか,明らかにしてください。 次に,昨年の児童福祉法改正について何点か伺います。まず,認可外児童福祉施設に対する監督の強化等についてでありますが,保育所と 同様の施設,それ以外の児童福祉施設と同様の施設などの届出や運営状況の報告について義務づけられましたが,政令指定都市の対応を伺います。 同じく,保育士資格の法制化と名称独占に関連して,自治体への登録をしないと名称を名乗れないことになりましたが,その経過期間も2年から 3年であります。同様に,政令指定都市の対応について伺います。また,法律の改正により「保育士とは、登録を受け、保育士の名称を用いて、 専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいうものとすること。」との 明確な定義づけと同時に,信用の失墜行為,秘密漏えい,保育士の名称及びその紛らわしい保母,保父,保育士等の名称の使用等についての懲役も 含めた罰則が設けられました。これらについて公立,民間あわせて現任職員の教育について伺います。 <中略> 以上で私の質問を終わりますが,御答弁によっては再質問をいたします。以上です。(拍手) ○議長(小泉昭男) 健康福祉局長。 〔健康福祉局長 石野 厚登壇〕 ◎健康福祉局長(石野厚) 健康福祉局関係の御質問にお答え申し上げます。 初めに,保育事業における民間の役割についての御質問でございますが,保育所の役割が,従来の児童の福祉の向上を図るという目的に加え, 就労支援,子育て支援へとその役割を広げてきております。また,増大する保育ニーズにこたえるとともに,待機児童の早期解消を目指し, 迅速で柔軟な保育所の運営体制の構築が求められてきております。そのため,国におきましては,待機児童ゼロ作戦の中で民間活力の活用を 計画推進の柱の一つとして掲げ,保育事業における規制緩和を進めております。本市におきましても,このたび策定いたしました川崎市保育 基本計画の中で,保育所の整備及び運営につきましては,民間活力の活用を図ることを事業推進の基本的な考え方の一つとして位置づけております。 具体的には,新たに設置する保育所は民間運営を基本とすること,また,19時以降の延長保育や休日保育など多様な保育サービスを行う駅周辺型 保育所は民間運営を基本とし,既存の公立保育所で駅周辺型保育所と位置づけたものにつきましては,民営化を図ることとしてまいりたいと存じます。 次に,子育て支援についての御質問でございますが,まず,新設3保育所の入所定員と年齢別人数でございますが,まず,みぞのくち保育園は定員120人で, ゼロ歳12人,1歳,2歳,3歳はそれぞれ20人,4歳以上は48人でございます。また,総職員数は25人で,職種別では,施設長1人,保育士等21人, 調理員等3人でございます。次に,宮前区内の仮称「こどものいえもも保育園」は定員150人で,ゼロ歳21人,1歳24人,2歳及び3歳は各25人, 4歳以上は55人でございます。また,総職員数は28人で,職種別では,施設長1人,保育士等24人,調理員等3人でございます。 次に,多摩区内の仮称星の子愛児園保育園は定員150人で,ゼロ歳18人,1歳22人,2歳24人,3歳27人,4歳以上59人でございます。 また,総職員数は28人で,職種別では,「こどものいえもも保育園」と同様でございます。 次に,資格免許を必要とする職員の採用方法についてでございますが,川崎市の職員採用では,保育士,栄養士につきましては人事委員会が 実施する職員採用選考による方法で,看護師につきましては人事委員会から委任を受けて任命権者が実施する採用選考による方法がとられております。 一方,民間保育園の職員採用は,市内の民間保育園が加入している財団法人川崎市保育会が統一試験を実施し,合格者名簿から各施設が採用を しておりまして,公立,民間とも同じような仕組みで行っているところでございます。 次に,公,民の職員採用システムの基本的考え方についてでございますが,公立,民間ともに現在行われておりますように広く公募を行い, 公正な選考により職務に必要な能力を有する人材を採用することが基本と考えております。 次に,用地選定の基準についてでございますが,今後の保育需要の動向や現在の待機の状況などを見きわめ,地域のバランスも考慮し,整備を 進めてまいりたいと考えております。 次に,認可外児童福祉施設に対する監督の強化等についてでございますが,認可外保育施設及びその他の認可外児童福祉施設に対する指導監督等は, 県,政令指定都市,中核市が実施することになっております。現時点では,国から詳細について示されてはおりませんが,法の施行が本年10月ごろと 聞き及んでおりますので,詳細が明らかになり次第,広報に努め,準備を進めてまいりたいと存じます。 次に,保育士資格の法制化と名称独占についてでございますが,法制化に伴う登録業務は都道府県業務となっておりますが,本市においても, 周知や登録について神奈川県と緊密な連携を図りながら進めてまいりたいと存じます。 次に,現任職員への教育についてでございますが,現在,認可保育所及び認可外保育施設に従事する職員を対象として,保育内容,健康管理, 栄養管理等に加え,保育行政を取り巻く現状等に関する研修を実施しております。平成14年度におきましても,御指摘の法改正点についての周知を 徹底するとともに,保育に関する相談や助言を行うために必要な知識や技術を習得するよう,さらに研修内容の充実に努め,保育士の資質向上を 図ってまいりたいと存じます。 ○議長(小泉昭男) 坂本議員に申し上げます。ここで休憩をお諮りいたしたいと思いますので,御了承願います。 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小泉昭男) 御異議ないものと認めます。暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。 午前11時58分休憩 −−−−−−−−−*****−−−−−−−−− 午後1時2分再開 〔局長「ただいまの出席議員副議長とも60名」と報告〕 ○副議長(菅原敬子) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き,自民党の代表質問を行います。それでは発言を願います。坂本議員。 ◆48番(坂本茂) それでは,午前中それぞれ答弁をいただきましたので,再質問をさせていただきますが,その前に何点か意見,要望等を申し上げたいと思います。 <中略> ○副議長(菅原敬子) 坂本議員。 ◆48番(坂本茂) あとは委員会に譲りまして質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(菅原敬子) 55番,近藤正美議員。 〔近藤正美登壇,拍手〕 ◆55番(近藤正美) 私は,民主・市民連合川崎市議会議員団を代表して,平成14年第1回定例会に提案されました市長の施政方針, 議案及び市政一般について質問をいたします。 <中略> 次に,川崎市保育基本計画について,市長に伺います。1点目は,保育所待機児童の解消についてであります。この課題は市政の最優先課題であり, 早期の対応が必要でありますが,どのように認識されているのか,基本的考え方を伺います。次に,1,000人の受入枠拡大を目指し,施設整備を図る としていますが,平成18年4月には達成するとのことから,整備期間は平成17年度までの4カ年と理解してよいのか伺います。 次に,890人は認可保育所での受け入れとしていますが,新設保育所数,増改築保育所数を明らかにしてください。次に,新設される認可保育所は 民間運営となると思いますが,社会福祉法人によるものと理解してよいのか伺います。次に,保育施設整備に当たっては,各年次ごとの目標達成数値を 明確にした整備計画を策定すべきと思いますが,考え方と対応を伺います。計画策定にあっては,早期の待機児童解消を目指し,前期に高い数値を 設定した前倒し的整備が強く望まれますが,あわせて考え方と対応を伺います。次に,平成14年4月及び平成15年4月時点での待機児童数の予測に ついても伺っておきます。 2点目は,保育サービスの充実についてであります。駅周辺型保育所の定義の一つは,駅から約500メートル,徒歩で10分以内とのことですが, こうした条件を満たす認可保育所は,公立,民間,それぞれ何カ所なのか。整備目標を17カ所とする理由と,公立,民間別の箇所数の内訳について伺います。 次に,駅周辺型保育所は19時以降の延長保育や一時保育,休日保育などの多機能型保育所として整備されますが,それだけに地域的にもバランスの よい整備が必要と思いますが,伺います。 3点目は,既設の公立保育所の民営化についてであります。民営化される保育所は,駅周辺型保育所と位置づけられるとのことですが,多機能型 保育所としての整備をしてからの民営化なのか,民営化後の多機能型の整備となるのか伺います。 次に,既設の公立保育所を民営化する理由がこれまでの委員会審議において明確に示されておりません。明確にお答えください。 公立保育所にあっても必要に応じ多機能型に対応すべきであり,こうした改善を図り,質の高い保育サービスを提供すべきと思いますが, そうだとすればストレートの民営化ではなく,公立ではできないのかどうか議論をしてから判断すべきと思いますが,この点についても見解を伺います。 4点目に,川崎市保育基本計画の市民説明会が3月13日から開始されますが,それらを含め,市民意見の反映をどのように図るのか伺います。 場合によっては見直しも考えるべきと思いますが,見直しに対する考え方と対応を伺います。 <中略> 次に,わくわくプラザについて伺います。青少年プランによる小学校施設を活用してのわくわくプラザを平成15年度より全小学校114校で 実施するとして,来年度にそのプラザ室の整備を行うために6億9,000万円余の画期的な予算が提案されています。わくわくプラザは, 保護者がともに働いている子どもを対象として行ってきた留守家庭児事業を変えて,すべての小学生を対象に行うもので,現在は約4,000人の 子どもが放課後,ホールで過ごしています。 1,この大きな事業転換に当たっては,子どもやその保護者の理解を得,不安や危惧している要件の解消に向けて努力する必要があると考えます。 そのことが平成14年度の施設整備へも反映されるよう,またソフト面での解消が図られるよう取り組むべきと思いますが,その方策について伺います。 2,この事業が提示されたときに,まずモデルとして7区で実施し,その検証に立って次の事業の推進を図るとの観点から,モデル実施がなされました。 この7モデルプラザの検証はされたのか。いつ,どこで検証し,その結果についてどうとらえているのか。 市民,特に児童や保護者の声の反映は図られたのか伺います。結果の報告はより広く示され,次の事業推進に資すべきと思いますが,伺います。 3,平成15年度わくわくプラザの全校一斉スタートとは,留守家庭児事業を全廃することであり,そこで働いてきた全指導員が 職場を失うことであります。指導員の雇用確保と身分の保障についての考え方と見通しについて伺います。働く人たちの合意も大切と思います。 わくわくプラザへのスムーズな移行に,このことは大きく影響するものと考えますので,伺います。 4,わくわくプラザの指導体制はモデル実施レベルで今後も続けられるのか,伺います。 5,施設整備と事業運営に当たっては,国の補助も必要でありますが,わくわくプラザ事業は国の放課後児童健全育成事業の国庫補助対象と なり得るのか,その見解と他都市の状況を含め伺います。6,わくわくプラザ全小学校スタートまでの間に,こども文化センターのあり方, アスクル事業,学校における遊びの広場事業の課題について,関係局との検討を積極的に進め,整理,廃止,新事業に整理することについての見解を伺います。 <中略> 以上で私の質問は終わりますが,質問のお答えによっては再質問をさせていただきます。以上で終わります。(拍手) ○副議長(菅原敬子) 市長。 〔市長 阿部孝夫登壇〕 ◎市長(阿部孝夫) それでは,私から,ただいまの民主・市民連合を代表されました近藤議員の御質問にお答え申し上げます。 <中略> 次に,川崎市保育基本計画についてのお尋ねでございますが,まず待機児童の解消についてでございます。 このたび,平成14年度から23年度までの今後10年間における本市の子育て支援施策推進の考え方をまとめた,川崎市保育基本計画を お示しいたしましたが,この中におきまして,保育所における待機児童の解消を最重点課題として位置づけをいたしました。 これに基づき,今後4年間で待機児童を解消してまいりたいと考えております。次に,保育所の整備計画についてでございますが, 具体的な整備に当たっては,今後の保育需要の動向や現在の待機の状況などを見きわめながら,必要な地域に整備をしていくことが 重要でありますので,複数の整備候補地を挙げて調整を進めているところでございます。なお,候補地それぞれにさまざまな課題が ありますので,それらの課題の調整を進め,計画期間内の早い時期での整備に向けて努力をしてまいりたいと存じます。 次に,駅周辺型保育所と位置づけました既存公立保育所の民営化についてでございますが,保育所の役割が従来の児童の福祉向上を 図るという目的に加えて,就労支援,子育て支援へと,その役割を広げてきております。また,増大する保育ニーズにこたえるとともに, 待機児童の早期解消を目指し,迅速で柔軟な保育所の運営体制の構築が求められております。このような考え方のもとに,既存の公立 保育所の運営につきましても,児童福祉審議会からいただいております意見具申や,国の民間活力を活用して保育所の整備を図ると いう考え方を踏まえ,条件にかなった保育所について,民営化を図ることとしたものでございます。 ○副議長(菅原敬子) 近藤議員に申し上げます。ここで休憩をお諮りしたいと思いますので,御了承願います。 お諮りいたします。暫時休憩いたしたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(菅原敬子) 御異議ないものと認めます。およそ30分休憩いたします。 午後3時5分休憩 −−−−−−−−−*****−−−−−−−−− 午後3時36分再開 〔局長「ただいまの出席議員議長とも58名」と報告〕 ○議長(小泉昭男) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き,近藤議員の代表質問に対する答弁を願います。 ○議長(小泉昭男) 市民局長。 〔市民局長 井弘勝登壇〕 ◎市民局長(井弘勝) 市民局関係の御質問にお答え申し上げます。 <中略> 次に,わくわくプラザについての御質問でございますが,モデル校において留守家庭要件のあるお子さんも多数 わくわくプラザに参加しており,保護者の方々に安心して御利用いただいております。現在,留守家庭児施設を御利用している方が 不安や危惧を抱いているかとも思われますので,今後もわくわくプラザの運営内容の周知に努め,保護者の方々の御理解を得るように 努力してまいります。なお,平成14年度の施設整備につきましては,川崎市青少年プランにおきましてお示しいたしましたとおり, わくわくプラザの全校開設及び留守家庭児事業の統合を進めるものでございますが,留守家庭児事業の継承に配慮し,より一層安心して 御利用できるよう努力してまいります。 次に,検証につきましては,小学校における児童の健全育成事業検討委員会が中心となりまして,各わくわくプラザにおける子ども たちの声を初め,モデル校の保護者を対象に行ったアンケート調査結果や,懇談会での保護者や地域の方々の御意見,さらには学校関係者, スタッフなどの意見を集約し,検証を行ってまいりました。平成14年度までをモデル実施期間としておりますので,この検証は中間的な まとめとなりますが,事業目的や安全面,運営内容等での評価を得ておりますので,広く市民の皆様にお示ししてまいりたいと考えております。 次に,留守家庭児施設指導員の今後の処遇につきましては,今までの経験を尊重し,雇用の確保や身分の保障について,働く方々の御理解を 得られるよう十分に検討してまいります。次に,本格実施における指導体制につきましては,モデル実施での指導体制を継承しながら, より充実した方向で検討してまいりたいと存じます。 次に,国庫補助につきましては,全児童を対象とした放課後児童健全育成事業の国庫補助を受けている都市もございますので, 本市におきましても,今後厚生労働省との協議を積極的に進めてまいります。 次に,今後のこども文化センターのあり方などにつきましては,川崎市青少年プランでお示しいたしましたとおり,関係する局との 連携を図り,民間活力の導入による運営方法の見直しを初め,改善の必要な事業につきましては積極的に検討を進めてまいります。 ○議長(小泉昭男) 健康福祉局長。 〔健康福祉局長 石野 厚登壇〕 ◎健康福祉局長(石野厚) 健康福祉局関係の御質問にお答え申し上げます。 <中略> 次に,川崎市保育基本計画についての御質問でございます。まず,保育所の整備期間でございますが,平成14年度から平成17年度の 4年間で認可保育所の整備を行い,平成18年度には待機児童の解消を図ってまいりたいと考えております。 次に,認可保育所の整備予定施設数でございますが,現時点におきまして,整備候補として検討を進めております用地面積などを 考えますと,新設が6カ所,増改築が6カ所程度となるものと考えております。 次に,新たに設置する保育所の運営についてでございますが,社会福祉法人を基本に考えておりますが,例えば企業などの事業主体が 自己の責任で用地や施設を用意するなど当該主体が主導で,かつ待機児童が多く,また利便性がよいことにより,将来においても保育所の 利用要望が多いと見込まれる地域において計画する保育所で,本市としてもこの地域における認可保育所の整備の必要性が高いと判断できる ものにつきましては,これを認可していくことも必要であると考えております。 次に,待機児童数の予測でございますが,平成14年4月におきましては,認可保育所において約1万1,085人,認可外保育施設で約415人の 受け入れを予定しており,合計で約1万1,500人の対応ができるものと考えておりますので,待機児童は520人程度,また平成15年4月に おきましては,認可保育所において約1万1,200人,認可外保育施設で約430人の受け入れを予定しており,合計で約1万1,630人の対応が できるものと考えておりますので,待機児童は490人程度となるものと予測しております。 次に,駅周辺型保育所についてでございますが,この保育所は駅から約500メートル,徒歩で10分程度に位置するということを一つの条件 としておりまして,公立25カ所,民間8カ所の計33カ所がこれに当たります。このうち17カ所を駅周辺型保育所とした理由についてで ございますが,他の条件として保育事業基礎調査における利用者の多い駅を中心に,地域にバランスよく配置するということ,また19時以降の 延長保育や休日保育につきましては,拠点的にサービスを提供することが効果的であるという考え方に基づき,検討し,位置づけたものでございます。 なお,17カ所の内訳は,公立が8カ所,民間が9カ所でございます。 次に,公立保育所の民営化についてでございますが,事前に多機能型保育所として必要な整備を行い,民営化してまいりたいと考えております。 次に,保育基本計画の市民への説明についてでございますが,この計画は庁内に検討プロジェクト会議を設置し,市民要望を初め 川崎市児童福祉審議会の意見具申など幅広い意見を拝聴し,また,国の保育行政の動向などを踏まえ,長期にわたり検討を進め策定 してまいりました。3月13日以降に予定をしております説明会の場でいただきました御意見や御要望は,具体的な事業を計画する中で, 反映できるものにつきましては検討してまいりたいと考えております。また,この計画は10年間と長期にわたる計画でございますので, その間,社会情勢の変化などで保育ニーズが変化することも考えられます。こうした場合には計画の見直しを図りたいと考えております。 −−−−−−−−−*****−−−−−−−−− ○議長(小泉昭男) ここで会議時間の延長を諮らせていただきます。 お諮りいたします。本日の会議時間は,議事の都合により,これを延長いたしたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小泉昭男) 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定をいたしました。 −−−−−−−−−*****−−−−−−−−− ○議長(小泉昭男) それでは,発言を願います。近藤議員。 ◆55番(近藤正美) それでは,私の先ほどの質問に対して,それぞれ御答弁をいただきましたけれども, 何点か再度にわたって質問させていただきたいと思います。 <中略> 次に市長に,川崎市保育基本計画について幾つかお伺いいたします。1点目は,待機児童解消についてであります。 前市長は2ないし3年で解消を表明しましたが,今回の計画は4年での解消となっています。施策の継続性を持ち出すまでもなく, 早期解消は重要課題であります。保育所の早期整備が必要です。そのためには年次計画となる保育所整備計画が不可欠ですが, お答えがありません。どんな問題にも不確定要素があり,さまざまな調整が必要となってきますが,そのことが整備計画を策定 しない理由にはなりません。保育所整備計画を策定することについての考え方と対応を再度お伺いします。 2点目は,新設される認可保育所の運営についてであります。自己責任で用地や施設を用意するなどの条件を満たす場合は企業の 参入も認めるとの答弁ですが,最も大きな課題は,保育内容の質をいかに確保できるかであります。物理的諸条件ばかりではなく, 質の確保こそ必要ですが,見解を伺います。 3点目,既存公立保育所の民営化についてでありますが,答弁では,増大する保育ニーズにこたえるとともに,待機児童の早期解消を目指し, 迅速で柔軟な保育所の運営体制の構築が求められていることが民営化を図る最大の理由となっています。しかし,こうしたことが 求められているのは,公立保育所も同様であります。確かに運営の迅速性,柔軟性において,民間保育所の特徴があります。 公立においても,そうした運営が今後さらに取り入れられるべきであります。民営化ありきではなく,公立保育所の質の高い 保育内容を維持しつつ,運営面での改善を図り,多機能型保育を公立保育でできないのかどうか,議論し,判断すべきであります。 再度市長に見解を伺います。 <中略> 次に市民局長に,わくわくプラザに関して伺います。1点目は,わくわくプラザ事業自体はおおむね高い評価を受けている ようでありますが,課題は,わくわくプラザ事業と留守家庭児事業の統合にあります。そして,統合に当たっては,留守家庭児事業の 機能がわくわくプラザに継承されるのか否かがポイントとなっています。この点において留守家庭児事業,学童保育にかかわる保護者を 初め市民などから,不安と危惧が表明されています。機能の継承については,施設設備,人的配置,運営のあり方などを中心に特別に 注意深い検証が必要と思います。また,従来は小学校における児童の健全育成事業検討委員会など行政内部の検証でしたが, 新年度においては,子ども会などの地域の市民団体を初め幅広い市民各層における検証組織を各モデル校ごとに,立ち上げるべきと 思いますが,見解と対応を伺います。 2点目に,全児童を対象とした放課後児童健全育成事業国庫補助を受けられるように,今後厚生労働省と協議するとのことで ありますが,国からは9項目から成る対象要件が示されています。その中に2教室分の専用室の確保があり,他の要件は実現可能と 思いますが,2教室分が可能なのか危惧されています。しかし,国基準を満たし,国庫補助対象事業となることは,子どもたちの 環境がよくなることでありますから,要件を満たすようにすべきと思いますが,考え方と対応を伺います。 また,現状では何校ぐらいが対象となるのかも伺っておきます。3点目に,留守家庭児施設の中に管理運営主体が川崎市ではない 委託施設が21あります。こうした民間委託施設にどのように対処されるのか,今後のあり方について考え方と対応について伺います。 ○議長(小泉昭男) 市長。 ◎市長(阿部孝夫) ただいまの再質問にお答えいたします。 <中略> 次に,川崎市保育基本計画についてのお尋ねでございます。まず,保育所の具体的な整備計画でございますが,この計画では 平成14年度から御指摘のように4年間で,890人の定員の拡大を目標としております。平成14年度は麻生区内に1カ所を整備し, また平成15年度から平成17年度までの3カ年で新設5カ所,増改築6カ所程度を整備することにより対応してまいりたいと存じます。 次に,保育サービスの質の確保でございますが,保育所は利用者にとって安心と信頼が大切でありまして,特に企業などの事業主体に よる保育所の認可に当たりましては,利用者の立場に立って,良質かつ適切な保育サービスが安定して提供されることが大変重要である と考えております。したがいまして,第三者評価システムやISO9000などの導入による保育サービスの質の確保について, 検討してまいりたいと考えております。 次に,公立保育所の民営化についてでございますが,民営化を進めていく保育所は駅周辺型保育所と位置づけた保育所でございまして, この保育所におきましては,19時以降の延長保育や休日保育事業など,従来のサービスを超えた,あるいは新たな事業の実施を予定して おります。そのため,その運営に当たっては,保育の質の低下を来さないこと,迅速かつ柔軟な対応ができること,そして市職員の増員を 来さないこと,保育所運営費の増大の抑制,こういったことが図られることなどを総合的に検討し,計画期間内に整備できる民間に お願いをしてまいりたいと存じます。 ○議長(小泉昭男) 市民局長。 ◎市民局長(井弘勝) <中略> 次に,わくわくプラザについての御質問でございますが,留守家庭児事業の統合につきましては,その機能の継承について, 子どもたちを初め保護者や地域関係団体の方々など,多くの方々の御意見を取りまとめ検証を重ねてまいりました。 また,モデル校の開設当初から,留守家庭児要件のあるお子さんも安心して御利用できるように取り組んできております。 今後も平成15年度の本格実施に向けて,モデル校ごとに懇談の場を設けるなどして,保護者や青少年関係団体の方々などの御理解をいただき, ともによりよいわくわくプラザとするための検証を引き続き行ってまいります。 次に,国庫補助につきましては,すべての小学校で2教室分の専用スペースを確保することは困難でございますが, 校庭や体育館,その他利用可能な施設をできる限り活用してまいりたいと存じます。なお,開設後の運営費国庫補助の協議の対象となる 小学校は60校程度になると思われます。 次に,委託留守家庭児施設につきましては,今日まで児童の健全育成に御尽力をいただき,感謝しているところでございます。 統合についての御説明につきましては,青少年プランの策定時や平成13年度に向けた予算説明の中で行ってきたところでございます。 今後につきましては,委託留守家庭児施設を含め,留守家庭児事業,わくわくプラザ事業にすべて統合することを今年度末までに改めて 御説明させていただき,御理解を得てまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(小泉昭男) 近藤議員。 ◆55番(近藤正美) 市長に期待をしておきたいと思います。あとは委員会に譲りまして,私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 −−−−−−−−−*****−−−−−−−−− ○議長(小泉昭男) お諮りいたします。本日は,この程度にとどめ延会することとし,次回の本会議は明日5日の午前10時より再開し,本日に引き続き代表質問を行いたいと思いますが,御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小泉昭男) 御異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。 −−−−−−−−−*****−−−−−−−−− ○議長(小泉昭男) 本日は,これをもちまして延会いたします。 午後5時35分延会